カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

朝霧の幕が開くと

2011年11月16日 | ★ 日々の呟き
少し前の朝のことだった。
天気予報はお日様マークだったのに、なんだか部屋の中が暗い朝だった。
雨戸を開けると、濃霧で視界が10mくらいだろうか。
こんな日はいいお天気が期待できるが、洗濯物を干す時間が気にかかかる。
今干したらたとえ軒の下であっても、水分をよけいに含んでしまう。



朝の仕事の段取りを変えて、台所の片付けや掃除を済ませたことやっと霧が晴れた。
川向こうの西吉野町の山峡に霧の名残がたなびいていて、静かな美しさ見える。




直ぐ裏の田圃は、今年も放置田で、雑草さえ刈っていない。
働き手を無くした農家の田は、夏の間むさくるしい状態だったが、今は枯れ草色に落ち着いている。
セイタカアワダチソウが、蔓延しなくてよかった。
他の草は枯れてもこの花だけが黄色く存在を主張しているようだ。



太陽が雲の間から顔を覗かせると、放置田のエノコログサの穂花が、きらきらと光って綺麗だ。

手入れされないままになってしまった田圃にも、こんないいところがあると認めてやらないと気の毒なような気がする。
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取水場便り ごろごろ水

2011年11月15日 | ☆ ふるさと・大和

この日からもう10日経ってしまった。
龍泉寺と資料館をUPしたが、その続きが途切れてしまった。
取水場にある一本の楓が、真っ赤に色づいていたが、きっともうみんな落ちてしまっているだろうと思う。
我が家から大台大峯の山々の冠雪を見ることができる日も近いことだろうと、久しぶりにゆっくりした時間を過ごせた日に、PCの画像の整理をした。



これは隣の蛇口で取水していた人の車の中である。
軽自動車の座席部分を取り払って、運転席と助手席だけにして、後部はこのようにタンクでいっぱいである。
これで、4軒分のお水だとのことだったが、まぁみごとにびっしりと積んだものである。
最もタンクの大きさは10Lだから、運ぶのもコンパクトで楽そうだ。
私のは16Lだから積むのも、下ろすのも、運ぶのも重くて大変だ。
来年からは10Lの容器に変えようかと思っている。



取水場の裏の山上川を隔てた向こうの山の紅葉である。
山裾は常緑樹なので緑だが、山頂付近だけ落葉樹で、毛糸で編んだ帽子を頭に載せているように可愛い紅葉である。
今年中にもう一度雪さえ積もらなかったら、ごろごろ水汲みに行っておきたいものである。
 12171歩
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柿の美きんとん

2011年11月14日 | ☆季節

『「柿の実」ではなく「柿の美」きんとん』という和菓子を頂いた。
中に添えられていた栞には次のようなことが記されていて、「柿の美」の由来に納得した。

 

『めぐり来る木曽路の四季 待ちわびる秋の香り 枝もたわわに実った栗は 旬の味わいを感じさせます
創業以来造り伝えられた 栗きんとんを 干し柿で包み おいしさの美しさをそえたその姿 中津川でなければ 味わえない 郷土の恵みを ご賞味ください』

左の画像は確かに干し柿そのものである。
ことに昔から「柿は大和の吊るし柿」と言われるほどこの地方の山間部の農家では、冬になる前に干し柿の暖簾のように、軒や、干し場に吊るし柿を干す様子は、晩秋から冬の風物詩的な農家の佇まいだったほどである。

右の画像のように切って、お茶と一緒にいただいた時、この和菓子一つ一つにどれだけの手間ひまを掛け、季節の美味しさを凝縮させているのが感動の味覚として、五感に広がった。

 

柿の美きんとんを包んでいるのは、紅葉した柿の葉である。
期間限定の和菓子であることが、書き添えてあったが、この葉っぱにも「季節の美」に拘った素晴らしい感覚が見られる。
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あの夕焼けの向こうで

2011年11月12日 | ★ 日々の呟き



西方浄土が茜色の宮殿かもしれない。
明日の法事の準備に、こまねずみのように動き回った夕方の、ほっと一息ついた時、眺めた西の空の夕焼け。
「がんばりや。おおきに。」
そんな声が木の向こうから聞こえてきたような気がする。
運動公園に行かなかったのに、私の動きを歩数計はこれだけ数えていたんだ。
1年間、みんなみんな頑張ったのを西方浄土から、大きな目で見つめていてくれたのでしょうね。

 13410歩



12日にこの記事を真夜中に仕上げたのですが、投稿せずに下書きのままにしていました。
今日の記事を投稿するに当たって、12日の分もそのときの時間のままで投稿することにしました。
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奈良公園 秋たっぷり

2011年11月11日 | ☆ ふるさと・大和

奈良公園の秋の色づきは、ナンキンハゼの赤い色から始まる。
緑の多い公園なので、その赤い色がことさら引き立ってくる。
もうすでに葉を落とし、硬くて黒い実になっている木もあった。
その黒い殻が、弾けると今度は白い実が、木々に鈴なりになるので、ナンキンハゼは、何度も見頃を変えて楽しませてくれる木である。

デジブック 『奈良公園 秋たっぷり』


 14647歩
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