昨日、19年度の金陽会総会に参加した。
金陽会というのは、高等学校の同窓会の名称である。
旧制中学、女学校、高等学校の卒業生で構成されている。
1部総会の後、2部懇親会と会食は、大体世代を同じくするグループのテーブルがセッティングされていて、話が弾んだ。
3部記念講演は、マリンバ奏者の松本真理子氏の「マリンバの向こうに愛が見える」という演題で、演奏とトークがあった。
体全体のエネルギーが2本の、あるときは4本のばちでマリンバを打ち鳴らし奏でる音楽の世界にすっかり魅了された。
「アメリカンパトロール」の曲に始まり、無伴奏の「コンドルが飛んでいく」の染み入るような演奏。がらっと変わって、ブギのバージョンで「クマン蜂のひこう」は、ノリノリ気分で楽しく、心が浮き立つ。
トークで心に残ったのは、「5つのS」をモットーとして生きていること。
☆1 スマート 美しく輝く圧倒的な存在感のある大人
☆2 スリムをキープ 体重コントロール
☆3 スピーディーに頭の回転を早くする、パワー全開に、話し言葉の語尾をはっきり
☆4 セルフコントロール 心と体をコントロールする
☆5 シンプル 無駄のない生き方 気持ちをハイに、テンションを上げて
人は一人では生きていけない。人から多くのものを頂いて生きている。
「金持ちより、人持ち」である生き方。
社会のお母さんとして、社会の中での子育て部分を、マリンバを通して貫いていらっしゃる弟子育ても語られた。
人間が持っている三つの「たい」、褒められたい、認められたい、お役に立ちたい、の「たい」は、マリンバでの子育てとして、子供たちと関わっていらっしゃることなど、心に残ったトークであった。
トークの間に歌を歌い、さらに演奏が続いた。
体全体で訴えるような「ウエストサイド物語」とさらに、凄い迫力の「剣の舞」は、マリンバ、トランペット、ピアノ、打楽器と・・・。
止まないアンコールの拍手に応えて、真理子氏の歌と一緒に会場全体が「ふるさと」の歌声に溢れた。