リニューアル再掲:喜びも悲しみも幾歳月(灯台守の歌碑:塩屋岬灯台前・福島県)
掲載する映像の更新と、過去の記録・記事の校正・追記をした。
(過去の記録:2008.11.24)
碑文の前に立ち、かすかに胸に蘇るほのぼのがある。灯台守のお話である。その昔、灯台守は
今と違い保守要員が家族で守っていた。無人灯台は近年の事。船乗りと国土の安全を命がけで
守った人々、歴史の証人がこの碑文に見て取れる。それぞれの家族の生活、喜びと悲しみ・・・。
♪喜びも悲しみも幾歳月♪ 作詞・作曲:木下忠司(映画監督木下恵介の弟)
『 ♪ 俺ら岬の灯台守は 妻と二人で沖行く船の
無事を祈って灯をかざす 灯をかざす ♪
♪ 里を数えて波の音聞いて 共に過ごした幾歳月の
喜び悲しみ目に浮かぶ 目に浮かぶ ♪ 』
参照#日本の灯台 探訪紀行
Memoir:清廉の滝 (早池峰山 岩手県花巻市 大迫町:2021.5.31)
憧れの早池峰山登山道口までの隧道である県道25号泉を更に上流側に500m程
稗貫川左岸支流にある滝。滝そのものは普通なのだが、早池峰山麓に存在する
のが筆者的には貴重なもの。しかも、下山時の遭遇で冷涼感が漂っていた感激。
滝感:魚止の滝、鳴想の滝を過ぎて三つ目の滝、県道沿いで濡れることも無く
直ぐに滝見が出来る。時期的には、清涼な流れで一服の涼感を味わえる。
記録:落差10m、稗貫川左岸支流( 登山口途中にある、4つの滝の内の1つ )
参照# ① 日本の名滝 & 涼感 探訪紀行 ② 早池峰山 トレッキング 紀行
映像:みちのくあじさい園の入場門となる施設。チケットと関連商品の販売 2024.07.07
岩手県一関市、東京ドーム4個分程の林地に広がるあじさい園。その広大な土地に400種類
4万株以上の様々な紫陽花が咲いていた。40年ほど前に、枝打ちや間伐のために道路を整備
して、紫陽花を植え、年々株が増え観光客も増え「みちのくあじさい園」としてオープンした。
Instagram:みちのくあじさい園逍遥 ➡ ➡
紫陽花の池 紫陽花の花々
記録:みちのくあじさい園は、日本あじさい協会からの「日本一のあじさい園」と認定された。
感想:東北では珍しく梅雨深く、鳥海山や栗駒山登山を諦めて雨が似合う紫陽花の花を鑑賞。
想花:紫陽花(自宅庭2024)
法華の岩屋 【七座(くら)山 トレッキング 能代市二ツ井 2021.4.26 】
七座山の中腹にある奇岩。登山口からおよそ30分位登ったろうか?不思議な
景観は後で調べたらご当地のパワースポットだそうだ。緑色凝灰岩に無数の
穴ぼこがあるさまはまるで無数の心眼が睨めつけているよう。心眼パワーか。
七座(くら)山: 松倉 (159.1m) / 大倉 (163.6m) / 三本杉倉 (153.7m)
/柴倉(158.4m)/蓑倉(192.4m)/烏帽子倉(229.6m)/権現倉(287.4m)
参照#①七座山トレッキング 紀行 ②山岳/溪谷トレッキング紀行2021
【山岳トレッキング 黒森山 2021.3.20 】
日本の山にはそれぞれ趣深い滝がある。超有名な滝、地元民しか知らない滝などなど
ここ黒森山でも滝を発見。普通は沢水が春先量が多く滝状態なるのだが、ご覧の通り
キチンと名付けられていることから推量して、この滝も地元民に親しまれてると観察
感想:ガロと言う名前に、反応する人もいるだろう。筆者の年代だと、月刊雑誌漫画
本を想起するのだが、盛岡市の広報誌によれば、パワースポットだそうである。
参照#①筆者が選んだ『日本の名滝&涼感厳選集』 ②黒森山トレッキング2021
観察速報:三階の滝(秋田県側白神山地 大川目川渓流 ) 2021.7.17
【田代岳トレッキング2021 完 2021.07.17】
山岳トレッキングを主にしているとなかなか渓流観察迄目が届かないが、今回目標
の田代岳は奥深い所にあるので何回か渓流橋を通過する。その中で目を引いた景観
がこの滝。広い岩棚から浅瀬先に落ち込んだ流れは滑らかな清々しさを魅せていた。
記録:岩瀬川大川目川本流、名称「三階の滝」、落差5m、幅30m
観測:三階の滝と言う不思議な名称はどうやら奥に二つ階があり、この滝は三つ目
参照#①日本の名滝&涼感 厳選集 ②田代岳トレッキング2021
【山岳トレッキング 森吉山トレッキング 2020.10.17】
森吉山の山麓が「阿仁スキー場」として利用されており、その施設が
阿仁スキー場ゴンドラ。今回の森吉山トレッキングではこのゴンドラ
