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『鹿児島県の歴史入門』単行本(ソフトカバー) – 2020/11/10

2021年04月21日 | 本と雑誌

鹿児島県の歴史入門 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/11/10
麓 純雄 (著)


amazon 内容(「BOOK」データベースより)

鹿児島に人が住み始めたのはいつ?大隅半島に大規模古墳が多いのはなぜ?隼人の反乱を抑えたのは、歌人・大伴旅人?島津氏はいつ、どこからきたの?琉球出兵の水先案内をした七島衆って?「日本警察の父」は西郷軍の敵?奄美が米軍統治されてたって知ってる?元・小学校の校長先生がやさしく手ほどき。知っておきたい鹿児島県の基礎知識。

登録情報
出版社 : 南方新社; 第1版 (2020/11/10)
発売日 : 2020/11/10

「入門」とはいっても、内容は幅広く、記述スタイルも凝縮された表現で、そう簡単には読めなかった。初耳な箇所もいくつかあって、なかなか新鮮だ。写真豊富で行間が広いこともあって親しみやすい。

 

奄美の歴史入門 単行本(ソフトカバー) – 2011/1/15
麓 純雄 (著)
5つ星のうち4.5    7個の評価

そんな中、最後に近いp197  26「鹿児島ぶり」と「薩摩見聞記」がやわらかく、面白い。ふたつとも、よそから来た人の見た、鹿児島の様子や、風土や歴史に根差す鹿児島人の特徴を長所短所両面から記述した本だが、これがまことに的を射た指摘で面白い。いろいろな本にも引用されているようだが、けっこうな幅の引用で、本文に彩を与えている感がする。

まるで、島と、島人にかんする指摘に思えてきたから不思議だ。(昔は鹿児島対してはコンプレックとうらみが先立ち、両者は対照的にとらえていたのだが、こうしてみると親近感さえわいてくるW)

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鹿児島風流(ぶり). かこしまふり(鹿児島ぶり)

講釈師伊東凌舎の薩摩見聞記。天保6年(1835)、国許くにもとに帰る鹿児島藩主島津斉興一行に加わって鹿児島に。全1冊

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「薩摩見聞記」本富安四郎

本富安四郎(1865-1912)長岡藩士本富寛居の3男。明治22年東京英語学校を卒業すると、鹿児島県の尋常小学校教員として赴任。

ネットで検索して「中見」できます