リニューアル再掲:種田山頭火色紙(こぼれ菜の花‥・下北半島) 2025.01.10
新春の大雪の中、雪掻きの合い間にブログの見直しをしている。
災害級の降雪で、青森県でも対策本部を設置したほど、そんな
中、静かな時間も必要と思い、今回種田山頭火の見直しをした。
(過去の記録:2018.07.20)
下北半島を下風呂温泉を目指して北上。途中、むつ市内で一献傾けた居酒屋の壁に
掲げられていたのがこの色紙。関西中心の山頭火が下北半島に来たとは信じがたい。
敢えて言えば、途中日本一の菜の花畑(横浜町)があるからこの色紙なのだろうか?
「こぼれ 菜の花も をさない おもいで」(種田山頭火)
下北路で偶然(必然?)に遭遇した山頭火の色紙。運命的であった。人生一切無駄
なものは無い。この時間、この場所、この色紙。それは山頭火を追っていた筆者に
偶然と必然を運命という言葉で絡めてしまう。そして恐山に向かうと山頭火の最後
の句(山頭火が俳句集で公表された最後の句)が宇曽利湖・大尽山の青空に浮かぶ。
「 もりもり もりあがる 雲へ歩む 」 (種田山頭火)
参照#① 種田山頭火(放浪の歌人)探訪紀行 ② 恐山・宇曽利湖・三途川・太鼓橋
リニューアル:恐山地獄「胎内くぐり」恐山地獄巡り現世帰還路 2024.07.20
(過去の記録:2018.10.25)
もと来た参道へ戻るには3つの道がある。賭博地獄、金堀地獄、重罪地獄、どうや地獄、
修羅王地獄を抜ける地獄ルート(順路)、 参道方面の丘を上がり延命地蔵尊を拝し塔婆堂
に抜ける延命ルート。それと、引き返す道。どちらをとるかは貴方次第だ。筆者は延命。
映像:極楽浜から延命地蔵を目指す道は「胎内くぐり」という現世の世界へ帰る道である。
浄め:諸地獄を抜け、極楽浜に辿り着き、東日本大震災の鎮魂をして帰路「胎内くぐり」
を抜けると眼前に恐山温泉浴舎が見えてくる。此処で身体を浄め恐山霊場を辞す。
参照#① 恐山本院がある釜臥山『胎内くぐり』
② 恐山( 現世・地獄・天国 )巡礼 紀行
リニューアル:塩屋地獄 恐山(現世・天国・地獄 )巡礼2024.07.20
地上界が見え始めた丘からもう一度、硫黄漂う地獄界に目を転じる。何故
塩屋地獄と名付けられたか知らないが生命要素の塩を営む業の様な生地獄。
大尽山、宇曽利湖背景に拡がる冥府世界を彷徨い、我を取り戻し踵を返す。
参照#恐山(現世・地獄・天国)巡礼紀行
参照:①北海道(登別温泉 三途川地獄) ②北海道 (川湯温泉 硫黄山)
③秋田県(泥湯温泉 川原毛地獄) ④長野県 (善光寺 閻魔大王)
⑤栃木県(那須温泉 殺生石地獄) ⑥長崎県 (雲仙 大叫喚地獄)
⑦熊本県(はげの湯 大小蒸地獄) ⑧台湾国 (北投温泉 地熱谷)
リニューアル:菩提寺境内 恐山(現世・天国・地獄)巡礼
映像:地蔵山奥之院不動名境内撮影(公式HP2024.07.20)
花染の湯で身を浄め、恐山を逍遥する。先ずは恐山境内の
眺望をする。遠くに宇曽利湖そのまた先に蓮華連山が並ぶ
此処があの世と現生の境目の景色だ。心の邪念を払い歩む。
参照#恐山( 現世・地獄・天国 )巡礼紀行
リニューアル:現世のイタコ (下北半島 恐山霊場:2016.07.24)
下北半島恐山例大祭の日に境内に入域した。霊場恐山は菩提寺境内全体が
霊場である。その中に地獄、極楽、宇曽利湖、温泉が点在している。その
一角に例大祭時のみ、死者との対話を霊能とするイタコ小屋が開設される。
イタコ:死者と現世の願い人(亡くなった近親者との会話を希望する者) と
を結ぶ口寄せをする霊能者。元来盲目の老女が行って、恐山の一角
に常駐していたが、近年は恐山の例大祭の時だけテントを張り行う。
東日本大震災後、気のせいかイタコ小屋に多くの人が寄添っている。
所感:過去の人を口寄せするイタコ(巫女)は観音様の様な眼差しだった。
参照#恐山(現世・地獄・天国)巡礼紀行2024
リニューアル:無限地獄 恐山(現世・天国・地獄 )巡礼2024.07.22
硫黄香が漂う地獄界に迷い込んで、地獄の一丁目にあるのが 『無限地獄』
無間地獄(むげんじごく)とは、仏教における地獄の世界観「八大地獄」
の最下層にあって最も大きく恐ろしい責め苦を受ける地獄のこととあるが
硫黄噴き出す岩礁には恐ろしさというより、諸行無常の妖気が漂っていた。
所感:一時、恐山の冥界を彷徨って気付くのが自分というちっぽけな存在。
一体どれだけの時間を、一体どれだけの人々が魂を求めて彷徨った
のだろう。足取りは自然と、地獄から天国へ、そして現世へ向かう