を利用。標高1,454mの内、1,167mまで行け、空中散歩を楽しめる。
速報:涼感名瀑 折爪岳5滝 オドデさまの滝 (折爪・馬仙峡県立自然公園)
【山岳トレッキング ⑲ 折爪岳 2020.08.8】
山岳トレッキングの19週目の涼感体験は何といっても怪瀑。折爪岳の下山途中に
五つの滝を観察。細長い小さな滝だが、トレッキングで汗だくの身には涼感
をもたらす休憩ポイント。九戸村の民話妖怪名称のオドデ様の滝が最も涼感。
記録:落差15m、主水源=錫杖の泉、右に民話妖怪「オドデ像」設置
解説:折爪5滝とはオドデ様の滝、大滝、姫待ちの滝、織姫の滝、清水 (おすず) の滝。
「オドデさまの滝」にはオドデ様の像が奉られている。オドデ様とは上半身
がフクロウで下半身が人間の様な姿の九戸村民話怪鳥。人間の言葉を話して
天気、運勢、病気を言い当てる等不思議な力を持っていると信仰されている。
山居湧水(さんきょゆうすい)といわれる、大変珍しい山頂付近からの湧水。
参照#日本の名滝&涼感 厳選集
≪ Memoir:涼風の滝 八幡平樹海ライン(岩手県八幡平市 2005.7.17)≫
八幡平樹海ライン沿いに流れる滝。うっかりすると、見逃しそうな小さな滝。しかし
落差はなんと50mもある。側の看板に『周囲の景観とマッチし白波淡く流れるこの滝
は観る人の心に涼しさを与えるところから「涼風の滝」と名付けられました。』と記載。
記録:落差50m 参照#①近くにある名湯「藤七温泉」 ②日本 名滝 涼感 厳選集
映像:盛岡城内丸(腰曲輪)にひっそりと保存されている土蔵(不来方城:岩手公園)
【岩手・秋田ツーリング2019 2019年11月09日】
盛岡城跡は残念ながら遺構構築物は一つもない。端正な花崗岩の石垣だけが往時を忍ばせる。
映像の彦御蔵は戦国時代の構築物を伺わせる唯一のものだ。盛岡城時代の実際の土蔵をこの
場所に百メートル離れた市道の付近から曳家されて保存された。花崗岩の石垣に良く映える。
参照#同じく移築復元された弘前城の『与力番所』
宮城県北の登米市は2005年に市町村合併で出来た市。中心は登米(とよま)町。
松島探訪の後に立ち寄った。映像の建物は登米高等尋常小学校が教育資料館として
保存されているものでこの地に松尾芭蕉が松島から石巻を経て宿泊した事が芭蕉の
弟子の曽良の日記で明らかとなっている。野鳥の伊豆沼が広がる豊かな田園地帯だ。
奥の細道:松尾芭蕉が奥の細道で登米について記述した場面
・・・思ひかけず斯る所にも来れる哉と、宿からんとすれど、更に宿かす人なし。
漸、まどしき小家に一夜をあかして、明れば又、しらぬ道まよひ行。袖のわた
り・尾ぶちの牧・まのゝ萱はらなどよそめにみて、遥なる堤を行。心細き長沼に
そふて、戸伊麻(登米)と云所に一宿して、平泉に到る。‥‥
松尾芭蕉「おくのほそ道」より [9]
解説:松尾芭蕉は松島で絶景を楽しんだ後石巻で一泊し登米に来ている。この登米
から北上川沿を辿り内陸部へ向かう。目指す先は黄金の地平泉中尊寺なのだ。
参照:①芭蕉が目指した平泉の地毛越寺 ②芭蕉が輝きに心を打たれた中尊寺金堂
松島湾を遊覧して船着き場に戻る。松風爽やかな海岸の片隅に五大堂を背景に
「日本三景碑」が建っている。江戸の儒学者:林春斎が全国行脚で認めた日本
の絶景を「日本国事蹟考」に記。安芸の宮島、丹後の天橋立、陸奥の松島である。
参照:丹後の天橋立 (京都府宮津市)
いよいよ日本三景のただ中に入る。白波を立て、風を切り群青の海を走る。
観光遊覧船はギッシリ満員。汐風を受ける為に後部デッキに立ちっぱなし
で体感す。・・・実は東日本大震災後の大津波の海に立つのが今日の目的。
感慨:海は以前のきらびやかな海岸線を取りもどしていた。東日本大震災
時の黒くオドロオドロしい海ではなかった。七周忌の今、漸く安堵。
参照:東日本大震災直後の湾 (岩手県大槌町)
円通院の本堂である。この建物は光宗が江戸で過ごした館を移設したものだそうだ。
寄棟造萱葺の清楚な構えは禅寺らしい落ち着いた佇まい。建物の呼称「大悲亭」は
如何に光宗の死を惜しんだかが分かる。生活の場がお経が流れる供養の場となった。
松島湾岸の紅葉の名所といったら「円通院」の庭園だろう。京都鎌倉ほどではないが
隣接瑞巌寺に比較して散策しながら楽しめれる空間が素敵。今日は丁度庭園の紅葉も
見頃となり夜間にはライトアップも計画されている。夜「食べ放題」なので、今鑑賞。