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『民主主義が一度もなかった国・日本 』 (新書)

2010年03月17日 | 本と雑誌

100317bookmiyadai 民主主義が一度もなかった国・日本 (幻冬舎新書) 

宮台 真司 (著), 福山 哲郎 (著)

google

2009 12/10 第2刷

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
じつは豊かな時代に民主主義は不要だった。日本の政治家は密室談合して地元に利益誘導すればよいだけだったからだ。しかし経済が収縮する時代は、民主主義が機能しないと、それはそのまま国土と人心の荒廃に直結する。そうして今回の政権交代が起こった。多くの国民は気づいていないがこれは革命だったのだ。だが、まだ油断は禁物だ―。日本を代表する危険な社会学者とマニフェスト起草に深く関わった民主党の頭脳が、この革命の中身と正体について徹底討論した。

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この本も、「あんたの話はむづかしいんだよ」と、深夜の討論番組かなんかで誰かに言われそうな内容だが、頭の体操になり刺激的だった。外交問題を中心に議論は今日的で多岐にわたるが、難解そうにみえる議論の鍵になる概念は日常の平易な単語や文章でトリックにかかったように納得してしまう。本当に政権交代は革命だったのではないか、と思えてくる。

以前読んだ、『日本の難点』 (幻冬舎新書): 宮台 真司:にも通じる点だ。飛ばし読みでは意味がつかみづらい。

地方の自民党に引きうつして考えてもよくわかるような気がするのだが、はて現実は?

アマゾンによると、この本と、よく一緒に購入されている商品 が『日本辺境論』 (新潮新書)  内田 樹なのはナゼだろうが興味深い。沖縄だろうか?

沖縄といえば、本書でも、『日本の難点』でも言及されている、著者が出演するインターネット放送局「マル激トーク・オン・ディマンド」googleは時々見ている。よく沖縄が取り上げられている。(そのとき奄美はすっぽり見落とされている)放送局としては黒字だそうだ。人気(批判も含めて)があるということだろう。


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