廃業報告:2017年1月廃業、2023年12月現在は薬師湯の貸切&素泊り施設とし活用
映像:石見の国、温泉津温泉の山形屋:『弐の湯』。程よい茶褐色の湯面に心を奪われる。
(過去の記録:2008.01.08)
時が移ろい、人変われど魂は続く。この言葉がぴったりの湯守に出会う。鄙びた3階建て
温泉宿。二代目は夕刻に訪問した筆者を本館、別館の湯殿に案内してくれた。元湯の隣で、
泉薬湯と源泉は同じだが、山陰の名湯の魅力を最大限引き出す為の工夫が凝らされていた。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 45.3 ℃ pH6.4 源泉:温泉津温泉 薬師湯
参考:本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫著)-15位温泉津温泉
学術:日本温泉地域文化資産NO.93「元湯」共同浴場と歴史的町並み(日本温泉地域学会編)
映像:山間の静寂の中、湯元山塩館の源泉岩風呂に浸かる温泉仲間。
長野県下條温泉で開催された日本温泉地域学会終了後、有志会を募り
南信州の秘湯の宿を訪問した。若女将夫婦の心の暖まるおもてなしと
日本有数の強塩泉源泉を味わう事となり、企画したT氏に感謝である。
【Ðata】(強)食塩泉(含硫黄) 12.8℃ PH7.9 源泉:鹿塩の湯1号
評価:右側に冷鉱泉の掛け流しの湯船があって、冷温浴が可能である。
謂わば源泉を見える化した点が評価、そしてナトリウムイオン7,932㎎
塩素イオン14,050㎎の強塩泉は圧巻である。秘湯中の秘湯である。
映像:群生する九輪草の花花 📷FUJIFILM finpixsi
大池の目玉的存在がクリンソウの群生だ。
なるほど、可憐な花弁が茎を中心に九つ
咲いている。日本原産の人気の山野草だ。
花言葉:物思い、幸福を重ねる、物覚えの良さ、少年時代の希望
≪速報:講演・研究・調査 八戸市鮫公民館 2017.1.26 10時~12時 ≫
八戸市内三回目の温泉講話である。この講話に参集された方は浜通り
の鮫、白銀、湊三地区のおよそ60名。真冬でもあり安全な温泉利用を
中心に温泉観光の話を含めて2時間の講話。参加の皆さん熱心に聴講。
演目: 『温泉の効能と正しい入浴方法を学んで温泉を楽しもう』
講師: 温泉地活性化研究会代表(日本温泉地域学会監事)
参集: 八戸市浜通り地域(鮫、白銀、湊三公民館合同)
配布: 安全・安心「入浴マニュアル」(温泉地活性化研究会編)
持参: ノートパソコン(東芝ダイナブック)、プロジェクターロングコード、レーザポインター
現場: プロジェクター、スクリーン、電源ケーブル(主催者用意)
撮影: iphon6
📷FUJIFILM finpixsi
高原の小さな池でのひと時の探勝。ほんの短い時間に貴重な山野草に立て
続けに遭遇。なんと優しい名称「二人静」、花の佇まいはそのものの姿だ。
分類:センリョウ(目・科)・チャラン属・フタリシズカ種 漢字:二人静
花言葉:いつまでも一緒に、静御前の面影
参考:菜摘女に静御前の霊がつき、静の舞を舞う姿を思わせる花形から命名
静御前の歌「しづやしづ賤の苧環くりかへし昔を今になすよしもがな」
映像:大池畔で撮影したマムシソウ( 📷 FUJIFILM finpixsi)
草深い細い道を辿ると、なにやらおどろおどろしい草花が出現。なんと!
毒マムシが鎌首を持ち上げた姿にそっくり。その名も「マムシ草」ピッタシ。
分類:オモダカ目・サトイモカ科・テンナンショウ属・マムシグサ種
毒性:激しい下痢や嘔吐、心臓麻痺症状など重篤な場合死に至る。球根に
はサポニン、コニインを含み毒性が強く、汁に触れると炎症起こす。
漢字:蝮草 別名:ヤマコンニャク (山蒟蒻)
花言:壮大な美、壮大
映像:大池畔で撮影( 📷FUJIFILM finpixsi)した銀蘭(南アルプス温泉探査)
ヒマラヤケシの花園から次に、大鹿村の不思議な池へ若女将が案内してくれた。
小さな池の水辺に貴重な山野草が自生群生しているという。先ずこのギンラン。
分 類:キジカクシ目・ラン科・ギンラン(属・種) 漢字:銀蘭
特 徴:菌と共生、庭に移植しても相手がいないとなかなか育たない
花言葉:おとなしい貴婦人(金襴は華やかな美人)
映像:浪漫の館月下美人の露天風呂
2016年春の日本温泉地域学会が開催された温泉地。その会場となったのが
浪漫の館月下美人 である。勿論、温泉は下條温泉源泉の美人の湯 (PH9.6)
印象的だったのは経営者一家のおもてなしが溢れる星空の探勝会であった。
【Data】単純硫黄泉(アルカリ性) 29.6℃ PH9.6 源泉:下條2号泉
≪ memoir:映画文化 沈黙ーサイレンス(TOHOシネマズ) 2017.1.21 ≫
人はこんなにも残酷な事が出来るのだろうか?今から4百年前戦国時代の出来事。
しかし、つい80年前にも戦争の虐殺が・・・いや今も東欧中央アジアで行われて
いる。こんな、何にも進歩しない人類へのレクイエムとなって欲しい映画である。
感想:原作は遠藤周作の「沈黙」。学生時代文庫本で読んだ。しかし今ほど感動
は無く、他人事で過ぎた青春時代・・・何もかも過去に立ち返り再考したい。
伝承:映画は実際に長崎で起こったキリスタン弾圧で犠牲になった二十六聖人の
実話が素材となって居る。現場の長崎市には日本二十六聖人記念館が伝承。
参照#船越保武(美の伝導師)探訪紀行
(本映像は、踏切遮断機外から望遠で撮影しております)
天竜川の河岸にある無人駅に列車が止まった。天竜峡駅付近が天竜ライン下りの起点で
ここが終点船着き場となる。無人駅から上方の天竜峡駅に戻る観光客3名が乗った。
記録:一面一線駅、飯田線、乗車客18人/日(2018年)
参考:飯田線は秘境駅で人気、車両は213系5000番台が多い。
南信州の温泉地は阿南温泉。地域の共同浴場の軒下に
人間と共生する小鳥で知られる燕の巣があった。温泉
場に燕は全国共通である。今まさに子育て真っ最中だ。
鳴声:チィチュロリ、チュリチュリ、ジュリリ
参照:最北の燕:南帰行燕(サロベツ原野)
南信州下伊那郡阿南町にある公共の温泉施設である。長野県は
どういう訳か南信州にはあまり高熱温泉は存在しない。だから
こそ、厳しい山岳部の地域住民にはこの様な施設が必要となる
【Data】単純温泉 31.8℃ PH10.2 源泉:阿南温泉
所感:立派な美人湯の条件PHだが循環消毒では持味発揮できず