涼感満杯❆ 【八甲田山スノートレッキング 前岳 (2021.2.28)】
映像:中央奥の山が前岳、手前斜面が田茂萢岳(ロープウェー山頂駅)の一部
2021年 冬季、八甲田ロープウェーから眺めた前岳。恐らく、前岳は本
ブログでは初めて触れる事になる。山としては大岳、井戸岳などの知名
度はない。主にバックカントリーツアー客が多く雪崩遭難者が出ている。
記録:標高1251.7m 北八甲田山群の北端に位置。登山道無し
事故:平成19年2月14日バックカントリーツアー客が表層雪崩に巻き込
まれ10名の死傷者を出す大惨事が発生。雪山の脅威を改めて実感。
総勢24名(ツアーガイド5名)死者2名、重症5名、中等症2名、軽症1名
救助・捜索隊総勢400名、豪州7名(米人ガイド1名)が目撃応援。
参照#①前岳に向かうバックカントリーツア客
②八甲田山 スノートレッキング 2021
観察速報:三階の滝(秋田県側白神山地 大川目川渓流 ) 2021.7.17
【田代岳トレッキング2021 完 2021.07.17】
山岳トレッキングを主にしているとなかなか渓流観察迄目が届かないが、今回目標
の田代岳は奥深い所にあるので何回か渓流橋を通過する。その中で目を引いた景観
がこの滝。広い岩棚から浅瀬先に落ち込んだ流れは滑らかな清々しさを魅せていた。
記録:岩瀬川大川目川本流、名称「三階の滝」、落差5m、幅30m
観測:三階の滝と言う不思議な名称はどうやら奥に二つ階があり、この滝は三つ目
参照#①日本の名滝&涼感 厳選集 ②田代岳トレッキング2021
鑑賞速報:池塘 【白神山地 田代岳九合目湿地(池塘)秋田県 2021.7.17 】
映像:田代岳湿原、池塘に群生したミツガシワの茎葉(花の時期は終了)
白神山地の東端の田代岳はこの時期そんなに高山植物は観察できなかった。
残念なのはミツガシワの花時期が終了したこと。もし咲いてたらさぞ可憐
な花だろう。湿原の珍しい池塘群に咲き乱れるミツガシワにもう一度挑戦。
感想:山頂から降る途中に見た池塘のミツガシワの群生はまるで棚田の稲穂の様
田代岳の名称もこの景観から来ているのだろう。地元では信仰の山である。
参照#①八甲田山で観察したミツガシワの花びら ②田代岳トレッキング2021
祝速報:世界文化遺産登録 決定 2021.7.27ユネスコ(イコモス)
(2009.2.3の観察記録)
厳冬の三内丸山遺跡を散策。白い世界一面の雪が遺跡を覆い幽かに構造物だけが確認。
縄文の景観が戻った様な光景が。古代の向こうに時空を超え、八甲田山の稜線が浮ぶ。
現代の名山と古代の遺跡が垂直に交差。縄文人も寒い日々を八甲田山を眺めて凌いだ。
…八甲田の山々はやがて春の兆しを人々に厳かに告げる。世界遺産に相応しい景観だ。
祝速報:世界文化遺産登録 決定 ユネスコ(イコモス)2021.7.27
(過去の観察記録)
つがる市にある亀ヶ岡遺跡、その近くにある公園にこの巨大な像がある。車力
温泉で湯浴みして就寝。目が覚めると朝日にシャコチャン(土偶の愛称)が照ら
されていた。なるほど、大昔の人々は朝日が一番に射す場所に居住したものだ。
祝速報:世界文化遺産登録 決定2021.7.27ユネスコ(イコモス)
(2016年9月5日観察記録)
≪グラン:Histoire(イストワール)・合掌土偶(八戸市2016.9.5 📷Iphone6s)≫
今日は10月9日土偶の日である。夏に是川縄文館を観察した時に
撮影したのが国宝合掌土偶。記念日のブログ資料にと暖めていた。
北東北では縄文遺跡群・出土物を世界遺産に申請中で今後が注目。
🔵 国宝合掌土偶は横からみると一段とその特異さが理解できる
解説:青森県の代表的な縄文遺跡はやはり亀ヶ岡遺跡。そこで出土
した遮光器土偶が有名。だが合掌土偶は合掌する姿に人間の根源的
祈りが認められ遮光器土偶を超えて国宝となる(クリアケース保護)
指定:国宝(合掌土偶) 参照:遮光器土偶(青森県亀ヶ岡)
土偶グランプリ:ネット投票で第12位( エントリーNo.03)
祝決定!:世界文化遺産登録! ユネスコ(イコモス)2021.7.27
大湯ストーンサークル、北東北でも著名な遺跡。国の特別史跡指定である。久しぶり?
