休館:その後のネット調査で、本館はコロナ災禍で2019年から休業中との事
道路から30mも入ったろうか?温泉宿とはとても思えない。玄関も白いカーテンが
半開き、歓迎の印は何処にもない。ここが大塩温泉。上田地方の温泉はみな単純温泉
で且つ温い。時間さえあればこの汚れのない出湯にジックリ入り、芯を清めたいもの
だ。人っ子一人も見えない温泉場をそっと立ち去る。旭館は宿泊者のみの入浴なのだ。
【Data】単純温泉(ラジウム含有) 34.1℃ PH8.1 源泉:大塩温泉
浴感:ラジウム泉に高温泉はないがここも又、栃尾又温泉の様な温湯入浴法が似合う。
一匹の野良犬がふとしたきっかけで銀幕スターになった。それだけでも驚きだが
この野良犬「わさお」が青森県の小さな町を日本中の人々に知られるようにした
サクセス物語だ。以後、わさおは町や青森県の行事に引っ張りだこ。町も賑わう。
参照:「わさお」をモデルにした弘前城雪燈籠まつりの雪像
所感:この映画はある程度、実際の起こった事が散りばめられている。勿論、本物
のわさおが演じている。撮影ロケ主役を演じるのは小さな町で大きな出来事。
筆者も思わず舞台となった鰺ヶ沢町の風物に見入ったものだ。懐かしい一作。
信州路温泉探査。上田地方の出湯の2番目が霊泉寺温泉。深く後悔したのが最初に
『共同浴場』に入らなかった事だ。人の話は半分に聞かなければいけない…この事
は過去にもあったのだ。別所温泉共同浴場で会話した人から、「霊泉寺にいったら
和泉屋だろう、あそこの露天風呂はいい」を鵜呑みにし和泉屋旅館に寄ったのだが、
露天風呂にはお湯がなく内湯もどうやら循環らしい。寂しい気持ちで宿を後にした。
【Data】内湯単純温泉 44.5℃ PH8.9 源泉:霊泉寺温泉町有泉源泉
露天含芒硝―石膏泉 36.0℃ PH8.3 減泉:霊泉寺温泉
映像:酸ヶ湯温泉側から望む八甲田連峰:大岳(2011.2.23)
八甲田の樹氷を映像取材。2月には珍しい好天で樹氷の見頃が今季最終近くになり、
急遽取材となった。八甲田天空散歩は快適だ。スノーシューを装着しなくても登山
シューズで歩きまわれた。山頂付近を縦走した疲れを中腹の酢ヶ湯温泉で癒す。経
営者が変ったこともあり、玄関正面に据え付けられた滝田栄氏(俳優・仏師)の観音
像は撤去されていた。千人風呂は相変わらず風情を損なうものだった。女性エリア
に平気で侵入する男性にはもう混浴という伝統の秩序は感じられない。残念な事だ
記録:北部八甲田山系9峰の一つ、標高1,584m(八甲田山最高峰)
新春の信州を温泉探査。信州は雪深いという印象が強いのだが南東信州は雪が少ない。
今年の大雪でさえ道路が乾いている状態だった。そんな湯旅はレンタカーで挙行した。
先ず著名温泉地別所温泉。大湯、大師湯、石湯の三つの共同浴場の中で大師湯に入浴。
【Data】単純硫黄泉 50.9℃ PH8.9 源泉:4号源泉
湯感:休日にも拘らず浴室は地元のご老人で満杯(5~6人も入れば一杯)だった。ご
老人には休日も平日もないのだ。ゆっくりと名湯をあじわうことが出来なかった。
閉業:2011.1.3. 理由は女将の骨折で後継者が居ないとの事。
又悲しい報告をしなければならない。青森県湯の沢温泉郷なりや温泉旅館が休業。
隣接の湯の沢山荘の閉鎖以来だ。これで湯の沢温泉郷奥の秋元旅館のみが残った。
ご主人の病気療養が大きな原因と思われる。再会のメドはたっていない。(2011.2.14)
【Data】食塩硫化水素泉 51.0℃ PH7.0 源泉:なりや温泉
映像:吹上高原すぱ鬼首の湯の内湯
鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉そして鬼首温泉。
宮城県中部を代表する温泉郷はそれぞれ個性がある。中でも鬼
首温泉は間欠泉や渓流沿いの散策路など自然と遊べる温泉地だ。
【Data】単純温泉 100℃ PH8.3 源泉:通産省現源泉+白土源泉
映像:大沼旅館の内庭足湯露天風呂「石割の湯」
宮城県で重曹泉の郷といえば、東鳴子温泉を思い起こす。
温泉郷全体に重曹泉があふれ、旅館一軒一軒が自家源泉
を有す。中でも人気の宿が大沼旅館。若い女性に人気だ。
【Data】含食塩・芒硝ー重曹泉 71.7℃ PH7.7
源泉:大沼の湯、共同配当唐竹の湯混合泉