時を忘れ、我を忘れ、眼前の作品に魅了される。どんな作品でも若き芸術家達が寝食を
忘れ打ち込んだもの。線や色の一つ一つに魂が宿っている。悔いる過去、安らぎのいま、
不安と期待の未来・・・言葉で表せない。佳作‣秀作を一品一品確かめ芸術の回廊を歩く。
芸術の表現は様々だ。絵がうまい人はデッサンからやがて写実、抽象、創作の世界。
現代アートは必ずしもその軌道をたどらない。独創的な発想から素材の活用表現へ。
この作品はそのどちらなのか? ただいえることは・・・同じ時を刻む時計の無限連鎖。
映像:平松礼二展で筆者お気に入りの「路ー月夜に白い波」
青森県七戸町の鷹山宇一記念美術館で特別展が始まった。
田舎の小さな美術館に箱根の成川美術館の秀作が集った。
箱根に行かなくても観賞できる。愛好家は是非観て欲しい。
≪Mémoire:交通乗物・ジェット戦闘機(青森県立三沢航空科学館)2015.04.19≫
映像:戦闘マシンはこのようにシンプル美される。究極を追及するとこうなる
青森県三沢市は米軍基地の日本最北の地である。三沢が今日に栄えたのは一重
にこの米軍基地故である。地内には航空自衛隊北部航空方面隊併設。歴史的に
は太平洋横断飛行の淋代海岸その象徴の航空科学館にはジェット戦闘機が展示。
名も無い芸術家の作品がいきなり世界的な美術館で展示されることは意義がある。
それは首都圏にある美術大学だから出来る快挙。しかも、展覧会の絵そのものの
存在感に溢れている。筆者はこの芸術の杜に半日魅せられた。芸術とは魂の共感。
国立新美術館では、東京都内にある美大の連合卒業展を開催中。
東京造形大、日大芸術学部、武蔵野美大、多摩美大、女子美大。
将来の芸術家の卵達、若く感性豊かな作品に触れる絶好の機会。
平成26年度第38回卒業展出品目録:日本画、油絵、版画、彫刻
映像:正面奥中央の逆円錐の上に広がる面にレストランが設置
まるで天空に浮かんでいるような逆円錐ミュージアムレストラン。
国立新美術館内にあるブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ。
海外初のブラッスリー。一流の芸術と料理、六本木の夜は豪奢だ。