映像:春の田植えシーズンに入った象潟一帯の景観、鳥海山の山容が眩しい
鳥海山を背景に、眼前の日本海を従えた松の丘群像。東の松島、西の象潟・・・
奥の細道で松尾芭蕉は『松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し』と記述
記録:現在島は102水田に点在。田植期に往時の浅海に浮かぶ九十九島を彷彿
指定:国天然記念物、鳥海国定公園
参照#東の松島と松尾芭蕉が称えた『日本三景 松島湾(宮城県)』
太平洋、小川原湖を見渡す小高い丘に、なんともお洒落な家が。家の前はご覧の一面の
にんにく畑。そう、この家は『にんにく御殿』の様だ。にんにくは上北郡の重要な農産
物。黒ニンニクの生産も盛んである。後日談、この家のご主人はにんにくと無関係とか。
映像:筆者が訪問後、新しくなった浴室(by公式HPより )
羽黒山から月山へ向かう途中の山間、ポツンとある温泉。霊峰月山の北山麓に
位置する。日帰り入浴、キャンプ等で利用。月山登山、山菜採り、渓流釣りと
景気のよい時代の賑わいは今は無い。微かに痕跡があり、寂びれ感だけがする。
斜面の紫色の高山植物が印象的。湯船から見る月山渓谷の向こうに月山が聳る
残念ながら宿泊および食事の提供は無くなり管理業者が撤退、町直営となった。
(庄内路探訪 完 )
【Data】単純酸性冷鉱泉 22.4℃ pH4.0 源泉:月の沢源泉
国は今回235名の地域活性化伝道師を認定した? 一帯、誰がどんな方法で認定したのか?顔ぶれを見ると観光・活性化のカリスマとして充分知名度のある方々ばかり、地域の色んな問題にボランティアで取り組んでいる方々を忘れてはいまいか。これも活動の差別化なのか。選ばれた人へ拍手を惜しまないが、なにか寂しいものが残る。この事で地域活性化活動が形骸化、画一化、権威化されない様に祈る。活性化の主役はあくまでも地域の人、普通の人、皆さんなのだ。国の地域への意気込みには同感、しかし今後の進め方は更に工夫が必要と感ず。
映像:軽妙な語りで講演する『地域活性化担当大臣 渡辺善美』
羽黒山で信仰の気持ちを新たにし里に降りてやはり身を清めなければ。
あるある・・・やまぶし温泉「ゆぽか』羽黒山界隈の地域の方が親しんで
いる温泉だ。羽黒山らしい、信仰の地ならではの意匠が施されている。
【Data】含石膏ー食塩泉 71.1 ℃ PH7.5 源泉:羽黒町温泉
五重塔を更に登ると、やがて開けたところに社殿がある。羽黒山、月山、
湯殿山三神を祀り羽黒山の頂上部分に鎮座する。庄内地方の山岳信仰の
拠点月山を眺め拝殿に詣でる。山々に信仰が宿る日本の心が見えてくる。
九州霧島・高千穂、山陰出雲、東北岩木山みな高さ故に信仰が保たれた。
自然であろうが人工であろうが究極、太陽天照への憧れ。・・・・要は自然
崇拝、太陽信仰が人間の根源。しかし太陽エネルギー以上に必要とする
人類の肥大・膨張を核燃料というエネルギーで果たして救えるだろうか?
格式:国幣小社 祭神:伊氐波神・稲倉魂命
羽黒山中に入る。標高414mの麓にあるのが霊塔の五重塔。随神門をくぐり、神橋を
渡り、須賀の滝を眺め杉木立のなかにやがて国宝羽黒山五重塔が現れる。残雪の中、
歴史を感じさせる建造物にしばし見とれる。神域に五重塔がある、神仏混淆の名残。
・・・出羽三山、羽黒山の独特な山岳・山伏信仰が窺える。ここも又、祈祷パワーの地。
奥の細道:漂泊の俳人松尾芭蕉が立ち寄った修験の場、ここでも名句を残している。
『 涼しさや ほの三日月の 羽黒山
雲の峯 幾つ崩れて 月の山
語られぬ 湯殿に濡らす 袂かな 』 (芭蕉)
社格:出羽神社末社 祭神:大国主命 指定:国宝(羽黒山五重塔)
映像:浅虫温泉地活性化懇談会が主催するワークショップ(青森公立大学コラボ)
浅虫温泉は県の中央部にあり、良質、豊富な温泉で東北でも名湯とされる温泉地。
しかし、レジャーの様変わり、低迷する経済下、観光客(宿泊客)は減少の一途
を辿っている。そんな浅虫温泉に往時の賑わいをと『浅虫温泉地域活性化懇談会』
が発足した。19年度第1回会合を開催、引き続きワークショップが開催された。
筆者もアドバイザーとしてメンバーに参画。肩書きは『日本温泉地域学会監事』。
一年間浅虫温泉を盛り上げるため様々なアイデアを提供実践する予定だ。しかし、
この試み浅虫温泉の方々それも若手が汗をかかないと結果は出ない。ガンバロウ。
出羽三山を望む一級河川あか川の辺に湧く温泉。1階と2階の浴場はそれぞれ
自然景観を眺望できる展望大浴場、月山や鳥海山が一望できる。一階は源泉掛
け流し、赤茶色の源泉が満たされている。よほどの泉質、量でないと不可能だ
センター系では珍しい。・・・温泉が地域人々の・・・癒しと健康増進に深く関わっ
ていると改めて感じる。入口巨大温泉マークは地域の温泉への感謝の現われだ。
【Data】含芒硝ー食塩泉 62.2℃ ph7.7 源泉:櫛引源泉2号
建つ。温泉好きにはたまらない。起立する石柱に親しみさえ覚える。両側に生えている木
からもその大きさが理解いただけるだろう。 あか川の遥か彼方に出羽三山が聳えたつ。
映像:孟宗竹畑で竹の子堀りを見せてくれた土地のご主人。
情報:昨年「正面湯」前に「足湯」が出来た。湯田川温泉の顔がまた増えた。
晴天のもと、弘前を土手ぶら。富田一戸理容で散髪し高橋のラーメンを食べ、
紀伊国屋書店で書籍を買い・・・いつもの弘前での行動だ。今日は思い出の
小道を歩く。それは一戸時計塔へつながる弘前昇天教会の横道。懐かしの道。
青森県は『りんご』の生産トップ県。お菓子もアップル関連が多い。青森市では
はとや製菓の『アップルパイ』弘前市ではラグノオ佐々木の『気になるりんご』
しかし、期間限定、実食では青森市のこの喫茶『クレオパトラ』のアップルパイ。
食べてみると昔何も無い時代、林檎を砂糖で煮ておやつ代わりにした懐かしの味
これが本当のアップルパイだ。残念ながら31日今日で終わりだ。また次回期待。