神様のカルテ（東宝：TOHOシネマズ）

信州松本のとある病院が舞台。現役医師が書く小説「神様のカルテ」を映画化した。
印象深いのは医師と患者の関係と近親者。特に医師が住んでいる共同住宅御嶽荘だ。
人気者の櫻井翔と名女優宮崎あおいのコラボ演技も注目。特にミラーレスカメラを
片手に南アルプスを歩くハル（宮崎あおい）には演技以上に存在感を感じたものだ。

記録：原作「神様のカルテ」(夏川草介:小学館)、興行収入18.9億円、製作東宝映画
後日：2014年3月21日に続編「神様のカルテ２」が封切。勿論TOHOシネマズ鑑賞。

早朝探査（オンネトー）

映像：早朝探査の実施、途中山岳路獣道の景観

オンネトー湯滝に早朝探査を実施。先回は夕刻だったので
又違う景観が観察できると期待をもって進む。朝はしかし
獣が食事の時間帯でもありヒグマとの遭遇の恐怖心が走る。

野営場（オンネトー）

映像；オンネトー野営場の朝は清々しい空気が満ちていた。

オンネトー湯滝までは駐車場から1.2キロぐらい山中を歩かなければならない。
北海道の大地でも様々な危険がある。一番の恐怖はヒグマ。しかし、最近は
観光地に目立つ車上荒らし。つまり人間である。実に情けないはなしである。
今回は、人の気配がある野営場に愛車を停めて探索をすることとした。

錦沼（北海道雌阿寒温泉）

オンネトー湯の滝に向かう。途中、小さな池がある。
うっかりすると見過ごしそうになるほど道路からは
識別不可能だがその景観は不思議な鉱物色で眩しい。

『蝦夷トドマツに朝陽が絡み付き
　青空の始まりの白靄をしたがえ
   地の色を吸い込みし水のたまり錦沼』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　錦沼に捧げる詩（2011.7.26)

じゃれ犬（北海道雌阿寒温泉）

名湯に入り、隣接の駐車場で野営。今回は、五台ぐらいキャンピングカーがいた。
熟睡し、目覚め先ず天候を確認、今日はいよいよ前半の山場のオンネトー湯滝だ！
気合を入れて車外に出たらなんと、犬がご覧のポーズで出迎え！近くの飼い犬？？

オンネトー温泉 景福 内湯(足寄町)

映像：オンネトー温泉景福の内湯足元・自噴　気持ちよい硫黄臭で癒される

オンネトー温泉景福は雌阿寒岳の裏手にある。温泉地名は雌阿寒温泉となる。
景福の隣に野中温泉があるが、隣に有りながら泉質が全く違うのも又面白い。
オンネトー温泉景福は筆者が経験した日本の温泉の中でトップクラスの湯趣。
　
　　【Data】含硫黄ー硫化水素泉　41.6度　PH5.8　源泉：景福

参考：この温泉が外湯に導かれ、空気に触れるとカルシウム分が酸素と反応
　　　し白濁した湯色となる。　→　外湯の様子

失望：2015年夏に訪問、残念ながら営業を休止していた。周辺取材の結果、
　　　度重なる事故で、館主は健在だが温泉経営に意欲をなくしたらしい。

事故：この狭い浴室でガス中毒死が発生。筆者も何回か味わった湯殿だが
　　　ガス抜き口が左上にある。ガスは重く湯面に充満するから窓のした
　　　にガス抜きの開口が必要であった。筆者も中毒死の可能性があった💦

糠平温泉 湯元館（北海道）

映像：糠平温泉の湯元館：露天風呂（混浴）…源泉かけ流し宣言！

糠平温泉に着いた。人造湖：糠平湖が近くにある。途中、山田温泉を右手に見たが
今回は糠平温泉が目的なので立ち寄らない。この山田温泉は経営者が居なくなった
後、地元有力スーパーが入手、期間限定（２ヶ月間）で入浴のみ扱っているそうだ。
此処でも温泉経営の難しさが分る。管理人はこの地に居候する若い人だそうである。

糠平温泉は2007年北海道在住の某温泉教授の勧めで源泉掛け流し宣言をし、名前
も「ぬかびら源泉郷」と変えた。全国でこのような宣言をしている温泉郷は9箇所
のみ、毎年大会を開催しているそうで、維持費用など馬鹿にならないそうである。

