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映画『大河への道』2022年5月20日公開

2023年11月24日 | 映画

映画『大河への道』本予告 2022年5月20日(金) 全国公開

『大河への道』
2022年5月20日公開
監督 中西健二
脚本 森下佳子
主演:中井貴一
原作:立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語 -大河への道-』

wiki千葉県香取市役所の総務課主任を務める池本は、観光課のプレゼンテーションにて発言を求められ、思わず郷里の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの誘致を提案するwiki話。

伊能図完成前に伊能忠敬は死んでいた、というのがみそか。タイトルにも配役にも伊能忠敬は出てこない。

物語は現代から江戸時代、さらに現代へと展開する。現代の場面を演じた主な役者が江戸時代の場面でも登場する。
コメディとも、時代劇とも言えるし、どちらかに割り切ることもあれだが、どちらともいえると考えれば傑作となるのかも知れない。興行収入は5億1700万円だという。
草刈正雄(役 千葉県知事 11代将軍徳川家斉)の登場が重々しく、感動を一点にしぼっている。

netで『大河への道』を見た数日後に偶然
NHKBSPで「ザ・プロファイラー 夢と野望の人生」 初回放送日: 2023年11月16日
の再放送を見た。

伊能忠敬は知名度は抜群だが、「地図」以外の、その生い立ちや業績の詳細についてはあまり知らない。
大河の主公に取り上げられないのは、伊能の身分が武士ではなく町人(商人・天文学者・地理学者・測量家)だったからだろうか。
シーボルト事件のからみでいくつかドラマを見たり、小説を読んだ記憶もある。

井上ひさしの小説『四千万歩の男』が原作の、2001年NHK総合テレビ正月時代劇で『四千万歩の男・伊能忠敬』などもある。

50歳位で隠居して江戸にでて天文学を20歳ほど年下の高橋至時(よしとき その子高橋景保を演じるのが中井貴一)に弟子入りしている。
足掛け17年かけにおよぶ測量には途中から幕府の支援があり,測量隊は人数も大幅に増え「御用」のちょうちんも付く。
忠敬には10人扶持も支給されるようになる。

この際、伊能や元からの弟子たちと幕府役人の間の確執なども現代に引き写してみると面白いテーマになると思う。