映像:石川啄木記念館敷地内に移築保存されている渋民尋常小学校と啄木像
明治初期に作られ、岩手県でもっとも古い学校建築物ともされ、この小学校に
石川啄木も通学し、その後代用教員として希望に燃えた教員生活を送る筈だっ
たが、校長と合わず代用教員を辞した。しかし熱心に児童を指導した良き時代。
この小学校を題材に石川啄木が歌った短歌
『 その昔 小学校の柾屋根に我が投げし鞠 いかにかなりけむ 』
又、代用教員時代を題材に小説『雲は天才である』も書いている。教え子の
前途に期待する気持ちと、当時の同僚(校長等)との意見の相違が交錯する。
参照#石川啄木(哀惜の歌人)探訪紀行
映像:岩手県立美術館を出る人びとを優しく見送る美人像(舟越保武作)
岩手県立美術館の最後は、郷土の偉大な彫刻家舟越保武による女性の像。
不思議な出会いである。筆者が失意の時間を過ごした釧路川幣舞橋欄干
の四季の像の一つだった。つまりこの美術館以前にこの像に対面してた。
物語は続く。釧路を何度か訪れたのは石川啄木の歌碑に感動したからだ。
何ヶ月も住まない街なのに啄木の歌は強烈だ。その啄木の故郷が岩手県。
ブロンズ像作者舟越保武も岩手県を代表する芸術家。釧路で交差する魂。
参照#①船越保武(美の伝導師)探訪紀行 ②釧路で感動歌碑 石川啄木歌碑
2015年6月。大人の休日切符を利用しての長野温泉探査。
長野の友人とこの駅ビルの地下飲食街で交流。一頃長野
新幹線の最終駅も、今では北陸新幹線の中継駅となった。
記録:路線別一日平均乗車客(2015年)信越本線21,168人、
北陸新幹線7,738人、しなの鉄道3,305人、長野電鉄3,305人
発車:長野県歌「信濃の国」他
加賀百万石の前田家富山城の本丸(千歳御殿)の前にある門。現在の千歳御門は富山城の
唯一の創建当初の建造物。その作建築様式は三間薬医門といわれる格式の高い城門建築で
東大の赤門と同様とのこと。そいえば、赤門も加賀藩前田家の江戸屋敷跡の門構えである。
北陸路富山市。背後に北アルプスを抱えるこの街になかなか
立ち寄る機会がない。今回北陸新幹線の開通に伴いようやく
途中下車を果たした。その目的は登山ではなく海の幸ゲット 。
記録:一日平均乗車人員23,352人
(JR7901、あいの風11,371、富山地方鉄道4,078)
参照:白エビ丼(JR富山駅富山マルシェ)
岩手県立美術館の常設展に展示されている一品。この表情どこかで見たことがある。
そう、秋田県田沢湖温泉郷の田沢湖辰子姫像。あれも船越保武の手になるブロンズ
解説:大理石に見事に美人の顔を掘り込んだ秀作。船越保武は日本の
大理石彫刻の第一人者であるとの評価はこの初期作品で頷ける。
参照#辰子姫像(秋田県仙北市田沢湖)
映像は会場販売のポストカードより
大正末期~昭和初期ぎこちない時代の作品
この時期、大正ロマンという芸術風潮が勃興
抑圧されていく時代の鬱積した感情が凝縮。
岩手県立美術館のプレゼンスホールのブロンズ像群の一つ。
この作品は、当時のローマ法王にも称賛された逸品である。
痩せこけた農民兵の立像の中に秘められた怨念を感じ取る
解説:このブロンズ像の成り立ちは天草四郎で有名な3万
7千人ともいえるキリシタンの虐殺現場長崎県島原
原城址に立つ者はより鮮明に感応。筆者5月に訪問。
参照 原城址(島原半島)
映像:岩手県立美術館、外観がなんとなく青森県立美術館に似ているが『似て非なり』
二戸から久し振りに盛岡市にやってきた。目的は岩手県立美術館。
