倶知安ニセコ線を走り五色温泉を目指す。温泉の手前北側にお花畑が広がる。お花
畑といってもヤマハハコ、ヤナギラン、シラタマノキやアカモノ、ガンコウランの
花や実は、紅・白・黒の地味で目立たない。やがて視界が開けモイワ山の五色温泉。
花言葉:ヤマハハコ(親子愛、純情)、ヤナギラン(集中、一心不乱)、アカモノ(真心の愛)
泉研各位
2014.11.22に泉研セミナーが開催された。その勢いで、石川さんと久し振りの懇親会
当然、当日のゲストとして重責をはたしたまるほん旅館の長谷さんも一緒、久し振り
の下風呂温泉での懇親は泉研の生まれたまるほん旅館だ。女将と石川さんは超ご機嫌
小樽から積丹半島の南内陸部を抜けてニセコ連峰を目指す途中、朝風呂を予定。事前に
目星をつけていたワイス温泉。小樽では温泉にありつけなかったので疲れをここで癒す。
【Data】含石膏ー食塩泉 46.4℃ pH8.5 源泉:ワイス荘2号・3号の混合泉
浴感:探鉱ボーリングで湧出した温泉、清涼感が朝湯に適す。
速報:浅虫温泉で開催された泉研セミナー(フリーディスカッション)の様子
温泉地活性化研究会が主催する『泉研セミナー』が開催された。
温泉地活性化研究会は結成10年を経過した。これまでの活動を
総括する意味で、『入浴と健康セミナー』を浅虫温泉で開催した。
次 第:司 会 温泉地活性化研究会 幹事
挨 拶 温泉地活性化研究会 代表
第一部 基調講演『安全安心の入浴について』 13:00~13:45
講 師:渡部一郎(温泉療法医:青森県立保健大学教授)
第二部 フリーディスカッション 13:50~15:00
進 行:石川理夫(温泉評論家、日本温泉地域学会会長)
ゲスト:渡部一郎(前掲)
ゲスト:長谷雅恵(まるほん旅館女将、下風呂温泉女将の会会長)
記 録:
・日 時…2014年11月22日(土曜日) 午後一時~三時
・場 所…道の駅浅虫温泉『ゆ~さ浅虫』 4階大会議室
・機 器…パソコン2(持参)、プロジェクター、マイク2、スクリーン(会場備付)
・受 付 泉研 事務局長
・撮 影 泉研 代 表
・設 営 泉研 メンバー他
・参加者…35名
NPO法人健康保養ネットワークあおもり、青森県公衆浴場業生活衛生同業組合長
浅虫温泉旅館組合組合長、〃女将の会、(一社法人)浅虫温泉観光協会事務局長
浅虫町会町民、道の駅ゆ~さ浅虫職員、青森市民、弘前市民、五所川原市民 他
伊藤整文学碑で青春の息吹を思い出して深呼吸をし
前方を見渡せば、朝ぼらけの海原がひろがっていた。
空‣雲‣海がまるでキャンバスの絵画の様存在する。
自由句:謹呈
『海になり 雲になり 空になり
北の大地をめぐる』 (和)
歌意:北海道の大地を旅して、西の果てに辿り着いた
いつしか、こころは果てない空と海の間に漂う
真っ白い雲の様になった。旅は心と身体の解放
映像:詩人・文学者・評論家で知られる伊藤整の文学碑、若い頃主に評論を読む。
伊藤整が北海道出身という事を忘れてた。小樽市街地からニセコへ向かう途中
道路沿いに『伊藤整文学碑』の標柱を見つけて引きかえし、地元の人の道案内
でこの碑のある丘に辿りついた。小樽市の郊外、海がとても綺麗に見える丘だ。
≪速報≫ 俳優:高倉健が他界した。彼を追悼し夕張市探訪を紹介
2007年8月24日、夕張で幸せの黄色いハンカチを
探して、北海道を旅した。君の心に黄色いハンカチは
ひらひらと舞ってますか? 今日という一日を大切に
解説:高倉健が扮する主人公が網走刑務所の刑期を終えて
妻の住む夕張の板塀住宅に辿りついた時、目の前に
倍賞千恵子扮する妻の手作り黄色いハンカチが舞う
「貴方が帰るまでいつまでも待っている」目印として
玄関にl黄色いハンカチを掲げる妻の約束であった。
映画でこの場面、筆者もまた感動の涙がとまらない
参照:映画「幸せの黄色いハンカチ」
映像:エントランスホールに掲げられたランプ333燈、北一硝子が寄贈。
街の闇にまみれて小樽駅構内に吸い込まれた人の波がようやく途切
れた頃、駅のオブジェランプ群燈が輝きを増し、小樽の夜は更ける
記録:2面4線地上駅、乗車客9,398人/日(2017年)
小樽運河周辺を観光散策してJR小樽駅にたどり着く。運河界隈の人の流れも又駅に向かう。
北海道の100万都市札幌からの観光客が多い事を物語っている。駅の片隅にひっそり建つ。
石川啄木の歌碑である。若き啄木は職を求め、失意のままここ小樽にも足跡を残していた。
碑文:『子を負ひて 雪の吹き入る
停車場に
われ見送りし 妻の眉かな』(啄木)
解釈:冬の雪が容赦なく母子に吹きかかり今、あてのない仕事を探しに駅から旅立つ
私を見送る妻の悲しげな顔に心が痛む別れの日だ。
感想:なんと悲しくも、切ない短歌であろうかこの頃の啄木は小説家を目指していた。
しかし家の没落で職さえない。気丈夫に見送る妻を「妻の眉」と表現しているが
己が妻に寄添いたかったに違いない。豊かな現代ではこの様な歌は創られない。
参考#①石川啄木(哀惜の歌人)探訪紀行 ②JR北海道小樽駅エントランス
2014年11月10日本温泉地域学会24回研究発表大会(肘折温泉)が開催された。
研究発表大会内容
〇自由論題 8:50 ~10 :55 発表時間:20分 (発表15分、質疑5分)
・座長:徳永昭行 (長野市開発公社)
①浅利浩之 (フィルムセンター) ‥・「1930年代の温泉を映画で観る」
②古田靖志 (下呂発温泉博物館)
「温泉によって生成される石灰華の形態的分類と温泉地域資産的評価」
③井上晶子 (立教大学) :温泉地における滞在に関する研究 (1)
一『滞在』についての一考察 一
・座長:古田靖志 (下呂発温泉博物館)
④内田彩 (大阪観光大学):温泉地における滞在に関する研究 (2)
一 宿泊施設による魅力ある滞在にむけての試み ―
⑤鈴木晶 (別府大学):「中国古都洛陽における温泉観光開発」
⑥前田勇 (立教大学名誉教授):観光研究におけるコーホート分析
一 関係出来事の生活史を通して 一
〇基調講演 11:00~11:50
「温泉と入浴文化に関するイザベラ・バードの記述とその意義」
金坂清則 (京都大学名誉教授)
〇シンポジウム 12:00~13:30
「湯治場の再生―現代の湯治場の意義を考える」
コーディネーター:石川理夫 (温泉評論家)
パネリスト :堀 是治(山形県温泉協会会長)
:木村裕吉(大蔵村観光協会長)
:山村順次 (千葉大学名誉教授)
映像:常連の湯治客が帰ったあと、漸く観光客がチラホラ
湯治客がお目当ての品を買い占めたあとはのんびりした時間。
今日は小雨模様なので肘折温泉街軒下パラソルの列が出来る。
路地は、一時間半前に準備と買い漁りの客で混雑したのだが。