≪ 鑑賞速報:ジャジーなひととき(渡辺貞夫・My Dear Life)2019.1.29 ≫
一日の仕事を終え、夜の帳が降りる頃、静寂な闇を見つめて聴くのがJAZZ。
FMを聴きながらインターネットで調べものをしていたら、流れてきた曲が
渡辺貞夫の♪マイ・デアー・ライフ♪思わず懐かしくレコードを取り出した。
欧米のマニアックなJAZZと違いメロディアスな演奏も又、たまにはいい。
記録:手元にあるアルバムは1977年録音発売。当時の値札が2,000円。CD
とそんなに変わらない。が、バブル前だからやや高価かもしれない。
演奏:渡辺貞夫(as,fl,sn)、リー・リトナー(g)、デイヴ・グルーシン(p, el-p)、
チャック・レイニー(el-b)、ハーヴィー・メイソン(ds)、スティーヴ・
フォーマン(per)、福村博(tb)
聴感:テレビを余り見ない時代だったせいか、やはり音楽には耳が敏感に
反応する。CLASSICからJAZZに移行し始めた時期で筆者も若かった。
宮城県北の登米市は2005年に市町村合併で出来た市。中心は登米(とよま)町。
松島探訪の後に立ち寄った。映像の建物は登米高等尋常小学校が教育資料館として
保存されているものでこの地に松尾芭蕉が松島から石巻を経て宿泊した事が芭蕉の
弟子の曽良の日記で明らかとなっている。野鳥の伊豆沼が広がる豊かな田園地帯だ。
奥の細道:松尾芭蕉が奥の細道で登米について記述した場面
・・・思ひかけず斯る所にも来れる哉と、宿からんとすれど、更に宿かす人なし。
漸、まどしき小家に一夜をあかして、明れば又、しらぬ道まよひ行。袖のわた
り・尾ぶちの牧・まのゝ萱はらなどよそめにみて、遥なる堤を行。心細き長沼に
そふて、戸伊麻(登米)と云所に一宿して、平泉に到る。‥‥
松尾芭蕉「おくのほそ道」より [9]
解説:松尾芭蕉は松島で絶景を楽しんだ後石巻で一泊し登米に来ている。この登米
から北上川沿を辿り内陸部へ向かう。目指す先は黄金の地平泉中尊寺なのだ。
参照:①芭蕉が目指した平泉の地毛越寺 ②芭蕉が輝きに心を打たれた中尊寺金堂
≪鑑賞速報:マスカレード・ホテル(東宝映画:TOHOシネマズ)2019.1.24≫
木村拓哉・長沢まさみ主演の映画。ミステリー作家東野圭吾原作の映画化だ。売れっ子
作家と豪華キャスト陣の映画化が近年の邦画製作トレンド?。感動よりは画面を追うこ
とに気を取られそうな所が危うい。美味しい料理がズラリ並んで、何か物足りないのだ。
出演:刑事役に小日向文世、梶原善、泉澤祐希、篠井英介、渡部篤郎、ホテルマン役に
石川恋、東根作寿英、鶴見辰吾、石橋凌。そして、ホテルを訪れる宿泊客たちに
、濱田岳、前田敦子、笹野高史、高嶋政宏、菜々緒、宇梶剛士、橋本マナミ、田口
浩正、勝地涼、生瀬勝久、松たか子 他。友情出演明石家さんま(宿泊客エキストラ)
感想:刑事もの、サスペンスもの、スリラーものはテレビに溢れている。その中敢えて
映画で見ようとするのは豪華俳優が一堂に会しピュアな臨場感を味わえることだ。
条件を満たし主役の演技力にも問題ないが、原作・スター頼みの映画作りと感ず。
監督や演技者の人間性や内面が色濃く反映される映画に深く感動するのだが・・・・。
記録:オープン3日目で観客動員61万人、興行収入8億円達成。
松島の観光を終えて、いよいよ災害復興の証を求めて北上する。先ずは石巻市。
2011年5月の石巻市は異臭・埃・瓦礫が街全体を覆い、復旧支援の車両が行き
交い、とても正視に堪えない状況だったが、この街は着実に復興したと感じる。
参照#石巻市郊外の被災者捜索活動の様子(2011.5.3)
松島湾を遊覧して船着き場に戻る。松風爽やかな海岸の片隅に五大堂を背景に
「日本三景碑」が建っている。江戸の儒学者:林春斎が全国行脚で認めた日本
の絶景を「日本国事蹟考」に記。安芸の宮島、丹後の天橋立、陸奥の松島である。
参照:丹後の天橋立 (京都府宮津市)
念願のカキ小屋!カキと言ったら太平洋岸では松島湾のものが有名だ。
地域起しが盛んになってきた昨今〇〇〇小屋が流行っているが、ここ
松島では漁師がおもてなしする「松島観光協会かきの里」が一押しだ。
食感:素朴なおもてなしで、火起こしから、調理まですべて浜の男が
目の前でしてくれる。トッピングの牡蠣ごはんにも味が染みて
美味しい。ビールを片手に極上のカキを頬張る最高の美味三昧。
※カキ小屋「かきの里」の景観
参照#カキ小屋「かきの里」から徒歩10分ほどで着く松島温泉ホテル壮観
参照:同じくカキ料理の絶品「かきフライ」(道の駅上品レストラン「栞」)
≪ 賞味速報:ほっき丼(青森県三沢市 三沢ベースキャンプ前、鮨大竹) 2019.1.20 ≫
青森県三沢市ソールフードもしくはB級グルメとして三沢市観光協会が推進しているのが