筆者が頻繁に通った頃には岩手美術館はなかった。今日は特別展
谷中安規展を鑑賞。地方の美術館は中央の美術館に負けていない
読売新聞社の青森地方版に2011年5月から2015年6月まで経済コラムを執筆した。
主に観光振興に因んでの執筆だが、持ち回りであったので年2回程の掲載で、回
数は東日本大震災直後から北海道新幹線開通まで11回に及んだ。画像は最終原稿。
記録:2011.5~2015.6 読売新聞社青森地方版「経済天気図」タイトルと文末
第一回 観光振興その一~晴から嵐、のち回復~ 震災打撃東北人の忍耐発揮を(2011.5)
「・・・風雪で鍛えられた東北人の忍耐と粘りを今こそ発揮して欲しいと願う」
第二回 観光振興その二 ~ゼロからのスタート~ 癒しと休息を提供 (2011.7)
「・・・震災で被害を受けた東北の観光地も再考すると信じている」
第三回 観光振興その三 ~「観光旅行」から「健康旅行」へ新しい潮流~
自然を体験健康作りの旅 (2011.11)
「・・・実地指導などができる「健康体験ガイド」の育成が急がれる」
第四回 観光振興その四 ~温泉とエネルギー~ 地熱発電世界最先端を歩め (2012.6)
「・・・今ある温泉地、そして自然環境を守りながら、地熱利用の最先端を歩む
ことが、技術力世界一の日本のあるべき姿ではないだろうか」
第五回 観光振興その五 ~祭のあと~ 新幹線北進見据え青函連携を (2012.10)
「・・・新たな広域観光の魅力づくり、観光ツールづくりが急務と考える」
第六回 観光振興その六 ~冬のおもてなし~ プラス思考で「雪」遊びPR (2013.3)
「・・・本州最北の銀世界での雪遊びに旅人は憧れる」
第七回 観光振興その七 ~夢の北海道新幹線~ 十和田湖 観光再生急げ (2013.8)
「・・・十和田湖観光が元気になれば青森県の観光産業全体が元気になる・・・」
第八回 観光振興その八 ~北海道新幹線・津軽海峡広域観光交流加速を~
祭以外の「おもてなし」も (2014.1)
「・・・津軽海峡広域観光圏を構築し、互いに交流促進をすることが急務である」
第九回 観光振興その九 ~世界自然遺産白神山地・保存と活用について~
入山者数把握で環境保全を (2014.6)
「・・・納得性のある実質的な入り込み客数などを把握することが必要なのである」
第十回 「観光シーズンのわら焼き公害」 煙でかすむ「おもてなし」 (2014.12)
「・・・当地の魅力を最大限に引き出す・それが「おもてなし」ではないのか」
第十一回 観光振興 素材を生かして (最終執筆 2015.6)
「『観光物語』を作り上げる力が県民一人ひとりに備わることだ。さあ頑張ろう!」
チューリップ畑で行き会った秋田犬・・・?
この風貌?どっかで見たことがあるぞ?
そう青森県鰺ヶ沢町の‘わさお‘そっくり!
解説:飼い主にきいたら勿論、鰺ヶ沢のわさおは知っていた。
園内で寄ってくる観光客も皆、わさおにソックリと騒ぐ。
わさおはそんなに有名犬なのだ。触れるとふわふわする。
映像:青森県境の町岩手県軽米町のフォリストパーク
♪咲いた咲いたチューリップの花が
並んだ並んだあかしろきいろ♪♪♪
歌の通りの世界が軽米町にあった。
分類:単子葉類・ユリ(目・科)・チューリップ属
漢字:鬱金香(香りが良い事からあてられた)
薬効:生薬名欝金香(ウコンコウ) 鱗茎に鎮静作用があり,
乾燥粉末をヒステリー。毒性もあり現在は不使用
花言:思いやり(全般) 、愛の告白(赤)、照れ屋(黄)
失恋・新しい愛(白)、紫:永遠の愛(紫)