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吉野集落の傍の藤棚は、いい木陰を作っている。
長い藤の実が沢山ぶら下がっている。
花の季節には綺麗な花が見られたことだろう。

外壁は全て木材を使っていることも、さすが木に恵まれた山間の民家の特徴だ。
入ってすぐ左に別棟にツシニ階の建物があり、階下に物置などが造られている。
一段上が母屋になっているのも、山の傾斜地をうまく利用したものであろう。
屋根は杉皮で葺いてあり、谷から吹き上げる強い風に耐えるように置石をしているのも、山間の民家の造りの知恵と工夫だと感じた。

やはり吉野の豊かな山の恵みをを材料としていることが窺える。
外壁は木材部分もあるが、主に杉皮を使っている。
神官の家であったらしいが、かなり大きい吉野建てで、離れへの渡り廊下がある立派な造りは、鄙びた山の宿を連想するようだ。

