昨日「薬師寺の梅」を観ながら、「戻りの冬」に「さよなら」を言っただけなのに、冬将軍はまだ未練がここかしこにあったらしく、当地も、朝起きて外を見たら「あらっ!まっしろけ」雪降りの夜は静かだというけれど、全く静かに周りを冬将軍の白いマントで包んでしまっている。
山の白い斑なのは、市内の山間地区で、その向こうの雪の幕に隠されているのは、市内西吉野町なのだ。
用があって西吉野町へ行く予定だったのが、また延びてしまった。狭い雪の山道を登っていく勇気が歳とともにだんだん臆病になっていくが、無理をしないというのも賢い選択だと、もし怪我でもしたらと・・・・。
天気予報で「空が暗くなったら今日は雨でなく雪が降るでしょう。」と報じていた。こんな空なのだろう。吉野方面の山々は全く見えないので、雪が予報どおり降っているのだろう。
山際にどんどん雪雲が流れ込んでいるのだけれど、真上を見上げると青空が見え白い雲がぽっかり浮かんでもいる。
思いがけず友人からメールがあり、「どこかでお茶を~~~。」と思っていたのだが、寒さと雪で出かけるのも億劫なので、我が家へ来ておしゃべりをしてもいいかな、とのこと。
午後に予定が入っていたのだが、そちらは失礼して久しぶりの友人との語り合いの時間を持った。美味しいケーキのおもたせを一緒に頂きながら、夕方近くまで先行きのことなど同じ世代の持つ不安や健康のことなど、話しているうちに、解決する問題ではないのだが、重いものが半分になったような気持ちになった。こうして話すことはストレスを溜めないのだとつくづくおたがいに1日良い日を持ったことを喜び合った。
明日からは本当に冬将軍が遠のくようだ。
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