2010年の北海道温泉探査の最終目標は今年世界遺産地域に設置された
木道の観察だ。知床五湖周辺を羆の危険をなくし自由に歩ける木道は
想像以上に素晴らしかった。木の温もりは知床半島の自然に溶け込む。
世界遺産木道:木道には電気バリヤが張られ、地上5mの高架は羆の
侵入を防ぎ、知床連山、オホーツク海、知床五湖が眺望できる。
三段の湯の先にもう一つ野湯がある。入ると丁度、岩尾別の滝が視える
ところから名付けられたらしい。一方、此処は世界遺産区域、羆が出没
する。特に朝夕は羆の活動帯。十分留意しての入浴が必要。危険入浴だ。
【Data】食塩泉 61℃ ㏗ー 源泉:岩尾別温泉 滝見の湯
映像:世界自然遺産内の野天風呂:岩尾別温泉ホテル地の涯隣接(2010.8.13)。
世界遺産:知床半島内にある温泉はカムイワッカ湯滝と岩尾別温泉。
カムイワッカでの入浴は入場制限などで非常に厳しい状況にあるが
ここ岩尾別温泉は隣接ホテルが管理している無料露天風呂がOKだ。
知床五湖の羆でも観察できたらと思い5時頃出かけたのだが、残念
ながらゲートは閉鎖(7時開放)で思い直して岩尾別の朝風呂に挑戦
なんと、今朝道の駅で見かけたカップルがもう温泉を楽しんでいた。
【Data】含土類‐食塩泉 63.3℃ pH6.8源泉:岩尾別温泉(三段の湯)
温感:世界自然遺産知床半島の温泉三昧は岩尾別温泉で佳境に入る。
映像のカップルは大自然の温浴シーン撮影を快諾いただいた。
参照#① カムワッカ湯滝 ②地の涯ホテル内湯露天風呂(岩尾別温泉)
映像:左コーディネータ―石川副会長、中央パネラー山村会長、右谷口監事
背後に古牧温泉が誇る庭園を望む大庭園会議室で開催された。
温泉地活性化研究会がコーディネトした青森県では本格的な「温泉フォーラム」
日本の温泉地域学を束ねる日本温泉地域学会、日本で最もピュアな温泉評論家、
ユニークな活動をする温泉地活性化研究会、温泉地再生を図る古牧温泉青森屋
この組織を代表するパネラー、コーディネーターが、2時間中身の濃いトーク。
参考:この公的なフォーラムには日本温泉地域学会の山村会長、石川副会長
地元からは同じく日本温泉地域学会の谷口監事、星野リゾート古牧温
泉青森屋佐藤支配人がコーディネーター、パネリストとして参加した。
世界遺産:知床半島の観光拠点ウトロ港を見下す丘に温泉がある。
夕刻、オホーツクの海に沈む夕陽を見ようとする入浴客が陣取る。
日本列島東端の夕陽を眺めながらの一日の感動シーンを振り返る。
(2010.8.11 18:00)
【Data】含重曹ー食塩泉 61℃ PH7.6 800ℓ/min 源泉:3、6、8号混合泉
認定:温泉は極普通だが、世界遺産、オホーツクの夕陽を観ながらの入浴
体験は恐らく此処だけの景観なので、温泉観光士として名湯に分類
≪Mémoireメモワール 💒社寺神域・熊野本宮大社(2015.5.15)≫
神が舞い降りた地とされパワースポットとして人気である
本宮は奈良時代から神仏習合で、祭神は仏名を配している
熊野本宮大社は明治期の大洪水まで熊野川の中州に在った。
現在は山腹に正殿を構えている。映像の川原は神域として
いまでも大切に守られている。山と川が熊野の神域 である。
社格 : 国幣中社・・・大斎原(おおゆはら)に中四社が祀る
祭神 : 忍穂耳命(地蔵菩薩)、瓊々杵尊命(龍樹菩薩)
(本地仏) 彦穂々出見尊(如意輪観音)、鵜葦屋葦不合命(聖観音)
指定 : 重要文化財(熊野本宮大社他)、史跡(熊野三山)
参照 : 💞 パワー聖域 熊野本宮大社(紀伊山地)
参照 : 🌏 世界遺産 熊野古道(紀伊山地)
≪Mémoireメモワール 💒社寺神域 玉置神社(奈良県吉野郡) 2010.10.6≫
世界遺産熊野古道をトレッキングする。道々に由緒ある古刹がある。
その中でヒストリアパワーを感じたのがこの玉置神社。玉置山山頂
で熊野古道のクライマックスに近い。紀伊山地霊場と参詣道を体感。
社格 : 郷社 指定:世界遺産、重要文化財(社務所、梵鐘、台所)
祭神 : 国常立(くにとこたち)尊、伊弉諾(いざなぎ)尊、伊弉冊(いざなみ)尊
天照大あまてらすおお)御神、神日本磐余彦(かむやまといわれひこ)尊
摩周湖に行く途中、弟子屈町にある温泉地が『摩周温泉』
以前は弟子屈温泉と称していたが、観光振興を目指して
名称を変更、同じく名称変更の摩周駅前で足湯を体感可。
【Data】食塩泉 81.5℃ PH8.2 源泉:摩周温泉2・6号混合泉
≪Memoir(メモワール):Histoire(イストワール):社寺教会 瀧尻王子宮(熊野古道)2010.10.4≫
世界遺産熊野古道を歩いて遭遇した社。熊野三山に点在する九十九王子(社)
の一社。熊野詣でが盛んな時代無数の熊野道の難所の一つ。恐らく、難所に
休憩と無事祈願成就の祈りを行った場所と推測。熊野詣ではそれほど難所。
社格:村社 主祭神:天照皇大神、日子火能迩々芸命、天忍穂耳命、日子穂々手見命、鵜茅葺不合命
解説:古来、この地方では王子とは神社のことを指し、冠は地名とされる。
だから、滝尻の地にある神社というこで、滝尻王子宮と呼称される。