展示室にはストーブが備えつけられている。開館時期は10月15日迄だが、10月になると
山間にある旧奈江小学校は冷え込むので暖房がチョット必要だ。絵画館に石油ストーブ
は珍しく北海道らしい光景。展示交換を適正にすることで絵を管理することが必要だ。
廊下の中央に椅子が置かれ、傍らに風景画館関連の書物が展示されている。
この小さな絵画テーマパークはただ絵を見るだけではない。画家:奥田修一と
向き合い、所有物に触れ、考え、北海道の大地を絵画として体感することだ。
小さな講堂の片隅に小さなグランドピアノ。女先生の前で子供達が可愛いお口を開け
て唱歌を歌う様が浮かぶ。しかし、ここ奈江小学校は廃校。もうここでは子供たちの
笑顔がみれない。しかし、ピアノの上には新しい住人である絵画たちが煌めいていた。
玄関を入り、先ず講堂を目指す。小さな小学校はすべてがお伽の国に来たみたいだ。
何もかもちょっとの世界、開拓時代の児童空間が偲ばれる。それでも廊下には魂の
画家の絵が存在感を示す。昨年と同じに思ったが実は毎年展示内容が違うのだとか。
風景画館はすべてが絵画の様だ。玄関から覗くと、少女が風の様に廊下を走って行った。
カメラはその一瞬を捉えた。画面は絵画館そのもの。絵は人間が感じた一瞬をあとから
精神を込めて復元するようなもの。だから人であれ、風景であれ、物語であれ魂が宿る。
映像:風景画館看板の奥には旧奈江小学校の石柱門、その奥に「風景画館」。
風景画館にやって来た。昨年は道に迷ったが今年はインターネットで
確認して来たのでスムーズに辿り着いた。この入口看板の前に立つと
なんか懐かしい気持ちになる~。この廃校の佇まいは心のふるさとだ。
開館:4月15日~10月15日(無休) 9:00 ∼17:00
場所:北海道中富良野奈江(無番地) 旧奈江小学校
展示:約50点、毎年展示入替え有 喫茶コーナー
とうとうラベンダー色に染まる。始まりの無い、終わりの無い夢旅。
しかし、時は刻まれる。ラベンダーの香りを胸いっぱい吸いこんで。
ラベンダーの色を思いっきり頭に染め込んで。次の感動を求めいく。
花言葉:沈黙、私に答えてください、期待、不信感、疑惑
人間は歩く動物。考える動物。笑う動物。怒る動物。泣く動物。
あなたは歩いてますか? 考えてますか? 微笑んでますか?
泣いてますか?怒ってますか? ・・・あなたは生きてますか?
一面ラベンダーの花、花、花。その花を渡り歩く
黒蝶。北海道の大地ではミクロサイズの物語も盛
んだ。蜜を求めて渡歩くさまは人間界を思わせる。
自由詩:謹呈
『恋は一瞬のドラマ
愛は華やかな舞台
人生はシネコン銀幕
気がつけばみんな夢の中』
花言葉:沈黙、私に答えてください、期待、不信感、疑惑