1月末というのにまるで3月初めの陽気。快晴の陸奥湾、浅虫湯の島上空を渡り鳥
が舞う。シベリアへ向かう白鳥の編隊、26羽は互いに無き交わし力強い羽音を立
て、北帰行が始まったのだ。自然に敏感な野鳥のこと、間違いなく春が始動した。
記録:2007.1.29.12.10.青森県青森市浅虫、湯の島上空、北西方向(シベリア方面）
冬の八甲田山で出逢った犬。外は吹雪だが山荘の中は薪ストーブがたかれ
ポカポカであった。犬の名前は八太郎。 ここのご主人が可愛がっていた。
北近畿丹後鉄道「天橋立駅」前にある公衆浴場。天橋立の枯れ松を使用した浴槽。
文殊堂岬の智恩寺は日本三大文殊のひとつで「切戸（きれど）の文殊」といわれ
文殊菩薩を奉っている。それで『知恵の湯』の湯と名づけられた。浴室には知恵
の輪が設置され、頭がよくなる湯は日本でも此処だけ💦
（映像：by公式HP）
【Data】含弱放射能・鉄(II)ー食塩泉 32.2℃ PH6.87 源泉：天橋立温泉
映像：天橋立ホテル浴室から展望できる天橋立(2007年 by公式HP)
若狭湾の景勝天橋立を眺めながらの入浴は又素晴らしい。湯気
の向こうに日本三景 (松島、厳島、天橋立)の一つが観れる幸せ。
温泉好きには最高の景観である。冬の景観は湯煙に良く似合う。
【Data】食塩泉(含弱放射能・鉄Ⅲ) 27.6℃ PH7.17 源泉：天橋立温泉
天の橋立は冬枯れの景色だが、流石に日本三景。寒さも気にならない。ぐるっと砂州を巡る。
傘松公園から「股のぞき」で見ると、逆さに見ると天に架かる橋の様に見えるのが名の由来。
江戸期から宮城の松島、広島の宮島とともに景勝とされる。日本の白砂青松100選にも指定。
日本三景：京都府天の橋立、広島県宮島、宮城県松島
映像：JR大阪駅は山陰へのローカル線基地だ。特急が次々と発車する。
冬の温泉＆グルメ〈松葉ガニ）はやっぱり三丹〈但馬、丹後、丹波）地域だろう。青森からだとＪＲの夜行列車「日本海」という手もあるが、今回は大阪からの旅とする。青森～伊丹～大阪駅から特急「はしだて」号で一機に丹波へ。天橋立～城之崎～湯村温泉へと暫く旅紀行する。
歌手井沢八郎が亡くなった。『ああ上野駅』は東京（上野）に出てきた人にはジーン
と来る歌だ、上野駅東北本線停車場に記念歌碑がある。同じく東京に出て来た宿命の
作家を思わずには居られない。『生まれて来てすみません』と死んでいった太宰治だ。
恥じらいと、光と影の短い命(38)をこの玉川上水で絶った。哀しい女性を道連にして
著名作家、妻子有る身で愛人と情死した事を世間の人はスキャンダラスに捉えたろう
が、彼の悲しみは今もこの川に流れている様だ。二人の遺体が引っかかった新橋のた
もとには、まるで太宰治と愛人が寄り添うように２匹の鯉が泳いでいた、気のせいだ
ろうか？ ここも東京では思い出深い場所だ。近隣、三鷹禅林寺に太宰治の墓がある。
映像：後楽園内に有るレジャー施設スパラクーアの湯殿（BY 公式HP ）
神田から水道橋を抜けて後楽園、都会のトレッキングに疲れたらこの温泉に浸かるのがいい。
東京ドームが経営するスパラクーア。大江戸温泉ほどの規模も無いがチョット汗を流すには
近辺で此処しかない。東京ドームのレジャービルにある。割高なのと混んでるのが気になる。
【Data】食塩泉（強塩）41.3℃ PH7.3 黄褐色沈殿 源泉：小石川温泉
東京で時間があると必ず立寄る場所が御茶ノ水だ。学生時代の思い出が凝縮した地。
ちょい先神田の古本屋街を歩くのが楽しみな日々。パチンコ人生劇場で景品のﾄﾞｽﾄ