参照#恐山(現世・地獄・天国)巡礼紀行2024
Memoir:山主上山式 (下北半島 恐山霊場 例大祭 2024.7.22)
毎年、夏になると霊場恐山の大祭が開催される。例大祭のクライマックスが
7月22日10時から行われる山主上山式。太鼓橋から菩提寺総門までの間をご
詠歌お唱を先導に僧侶が続き、山主の籠行列が進み総門にて籠を降り山主は
参道を歩き地蔵殿へ向かう。毎年、毎年繰り返される光景。今年も平和祈願
参照#恐山(現世・地獄・天国)巡礼紀行 2024
薬師天(釜臥山 巨石群) 【釜臥山 Ⅴ トレッキング 完 2023.11.03】
足の痙攣を気遣い結局、薬師天まで登って来た。途中浮石昇りがあったり
で、釜臥山を登り切った感がある。登坂高度も876m、とほゞ釜臥山の
標高に近い。しかし、実際の頂上は後78メートルくらい上。今回は此処迄。
山感:前回胎内潜りコースを抜けて頂上まで887mだったのでほゞ登頂だ。
しかし若いクライマー同行で足痙攣離脱は精神的に辛いものがある。
山行:人それぞれだろうが、山友と二人で始めた山登りなので、ヤッパリ
気の合った山人とノンビリと少人数トレッキングが性に合っている。
参照#釜臥山 Ⅴ トレッキング 紀行
不動岩(釜臥山 観音堂コース) 【釜臥山 Ⅴ トレッキング 2023.11.03】
折角上ったと思うとまた下りを二、三回繰り返しいよいよ直登という所で
左太腿に痙攣が走った。それまでは集団の先頭だったが、若い人にペース
を配慮したのと、夏に痛めた左親指爪剥離が原因と思われ、途中チームを
離脱、一人足を引きづってこの岩に辿り着いた。ここから目的の胎内潜り
はもうチョイなのだが、山友の勧告で分岐する薬師天(巨石群)を目指した。
記録:小さめの仁王岩から不動岩に辿り着き、左に行者岩を経て胎内潜り、
真直ぐに進むと、小さな浮石場(ガレ場)を経て薬師天に辿り着く。
参照#釜臥山 Ⅴ トレッキング 紀行
登山道口(むつ市水源地公園) 【釜臥山 Ⅴ トレッキング 2023.11.03】
下北半島の最高峰釜臥山は意外にも海岸線からの直登となっている。登山口
に位置するのがむつ市民の憩いの場所というのも趣深い。登山を始める以前
はこの公園で遊んだ記憶がある。山容といい、登山口といい興味深い里山だ。
記録:🗻878m 5:48分
7.6㎞
876ⅿ
876m 天候:☀☁
行程:樹林コース~観音堂コース~不動岩分岐~薬師天コース~スキー場
参照#①沈澄池堰(むつ市水源地公園) ②釜臥山 Ⅴ トレッキング 紀行
月山大権現 月山(下北半島)トレッキング 完 【六ケ所村 泊 2023.5.28】
綺麗に手入れされた登山道を、要所要所にある「さざれ岩」の祠を参りながら
月山の頂きに辿り着いた。月山大権現の祠と三角点が有るだけの到達点で眺望
は効かない。しかし、途中の登山道は高山並みの森林限界モドキと振り返れば
眼下に太平洋が迫り、西方にむつ湾が望める景観は十分楽しませてくれる里山。
参照#①お山の祠 紀行集 ②月山(下北半島)トレッキング 紀行
五頭龍神 月山(下北半島)トレッキング 【六ケ所村 泊 2023.5.28】
月山の登山道を登り暫くして、左にそれ進むと、さざれ石の巨大石二柱が建つ
まるで二つに割られたようだ。その足元に五頭龍神を祀る祠がある。五頭龍は
国内各地に祀られているが前身は暴れ者、改心後に守り神とされている。ここ
ではさざれ石の守り神なのかな?この岩は背後から登って胎内潜り体験も可能。
参照#①姫神メンヒル ②お山の祠 紀行集 ③月山(下北半島)トレッキング 紀行
山行速報:川内川溪谷 大滝 【縫道石山Ⅱトレッキング 完 2021.11.20】
下北ジオパークのランドマーク:縫道石山を登頂後立ち寄ったのが、同じく下北
ジオパーク・川内ジオサイトの川内川溪谷。もう紅葉も去り、名物紅葉は観れな
かったが、渓流釣りで有名な流れは勢いよく流れていた。近辺の温泉別荘地には
渓流釣り好きで有名な杉良太郎・伍代夏子夫妻の温泉付豪華大別荘があるという。
記録:高さ5ⅿ、幅8ⅿ、川内川先第三水系30㎞、渓流釣り、岩床ポットホール
山行速報:縫道石山 直下 【縫道石山Ⅱトレッキング 2021.11.20】
早朝起きて、登山口八時半出発。九時四十分頃にこの撮影現場に到着。頭上に聳
えるのは目指す岩山。この場所からグルリ背後に回り込んで、天辺に這い上がる。
距離は短いが達成感が堪らない。下北ジオパーク・野平ジオサイトを体感できる。