「三沢ほっき丼」三沢市内28店舗が参加するほどまでになった。今日は三沢勤務時代に行
きつけの鮨大竹のほっき丼を賞味。お店によって調理方法は異なるが、今回刺身をゲット。
味覚:映像を見てのとおり、さすがにお寿司屋さん。茶碗蒸しと今日はいちご煮のセット。
1300円というお手頃値段と、静かなお寿司屋さんでの食事は価格以上のクオリティ。
記録:三沢ほっき丼の提供は三沢市内28のお寿司屋さん、食堂、旅館(星野青森屋)、喫茶
店などで提供。期間12月~3月、「三沢ほっき丼の店」で提供。調理はそれぞれ工夫。
参照:四年前に食べた鮨大竹の「ヅケあぶりホッキ丼(あぶり調理)」
映像:松島湾遊覧の観光船上から眺めた観覧亭(2018.11.11)📷FinePix S1
松島湾と言えば「月」。波間に写る月を鑑賞した風流人が多数いた。この観覧亭も又、
伊達政宗の時代のもの。伏見桃山城の一棟で豊臣秀吉からの拝領というから、歴史的
建造物だ。それが、伊達家の納涼・月見に使用されたとか。歴史ロマン溢れる建造物。
参照:仙台藩主の間(国宝・瑞巌寺本堂上段の間)
映像:松島湾遊覧の観光船上から眺めた五大堂(2018.11.11)📷FinePix S1
松島湾が天下の景勝とされたのは、松島湾に浮かぶ島々の絶景もさることながら
湾岸に伊達政宗ゆかりの文化財が数多あることも大いに影響していると推量する。
その筆頭が松島湾を望む五大堂。伊達政宗が造営した東北地方最古の桃山建築だ。
寺格:瑞巌寺仏堂 宗派:臨済宗妙心寺派 本尊:五大明王 開基:坂上田村麻呂
指定:国重要文化財(五大堂、慈覚大師手彫りと伝えられる厨子内の五大明王)
⁂五大堂全景(2018.11.11)
いよいよ日本三景のただ中に入る。白波を立て、風を切り群青の海を走る。
観光遊覧船はギッシリ満員。汐風を受ける為に後部デッキに立ちっぱなし
で体感す。・・・実は東日本大震災後の大津波の海に立つのが今日の目的。
感慨:海は以前のきらびやかな海岸線を取りもどしていた。東日本大震災
時の黒くオドロオドロしい海ではなかった。七周忌の今、漸く安堵。
参照:東日本大震災直後の湾 (岩手県大槌町)
2011年03月11日にこの松島湾も津波に襲われた。今から8年前のことだ。東日本大震災は
ともすれば人生観を変えるほどの事象であった。今回の松島訪問は観光は勿論だが、この
津浪痕跡を確かめる旅でもあった。映像は五大堂透かし橋の高さ程の位置に津波到達の碑。
参照:震災直後(2011年6月)に訪れたときの大船渡市の津波浸水地域標記
≪入浴速報:♨つがる地球温泉(つがる市) 2019.1.14本施設入湯15回≫
映像:つがる市(旧森田村)にあるつがる地球村温泉「藤山邸」温泉施設。
13年振りの入浴。建物全体は変わっていないが、浴室は様変わりした。
変則的な湯船の形状が大きな枡形になったことと、カランが増えて整然
となった。しかし、源泉掛け流しのマッタリ露天は以前のまま楽しめる。
【Data】含食塩ー重曹泉 43.7 ℃ pH7.7 源泉:つがる地球温泉
浴感:大浴槽の窓際にはこぼれ落ちたお湯を集める工夫(循環にはよくあ
る形式)がなされ、それとなく循環している。しかし、露天風呂は
かけ流しで源泉を味わえる。注目は、サウナ用水風呂が温泉(25℃
以上)に近い温度で温泉・冷水浴が可能。二種類の温泉を味わって
いるようだ。透き通った紅茶色で、古代香(微油・植物匂)が香り、
色・香・湯ざわり感の三拍子が揃っているとおんせん鑑定士は認定。
(過去の記録)
今の季節、バンガロー、キャンプ客で賑わう。サウナ付はリゾート気分
を盛り上げる。古代植物香、微褐色源泉は、シュワシュワの炭酸成分が
身体にまとわりつき、温泉を楽しめる。温泉観光士お勧めの1湯である。
円通院の本堂である。この建物は光宗が江戸で過ごした館を移設したものだそうだ。
寄棟造萱葺の清楚な構えは禅寺らしい落ち着いた佇まい。建物の呼称「大悲亭」は
如何に光宗の死を惜しんだかが分かる。生活の場がお経が流れる供養の場となった。
松島湾岸の紅葉の名所といったら「円通院」の庭園だろう。京都鎌倉ほどではないが
隣接瑞巌寺に比較して散策しながら楽しめれる空間が素敵。今日は丁度庭園の紅葉も
見頃となり夜間にはライトアップも計画されている。夜「食べ放題」なので、今鑑賞。
円通院の庭園「雲外天地の庭」を楽しみながら奥に歩いてゆくとやがて
小さなお堂が見えてくる。伊達政宗の孫(徳川家康孫娘の子)宗光の廟所。
国重要文化財。19歳で旅立った若武者を惜しんで祀られた厨子が眩い。
参考:三慧とは智慧修行の順序で聞慧、思慧、修慧に分類した仏(ぶつ)語
①聞慧・・・耳で聞いただけの知恵(聞きかじり)
②思慧・・・自分で考えだした知恵(身について)
③修慧・・・自分の体験として理解(実感と行動)