ｰｴﾌｽｷｰ全集を手に帰った喜びの日、翌日古本屋で換金の悲しみの日･･･青春の一頁だ。
映像：様変わりした御茶ノ水キャンパス街、手前が明大、奥が日大。明大の金ドーム
校舎が懐かしいのだが。嘗ては、法政大学、中央大学などがこの一帯にあった。
岩手山麓を小岩井農場から雫石スキー場手前で右折、玄武洞方面へ北上する
と,、出くわすのがこの温泉。崖に玄武岩の柱状節理が見れる浴室が珍しい。
【Data】含食塩ー重曹泉 44.6℃ PH７ 源泉：玄武温泉(玄武の湯)
雪が少なく楽勝かと思ったスノーハイキング、結構坂道を黙々と登る行程が多くやや
へたり気味、やっと陸奥湾が見える第一展望台に着いた。絶景！冬の湾が一望である。
遥か彼方に秀峰岩木山が海に浮かんだ。参加者は一応に感嘆
なんと美しい山か。
弘前文化センター大会議室にて『あずまし再発見！」のイベントが行なわれた。
『萩検定』でおなじみの萩市から、『萩まちじゅう博物館』館長高木氏が講演、
パネルディスカッションでは我後輩女子高生（弘前高校１年）他地域の活動家
が出席郷土弘前への思いを話しあった。やや焦点が定まらなかったが、驚きは
２時間の長い間、聴衆が熱心に聴いていた事。弘前の文化の厚さ、深さを体感。
『萩検定』でおなじみの萩市から、『萩まちじゅう博物館』館長高木氏が講演、
パネルディスカッションでは我後輩女子高生（弘前高校１年）他地域の活動家
が出席郷土弘前への思いを話しあった。やや焦点が定まらなかったが、驚きは
２時間の長い間、聴衆が熱心に聴いていた事。弘前の文化の厚さ、深さを体感。
「極楽湯」と名付けられた万座温泉の露天風呂。広い木造の浴槽に、青味
がかった白濁の湯。熱く濃い。白根山の眺望も格別だ。朝日を見ながらの
入浴に生を感じるのだった。万座温泉の中では最も景色のよい露天風呂💜。
【Data】含食塩ー芒硝硫化水素泉 68.5℃ PH2.4
源泉：苦湯、苦湯2号、姥湯（湯畑）、鉄湯1号、ラジウム北光泉
（四万～草津～万座湯めぐり：完）
映像：万座温泉日進館の別棟、姥湯の混浴湯船。
目指した『ラジウム北光泉(ほっこういずみ)』その湯面は静寂、濁りが無い。
美しい！澄み切った湯が湯船を満たしていた。朝寒の身体は至福に包まれる。
今日もまた｢地球の贈り物｣に感謝の日だった。これは此処でしか味わえない。
【Data】 正苦味泉 80.6℃ ＰＨ2.6 （混浴使用） 源泉：姥湯
参考：本物の名湯ベスト１００－24 万座温泉（講談社現代新書：石川理夫著）
学術：日本温泉地域自然資産№.56万座温泉の自然湧出泉源地帯（日本温泉地域学会編）
話題： この湯棟に来る途中、妙齢のご婦人とすれ違った。この湯棟は混浴、妙
なスリリングが一瞬よぎる。混浴もいいけれど、気兼ねなく独占がいい。
映像：万座温泉日進館の大浴場・露天風呂姥苦湯（苦湯）
万座温泉９種類の一つ。此処も又硫黄の香豊かなお湯を愉しむ場であった。
湯煙の向こうに新雪がまぶしく輝き冷涼な空気と温かな湯船の対比は天国。
記録：苦湯は万座温泉の万座温泉の最古の湯、すぐ横の
湯畑から引湯され、苦湯の後に真湯、鉄湯、滝湯
ラジウム湯と順に入るのが、湯治コースとされる。
【Data】含食塩・石膏ー土類硫化水素泉 68.5℃ pH2.4 源泉：姥苦湯
参考：本物の名湯ベスト100－24 万座温泉 (講談社現代新書：石川理夫著）
学術：日本温泉地域自然資産NO.56自然湧出泉源地帯(日本温泉地域学会編）
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