(以前の記憶がない?)に訪れてビックリ、綺麗に整備されている。何故ここにこの様な
サークルストーンがあるのか不思議。近年の青森三内丸山遺跡の発見でやや影を潜めた
が考古学史上重要な史跡である。地形的にはやや高台で四方を山々に囲まれ、大湯川の
湿地帯が南面に拡がり農耕・狩猟に優れた一帯と思われる。ここもまたパワースポット。
トレッキング速報:田代岳(秋田県 白神山地)トレッキングGPS 2021.7.24
今回は、県外遠征。秋田県側の白神山地の東端に位置する田代岳を攻略。
この山は田代岳県立自然公園として秋田県民・地元民に親しまれている
山である。山頂には立派な避難小屋が新造され、田代山神社が鎮座する。
(下記アンダーラインをクリックすると本ブログの掲載記録参照可能)
観察:今回観察した中で、上掲以外に過去に観察済みの山野草・高山植物
ギンリョウソウ、ウメバチソウ、クサレダマ、 キンコウカ、
エゾアジサイ、ムラサキギボウシ、アカモノ
記録:🗻1,178m 6.22H(休3H28m) 8.9㎞ 619ⅿ 619m
感動:九合目に湿原(池塘)が多数点在(120個以上)し、景観が良い
参照#①山岳/渓谷トレッキング2020 ②山岳/溪谷トレッキング2021
【八甲田山スノートレッキング 樹氷赤倉岳 (2021.2.28)】
涼感満杯❆、樹氷と雪原の先に、八甲田山を構成する赤倉岳が聳える。
大岳、井戸岳と競う様に天を衝く赤倉岳。その雪原に微かにシェプール
を確認できる。一番ロープウェーで山に上ったのに、もう滑っている人
がいた。新雪を踏み踏みスノーシューで八甲田山中を自由に歩く楽しみ。
参照#八甲田山スノートレッキング 2021
登頂速報:田代岳制覇(白神山地:秋田大館市田代町) 2021.7.24
映像:田代岳頂上部 避難小屋が田代神社祠を兼ねていた。
先に触れた、ミツガシワ群生の池塘( 池 )がまるで棚田の様に見え、水田をイメージ
したことから山上の水田として近隣の集落の信仰を集めて立派な避難小屋&祠になった
とも考えられる。白神山地の中で里山に近い山。その山頂に立った。今日も爽快な山行。
⇩ 山頂マークの避難小屋&祠に祀られている『白髭大直日大神』のご神体
解説:山頂に水を貯える池塘が多数ある田代岳は地元民からは農業信仰の山として、尊
ばれ、白髭大神は、田神、水神、作神とも言われ、田代岳は雨乞いの山でもあった。
参照#田代岳トレッキング2021
鑑賞速報:大町桂月歌碑 【岩木山山頂 岩木山神社奥宮前 2021.7.1】
青森県の観光を切り開いた巨人:大町桂月は岩木山にも足跡を残していた。
嶽登山道から息を切らして辿り着いた山頂で目に飛び込んできたのは大町
桂月の歌碑だった。思いがけない出会いだ。観光の先達の短歌を鑑賞した。
歌文:四方八方(よもやも)の 千万(ちよろず)の山を 見下ろして
心にかかる 雲もなき哉(かな)
大正12年10月14日 桂月
解釈:最高峰の山から見下ろすと彼方の山々は眼下にあり、小さな心配事も
この景観の前には失せてしまうだろう。実に爽快な山行であることよ
感慨:岩木山と大町桂月の関係は、アソベの森の露天風呂に歌碑が設置され
て気付いたのだが、今思えば偶然ではなく必然の出会いだったのかも
アソベの森露天風呂歌碑文
男湯・・・下りて山を 湯船に仰ぐ 紅葉かな
女湯・・・湯船より 見上げる山の 紅葉かな
考察;岩木山は1872年まで女人禁制だった。つまり、大町桂月がこの
短歌を詠んだ時代だ。そのことが、男湯の『下りて山を・・・』と
女湯の『見上げる山の‥・』の違いに歌われていて、興味ぶかい。
参照#①大町桂月(酔仙人)探訪紀行 ②岩木山トレッキング 2021
③アソベの森 いわき荘(百沢温泉郷)
④同じく、山頂近くに祠と歌碑(菅江真澄)がある森吉山
