お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

太宰治碑(青森県千畳敷海岸)

2006年07月30日 |   ✒文学逍遥 紀行

映像:奇勝千畳敷海岸に平成15年に建立された太宰治文学碑「津軽」の一節。

梅雨末期、白神地域に青空が戻った。小説家太宰治もこの景勝地を旅している。
深浦町の宿泊先が「太宰の宿ふかうら文学館」となり本年オープンした。金木の
大地主の息子が海の無い金木からこの地に避暑に来たことは容易に想像できる。 

碑文:名作津軽の一節が御影石に次の様に刻まれている

  『・・・それから列車は日本海沿岸に沿うて走り、右に海
    を眺め左にすぐ出羽丘陵北端の余波の山々を見ながら
   一時間ほど経つと、右の窓に大戸瀬の奇勝が展開する

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菅江真澄の歌碑(いそ山に・・・白神山地)

2006年07月27日 |   ✒文学逍遥 紀行

江戸時代の紀行家菅江真澄は岩崎・深浦の景勝の地、艪作椿山を
数度訪れている。1796年(寛政8)に訪れた時、歌を残している。

いそ山に 春は咲てふ たま椿 かかるやなみの 光なるらん

「観光」は光を観ると記す、まさに全国を観光して歩いた先人は
この「白神の地」に足をとめ、自然の美しさに感動したのである。
海はただ々碧く深く、山は緑濃く繁り、川はさらさら清らに流れ、
空は蒼く果てなく広く。禽獣は野山を駆け巡り、鳥は自由に舞い、
魚は鮮やかに泳ぎ、人々は朗らかに振舞う。時代の進歩とはこの
ような自然の輝きを失うことなのか菅江真澄は現代をどう捉える

参照この深浦岩崎地区にあるのがやや温い温泉「白神温泉

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萱原の池 (白神山地 十二湖)

2006年07月26日 |  🍏津軽 紀行物語.

白神はみんなの世界遺産。青森県深浦町(岩崎地区)はこんな白神山地を総合的に容易に体感できる。行政は青森県西目屋村、秋田県藤里町に白神ビジターセンター、林道などを整備し、「プロ」のガイドが集客・案内などする。が、もともと白神は地域社会に溶け込んだ里山に近い。一人ひとりが自然を護り本当の「白神」を味わいたい。ここは極上の海、山、川、温泉の里である。

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白神の岩礁(白神山地)

2006年07月26日 |  🍏津軽 紀行物語.

世界遺産「白神山地」は、素晴らしい「白神の海」でもある。とかく「ブナ原生林」
に注目されがちであるが、その原生林を育む海もまた白神、山地のなせる技である。
白神山地とは海・山・川で総合的に構成される。 その海は景勝も優れて素朴である。

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リゾート列車しらかみ(白神山地)

2006年07月25日 |  🚐交通乗物探訪

世界遺産白神山地への道北津軽西海岸は景勝地である。リゾート列車「しらかみ」
今日も観光客を運んでくる。 日本人のふるさと海、山、川・・そして温泉。夕陽が落
ちる頃落日の美しさでこの地は満たされる。左に白神岳、右に日本海、列車は感動と
歓びを運ぶ。今年白神山地へは青森駅直通「くまげら」を新設、ますます便利になる。

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ウェルネスセンターしゃりき温泉(つがる市)

2006年07月24日 |  ♨青森おすすめ湯

  映像:湯の上のビーナスがなんとも和まされる奥津軽の名湯湯殿

  久し振りに青森県の温泉を紹介、実はこの温泉を皮切り日本海を南下し、山形
  ・鳴子シリーズに行き渡る設定。しゃりき温泉は、合併したつがる市車力にあ
  る。十三湖まではもうすぐ。昼下がり、入浴者は2~3人ユッタリ温泉タイム。

  【Data】食塩泉成分上重曹、ぼう硝泉も有す) 46.5℃ PH7.5 源泉花林温泉

   参考:そろそろ盆も近いが、この地方の盆踊り『十三の砂山』は津波で一瞬に
      して砂に埋もれた安東氏ゆかりの居住地への哀愁を誘う古き民謡である。

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滝の湯猫(鳴子温泉)

2006年07月21日 |  ♨温泉地の犬・猫

温泉地には猫がつきもの。鳴子温泉の共同浴場「滝の湯」
の前に猫の親子がくつろいでいた。子猫がこっちをジッと
見ている。親猫の側で安心なのだろう。可愛い黒猫

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斉藤茂吉(元禄の・・・鳴子温泉)

2006年07月21日 |   ✒歌碑句碑 紀行

斉藤茂吉は山形最上地方を拠点に、温泉や釣りを楽しんでいた文人、
松尾芭蕉の奥の細道の通過点である鳴子にも訪れ短歌を残している。

 「元禄の 芭蕉おきなも ここ越えて 
          旅のおもひを とことはにせり


同じ敷地内に種田山頭火の碑も。温泉地は文人の辿り着く地でもある。
 「湯あがりの あてもない雑草 
      つつじまっかに咲いて こんなにたまり

松尾芭蕉もこの地を通り歌を残している。「蚤虱馬の尿する枕もと
江戸の紀行家に鳴子の「尿前の関 」近辺は厳しい旅路だったのだろう。
遠くは源義経が弁慶らを引き連れ越えている。R47号線は歴史街道だ。