今回、筆者は前から気になっていた温泉街の一番の山手の｢湯元館｣で入湯を果たす。
いい気分になっていると、ご主人が入ってきて上記の問題とか、温泉郷の現況を語
ってくれた。　温泉経営だけではとんとんで年金があるからやっていけるとか。ご
主人と肩を並べ入浴し地球の素敵な贈り物、温泉を守り抜く様、心からお願いした。

【Data】含食塩ー重曹泉　59.2℃　ＰＨ7.1　　源泉：湯元館

⇧ 経営者が変わってから整備された露天風呂（by公式HPより引用）

牧場景観（鹿追町）

北海道の大地はいつ見ても飽きない。
空の色、雲の形、山の連なり、人々の
生活空間が目の前に存在する不思議。

農場景観（鹿追町）

然別湖からぬかびら源泉温泉郷に向かう。東大雪山系を走る。
途中の景観は北に山並み、南に平野部の対照的な景色が続く。
敷地の目印、防雪、避暑を兼ねる一直線に木が林立する景観。

然別湖畔温泉(ホテル風水）

然別湖畔には温泉が湧出する。それも渋い赤茶色の源泉。湯の香が心地よい。
湖と温泉…北海道の大自然でこれ程よくマッチする自然観光アイテムは無い。
ゆっくり燻銀の温泉に漬かり、鏡の様な湖面を眺め、観光船がゆったり停泊。

【Data】含重曹－食塩泉 53.9℃ ph6.3　源泉：然別湖畔温泉ホテル1号井

天望山（北海道然別湖）

然別湖。そんなに大きな湖でもない。北海道の沢山の湖の中では地味な湖だ。
ただ、標高８１０ｍの高地にあるのは道内一。東大雪山系にあるカルデラ湖。
誰も居ない湖岸から天望山（クチビル山）を眺め、逢えない人に心を寄せる。

記録：標高1,174ｍ、山系 石狩山地

カントリーパパ（鹿追町）

菅野温泉を探査後然別湖を目指す。途中北海道らしいレストランを発見。
牧場の中にポツンとある風情につい立ち寄りたくなるが今回は撮影だけ
で我慢。今日中に足寄まで辿り着きたい。遠方の目的地に近づくのがコツ。

菅野温泉(鹿追町）

今回の温泉探査の目的の一つは、秘湯名湯と知られる菅野温泉の現況調査。
清水町から大雪山系十勝山麓に入る。昨年も訪れたが閉鎖されていたのだが
今は期待をもって臨んだのが、立ち入り禁止の看板が空しく建っていた。

周辺を入念にチェックした。旧館、新館、浴場棟は大きな損壊が見られないが
休館して早3年、この施設の再開はほぼ不可能と判断。何よりも発電機２台の
使用不可能、手前の物置小屋がすでに沢崩落で転落。もう希望も感じられない。

日本の名湯温泉地が又消えた。地元の有力スーパーが再建をめざしたが新館建設
時の債権が不明処理で手が出せないようだ。地元営林局の許可申請の期限は過ぎ
法律的にも再開の環境ではない。あとは野湯的に、一部マニアが管理するだけだ。


泉質：（含芒硝重曹食塩）鉄泉、（含炭酸重曹）食塩泉、重曹食塩泉、（含硼酸重曹）食塩泉
　　　　　（含石膏）食塩泉、（含硼酸重曹）食塩泉、重曹硼酸食塩泉、（含石膏食塩）鉄泉
　　　　　源泉温度35 - 78℃ ＰＨ7（それぞれ7前後）、毎分湧出量2,850リットル(推測）

歓迎の鐘（日勝峠）

日勝峠を抜けるとやがて清水町を眼下に見下ろす場所に展望台が出現する。そこに設置。
スイングベルの一つ目は希望の音色、二つ目は自由の音色。美蔓パノラマパークの鐘だ、
十勝平野は雄大な北海道を感じさせる。真直ぐな道、果てない地平線、続く緑の農場群。

車中泊（北海道日高町）

　　　　　　愛車『1126号』の車内、前席助手席はテーブルとなり、移動中の机（食事・パソコン）
　　　　　　後席は二層構造で、上層は寝室、下層は倉庫(必需品：衣類/食料/調理機等)

　　　　　　北海道は広い。その北海道を点から点の探査は。勢い行動力が勝負となる。
　　　　　　朝、夜明けとともに、山岳山行・温泉探査するには必然的に車中泊となる。
　　　　　　北海道最初の夜は道の駅「樹海ロード日高」。函館から一気に日高迄来た。