トレッキング速報:岩木山(鳥海山・岩木山・巌鬼山)トレッキングGPS 2021.7.17
いよいよ生まれ故郷の山「岩木山」にチャレンジだ。この一年半、この山に登る
為の鍛錬だったかも知れない。コロナウイルスとの闘いは岩木山登頂(スカイラ
インバスでも、リフトでも無く自分の足で)を果たすことに結実した。この日は
嶽登山口から10時間を掛けて登頂・下山。父の縁の奥宮に手を合わす事ができた。
(下記アンダーラインをクリックすると本ブログの掲載記録参照可能)
観察:今回観察した中で、上掲以外に過去に観察済みの山野草・高山植物
#ハクサンチドリ#オカトラノオ#タカネニガナ#ギンリョウソウ、
#マルバシモツケ#ヤマハハコ#ミヤマキンバイ
記録:🗻1,625m(青森県最高峰) 10H(休3H28m)10㎞ 1,175ⅿ 1,157m
※今回の山行は標高が最も高く、登坂高度も自己最高であった。
迂回:今回直登りの岩木山神社登山口ではなく、やや緩やかな嶽登山口に変更。
草花:九合目から殆ど見かけないが何故かヤマハハコだけは元気に咲いていた。
危険:鳳名ヒュッテからのガレ場登りは、流石に青森県最高峰の貫録が十分だ。
感動:幼き日、父がこの山頂から麓の筆者に向けて懐中電灯を振った記憶鮮明。
参照#①山岳/渓谷トレッキング2020 ②山岳/溪谷トレッキング2021
③里から見上げた岩木山の雄姿 ➃大町桂月(酔仙人)探訪紀行
⑤筆者が生まれ育った岩木山神社(小学校迄当地滞在)
【八甲田山スノートレッキング ダケカンバ雪景色 (2021.2.28)】
サア、猛暑の夏、激寒の八甲田山を堪能してください💦
2021年 冬季、八甲田ロープウェーからの眺めは正に雪の国の真骨頂だ。
青い空と白い雪のコントラストは厳しい冬でも十分人々が楽しめる空間
を提供してくれる。コロナ下なので三密を避けロープウェーに乗船した。
分類:バラ類・ブナ目・カバノキ(科・属)ダケカンバ種 漢字:岳樺
薬効(葉):切り傷、炎症
花言葉:あなたをお待ちします、光と豊富、忍耐強さ
参照#八甲田山スノートレッキング 2021
登頂速報:岩木山神社奥宮 【山岳トレッキング 岩木山 完 2021.7.17】
北門鎮護岩木山の山頂にある祠(社)は岩木山神社の奥宮である。拝殿、本殿、奥宮
が岩木山神社の重要な社殿。つまり、岩木山全体が信仰の場、境内であり、奥宮に
参ることが山岳信仰の究極の登拝行事で、それが重要無形民俗文化財の「お山参詣」
お山参詣唱文:白装束に御幣を掲げ松明を翳し、里宮から奥宮を目指す時の掛け声
懺悔懺悔(さいぎさいぎ) 六根懺悔(どっこいさいぎ)
御山八大(おやまさはちだい) 金剛道者(こんごうどうしゃ)
一々礼拝(いちになのはい) 南無帰命頂礼(なむきんみょうちょうらい)
参照#①奥宮に参る行事:「お山参詣」の行列 ②神社境内でのお山参詣行事
登頂速報:岩木山(青森県 弘前市、鰺ヶ沢町)
映像:岩木山山頂に立つ筆者 【山岳トレッキング 岩木山 2021.7.17】
二回目の登頂、とは言うものの、一回目は小学校の時で全く記憶に無い。微かに
登山道を転がって降りて来た記憶があるだけ。あれから数十年。再び自分の足で
青森県の最高峰に。登山を始めて一年半。どうやらアルピニストの仲間入りかな。
感想:この年になり歩いて高山に登るとは・・・ 早池峰山、姫神山、八幡平、秋田
駒ヶ岳、八甲田山、岩木山・・・ 漸く登山の形が整ってきた。大町桂月歌碑
の如く、山並みを眺めれば、心の些事も失せ、山の楽しさに漸く目覚める。
記録:1,625m独立峰、成層火山、鳥海火山帯北端、青森県最高峰、日本百名山
一等三角点百名山、信仰・修験の山、新百名山、津軽富士、津軽国定公園
参照#①山岳/溪谷トレッキング ②岩木山トレッキング 2021 ③雲海上の岩木山