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鳴子温泉 農民の家 檜の湯(宮城県)

2006年07月21日 |  💜とうほく忘れじ

鳴子温泉郷のなかで国道沿いにあるのが農民の家、此処は農民(農協)が出資
て運営している。源泉は4つ、湯治棟は3千円未満の湯治の宿でもある。その中
でも、最も大きい浴槽(混浴)が写真ひのきづくりの大浴場(混浴)」である。

他に、炭酸泉(混浴、33度)、硫黄泉(混浴)、やすらぎの湯の4つの湯があ
りすべて源泉が異なる。旅籠と湯治がこの宿の売り、廉価で上質なを温泉旅籠で
ある。 料金は2,853円(自炊)~ 8341円(旅籠)と廉価(当時)なのも魅力である。

泉質:重炭酸土類ー硫酸泉(含芒硝) 86.1℃ pH7.1
源泉:農民の家3号 68.9ℓ/分(掘削自噴)

現在:かつて混浴であったが、現在は男女別に浴室が仕切られている。

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小国川〈渓流釣り)

2006年07月20日 |  🚙東北縦断 紀行.

赤倉温泉、大堀温泉、瀬見温泉と小国川沿いに温泉が点在している。この小国川は渓流釣り鮎、
ヤマメ、岩魚でも有名だ。どうしても鳴子温泉を味わいたく国道47号線を肘折温泉から宮城県
鳴子温泉へ駆け抜ける。途中、小国川での釣り風景。何事も一生懸命な姿は打たれる物がある。

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カルデラ館炭酸泉(肘折温泉郷)

2006年07月19日 | 💛東北地方 名湯巡.


 肘折温泉郷でもっとも楽しめるのは、黄金温泉のカルデラ館炭酸泉だ。飲んで美味しい温泉!、
 夏はひんやり天然のサイダーだ。もともとサイダーはこの炭酸泉を飲みやすくしたのが始まり
 (大阪発祥)。温泉は入るだけではないのだ。そして入浴、浴室にはこの冷泉が流し込まれ、
 暖かい湯と交互に素足を浸かるとなんとも気持ちがよい。此処の炭酸泉は日本でも一級である。
 カルデラ館の名称の通り、肘折温泉郷は肘折、石抱、黄金温泉からなるカルデラ温泉郷なのだ。

 【Data】単純炭酸泉 7.8℃ pH4.5  源泉炭酸泉(黄金温泉カルデラ館)

 現況:2016年8月に調査した時は、映像の炭酸泉飲泉口がたった2本しか流れていなかった。
    日本を代表する炭酸飲泉施設なので、整備して欲しい。又、肘折源泉公園も同じく施設
    が荒廃している。肘折温泉の観光スポットなのだからこれも撤去するか修理が望ましい。

 参照カルデラ温泉館浴室(肘折温泉郷黄金温泉)

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肘折温泉 三浦屋旅館(山形県)

2006年07月18日 |  ♨ 東北 推奨湯処.

「うちは古いから~」、旅館の娘さんが応えた。その古さがいいのだ。肘折温泉での
小生の旅館の見分け方は道路崖側の方が浴槽が古く、源泉が近く、自家源泉の保有も
多い。家の裏が源泉なので洞窟風呂もあり。今日は一日湯治だ!重曹泉のツルツル-
美肌効果・サッパリ感に加え、乳化した皮膚表面に食塩泉で通常より厚い皮膜をつく
り保温効果の高いものとなる。これに炭酸ガス成分の保温効果も重なり温まりやすく
湯冷めせずリュウマチ、神経痛、骨折等外傷の後療法、胃腸病、皮膚病等に良く効く。

【Data】含重曹ー食塩泉 86.4℃ pH7.4  源泉:三浦屋自家源泉& 組合2号源泉併合泉

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まむろ川温泉(山形県 真室川)

2006年07月18日 |  ♨ とうほく 湯処.

  真室川水系を見下ろす丘に立派な建物がある。建物の割に客が少ないのが気になる。
  連休初日の昼もっと混み合ってもいいのだが、どうやら此処は地元の人のみの利用
  浴室から真室川を眺望。「♪私しゃ真室川の梅の花~コーオリャ~」真室川音頭浮ぶ。

  【Data】食塩泉  46.0℃  PH7.6 源泉真室川温泉 

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おしん(山形県肘折温泉 三浦屋旅館)

2006年07月17日 |  ♨温泉力情報発信

 今回は、山形県の温泉を目指し3泊4日の旅。先ずは肘折温泉だ。肘折は三浦屋
 さんに身を寄せる。その建物に貼られていたのがおしんのポスター。おしんは
 この地方で、強く支持されるドラマ。日本中大ヒットした朝ドラ(昭和58年~59年)。

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鳴子温泉 農民の家硫黄泉(宮城県)

2006年07月16日 |  💜とうほく忘れじ

農民の家の施設北側に小さな浴室がある。混浴だが、女性専用時間も設定されてる。
4種類ある泉質湯殿の内、硫黄泉である。ここはさしづめ、農民の為の温泉御殿だ。

泉質(含土類-芒硝)硫化水素泉 70.8℃ ㏗6.4源泉:農民の家一号泉 32.2ℓ/分掘削自噴

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