映像:即席キムチ麺が御馳走。小盛りごはんはサービスで2000ウオン(200円)
韓流オデンだけでは満たされない。フト、隣をみたら、美味しそうにラーメン類を
食べていた。調理のおばさんに指さして同じものを求める。棚からインスタントラ
ーメン?を取り出し調理し始めた。ここはバスターミナル、庶民的なスタンド食堂、
これもメニューなのだ。ガッカリして食べると意外に美味しい。がっつく小生を見
てご飯とキムチをサービスしてくれた。韓国人は政治的に反日だが個々人は優しい。
参照#韓国の明洞繁華街でみつけた「韓流おでん」
牙山市温陽温泉を十分楽しみソウルに戻る。バスターミナルに着いた頃はもう
真っ暗、小腹が空いた。街角で見かけるおでんのような物をこの際食べて見る。
なんと、これはかまぼこオデンだ。串に刺した薄い蒲鉾に味が滲みて美味しい。
影像:「顕忠祠」公園を散策するの韓国の恋人達
李瞬臣将軍を記念する地域は牙山市民の憩いの場所。平日という
のに多くの市民が訪れていた。特に、若いカップルが多い。もう
日本では見られなくなった一寸距離を置いた初々しいデート風景。
温陽温泉駅(韓国鉄道公社)に掲示されていた韓国の英雄:李舜臣の肖像画。
韓国の英雄を俳優が演じればこのような韓流英雄が描かれるのだろう。李
瞬臣は豊臣秀吉の軍勢と戦った事で、抗日将軍として韓国では人気なのだ。
映像:寝室と思われる長方四畳半スペースは紙の文化でもある。
居間兼寝室として使用されたのだろう。障子戸は日本にも似ているが、床は畳
ではなく床板に紙類を貼り付けた構造。恐らくオンドルの熱を直接肌に伝える
為の建築素材だろう、台所調理釜の余熱が床暖のように寝具を暖めたのだろう。
オンドル:床暖房住宅の元祖。厨房の料理釜の余熱を床に通す事により温める。
映像:李舜臣が暮らしたと言う家屋。
韓国の古民家は門を入ると中庭を囲み母屋、書斎、寝室、納戸がコの字形に囲む。
中国の古民家にも似ているが決定的な特徴は調理間から繋がるオンドルだろう。
中国大陸の冷気が半島を駆け抜ける低温の厳しい気候のための韓国独得の住居。
温陽温泉で源泉入浴の目的を果たしたが未だ物足りない。街のそこここに掲げられている武将が気になり、ガイドブックにある顕忠祠にタクシーを走らせる。この地方の武将として尊敬を集めている李舜臣公の記念公園だ。一帯が牙山市民の憩いの場所らしい。
李舜臣:豊臣秀吉の朝鮮半島侵略(このことが後の旧日本陸軍の大陸進駐を招く)時に
韓国水軍を率いて勇敢に戦い戦死、韓国の英雄となる。母の実家が牙山市にある。
韓国の温泉公衆浴場、地域の人々の専用湯。小生のような外国人だって歓迎。観光客は
大きくて小奇麗なホテルの大浴場で満足するのだろうが、小さな地域の湯、日本の共同
浴場的な温泉で源泉を味わえた。偶然とはいえ共同浴場を愛する小生には至福の一瞬だ。
【DATA】単純温泉 41.5℃(肌計測) PH8.5(肌計測) 源泉:온양온천(温陽温泉)
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福島県の南、もう茨城県の県境に来た。アクアマリンふくしまを見学し、
もう少し足を延ばしたのだ。海は限りなくブルーで広い。そんな海岸沿
いに見つけたのが、地元の建設会社が善意で提供するポリバスの温泉だ。
【Data】含塩化土類-食塩泉37~8℃ 掘削1,000m 源泉:二子浦1号泉
日本ではもう見られなくなった、足踏式ミシンが誇らしく店頭に置かれていた。
使い込んで黒光りするミシンは母の思い出が重なり、ノスタルジアさえ感じる。
公衆浴場「新温湯」で、韓国で初めての湯体験をしたらお腹が空いた。食堂に這入る勇気のないまま、昼下がりの牙山市内を散策。街角に食べ物屋さんを発見。地元の女性が買い求めていたので、やや安心でゲット。食感はナンの様で、ほの甘くおいしい。
コメント:最近は新大久保駅周辺に韓流屋台が点在、同様のものが食べられるかも。