お湯の国 日本

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松山城(伊予国松山藩)

2017年11月29日 |  ✈ 九州四国紀行 .

小説「坂上の雲」は松山市を舞台に秋山兄弟、正岡子規が織りなす壮大な歴史大河
だが、松山城を思う時、お城に向かう坂道は雲上へと続き、お城は当時の明治政府
や、松山出身で多いに活躍した人物群像そのものとも思える。雲の上に聳える名城

城郭:連郭式平山城 城主:加藤氏~松平氏 現存天守閣:連立式層塔型三重三階
   地下一階   遺構現存天守、門、櫓、石垣、堀、井戸、塀、土塁など 
石高:伊予松山藩20万~15万石 家紋:下り藤~三葉葵(~星梅鉢) 築城年:1602年
指定重要文化財(大天守、野原櫓・乾櫓・隠門続櫓など櫓6棟、戸無門・隠門・紫
   竹門・一ノ門など門7棟、筋鉄門東塀など塀7棟)、国史跡日本百名城(指定81番)

観察:城の壁の漆喰が黒いのは関ヶ原で活躍した戦国武将が築城した城の特徴である。
   熊本城(加藤清正)、松本城(小笠原貞明)、松江城(堀尾忠氏)等が有名である。
   姫路城は白壁だが太平洋戦争中は黒く染めた網で城の主要な部分を覆い隠した。
句碑:この松山城の景観を俳人正岡子規が詠っている。その句碑が城内にある。
   『 松山や  秋より高き  天守閣 』(子規)

参照:同じく現存天守閣を有する弘前城(筆者故郷)

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