今年も湯の湖、屈斜路湖にやってきた。最終目的地だ。青く透き通る“水晶の湯”。
源泉100%掛け流し温泉。屈斜路湖岸まで、5分と好立地。初めての入浴体験だ。
【Data】単純温泉 46.9℃ pH値7.7 源泉:サクワンチサップNo.160-016(仁伏温泉)
特徴:屈斜路湖畔は熱源地帯だが、仁伏温泉の源泉は湖岸の小山サワンチップ。
映像:硫黄山は今も硫黄を噴き出す。昔マッチ軸に使われる硫黄を採掘
摩周湖から先は屈斜路湖だ。摩周湖の外輪山を下り途中遭遇するのが
この硫黄山。その一キロぐらい先が川湯温泉だ。そして更にその先が
今回の最終目的地屈斜路湖畔。ここで最後の真夏のオートキャンプだ。
記録:標高512m アイヌ名:アトウサ(裸)ヌプリ(山)種類:溶岩ドーム
映像:下呂発温泉博物館を視察する日本温泉地域学会・学会メンバー
温泉を科学的見地から、温泉の湧き出す仕組みや泉質、効能などを紹介、また
、歴史から見た温泉や 温泉の発見伝説、江戸末期から明治の温泉番付など興味
深い資料を温泉の文化として紹介している。下呂温泉必須見学先といってよい。
日本温泉地域学会那須湯本温泉大会(理事会・総会・研究発表)が開催された。
開催地:岐阜県下呂市 下呂温泉水明館
時 間:平成24年11月26日 9:30 ~ 15:00 後、解散。
〇 自由論題:座長・・・徳永 昭如 氏(長野市開発公社) 9:00~10:40
♨ 温泉と地域資源の活用と地域コミュティの再構築 ー 東京都新宿区
十二社を例に - ・・・ 宇田川 大介(東海大学大学院)
♨ 温泉の魅力の継続性と「地域の文脈」・・・井上 晶子(立教大学大学院)
♨ 人吉温泉と修善寺温泉の類似性を通しての連携構想
・・・ 新田時也 (東海大学)
♨ 湯巡りを通して生きがいを創造する温泉シールラリーの展開
・・・ 古田 靖志(下呂発温泉博物館)・武田 章祐(エービー)
♨ 温泉地に関する報道の変遷と特徴 ・・・ 内田 彩(大阪観光大学)
〇 自由論題:座長・・・長島 秀行(東京理科大学) 10:50~11:30
♨ 『日本温泉浴場物語』が物語る浴場と欲望
・・・ 浅利 浩之(フィルムセンター)
♨ 東北の「炭酸泉」泡の湯について ・・・ 長谷 戴子(京都市民)
♨ 別府温泉地球博物館について ・・・ 由佐 悠奇(別府温泉地球博物館)
♨ Biofango(R)を用いた新たな温泉活用法と地域活性の可能性
・・・ 杉森 賢司(東邦大学)・岡島 麻衣子(北陸先端科学技術大院)
・ 大和田 瑞乃(アゼンダント)
〇 シンポジウム 下呂温泉の街づくりの工夫
コーディネーター:石川 理夫(温泉評論家)
パネリスト :伊藤 祐 (下呂温泉観光協会長)
:斎藤 正巳(下呂温泉開発協同組合副理事長)
:古田 靖志(下呂発温泉博物館名誉館長)
参照# 日本温泉地域学会 大会記録集
自然休養林(正式には雌阿寒オンネトー自然休養林)に到着した。
朝もやを突いての到着。キャンプ場は漸く朝餉の支度で活気づい
てきた。原生林の木漏れ日が眩しい。これから周辺トレッキング
オンネトー:アイヌ語で「年老いた沼」(オンネ=年老いた、大きな トー=湖、沼)。
映像:オンネトー自然休養林に向かう道:正面の山は雌阿寒岳、両側は勿論、原生林。
足寄町はこれといった特徴のない町だが自然に恵まれている。特に温泉研究している
者には夢の様な光景が広がる『オンネトー湯の滝』を有する自然休養林は秀悦である。
今回の北海道温泉探査の終盤の目的の一つである。北海道の大自然を体感する地帯だ。。
参照 # 2013年温泉探査「オンネトー湯の滝」
いよいよ富良野を離れる。美瑛~上富良野~中富良野~富良野、そして南富良野
風景画館の主舞台、空知支庁、上川支庁、十勝支庁を走り抜ける。風景画館の主
はいまや全北海道の風景をキャンバスに切り抜いている。筆者はその軌跡を辿る。
(2012.風景画館 完)
建物のスペース全体が展示会場なので、廊下といえども、貴重な展示空間なのだ。
大抵、美術館は展示物が毎年違う。此処もそうだ。館主の意図で微妙に変化する。
小さな小学校の小さな玄関を入ると、右手に受付コーナーがある。
今年はこの絵画館に雰囲気が似合う女性がいた。聞いたらやはり
画家の絵が好きということ。同じ色の人は引き寄せ合うものなのだ。
一昨年は奥様、去年は画家、今年はこの女性と素敵な人達との出会。
筆者が在籍していた青森地域社会研究所機関誌月刊「れぢおん青森」に研究員として
「青森県の温泉地の現状と温泉観光考察」を執筆した。今回は、先回発表内容の続編
「津軽半島と津軽平野」の温泉について論じて紹介する。津軽は温泉銭湯がさかんだ。
記録:掲載内容「特集」全16頁
🔵2012.11号・・・青森県の温泉地の現状と温泉観光考察 (津軽半島と津軽平野) 2~17頁
①始めに ②青森県の温泉資産 ③青森県の温泉の泉質と特色
④津軽半島、岩木山、津軽平野の温泉物語 ⑤世界自然遺産白神山地の温泉物語
⑥終わりに
参考:「れぢおん青森」は青森県の民間シンクタンクとして唯一の(一財)青森地
域社会研究所が発行する月刊誌である。この冊子に青森県内の有識者や公
的研究機関の研究等が寄稿する。「れぢおん」とは仏語で「地域」という意
日本は少子高齢化を迎え、嘗て子供達が通った小学校がどんどん廃校と化している。
小学校に通える地域が実は地域のコミュケート・絆の最小範囲だ。この様な地域の
思い出が一杯詰まった学び舎が役割を変え残る事に安堵する。地域の賑わいが甦る。
参考:1960年から2010年の50年間で約4,858校の小学校が失われた。しかも奈江
のような都市部から離れ高齢化が進む山間部の学校が多い。それは、分校が
3,886校も閉鎖されたことで、理解できるだろう。奈江小学校もその一つだ。