映像:石川氏を招いての講演会。下風呂温泉風景画、浴衣、タオル、木桶実に似合う。
温泉地活性化研究会「略称:泉研」 活動紹介シリーズ
泉研の支え、拠り所は現在多方面で活躍している温泉評論家石川理夫氏である。勿論、
泉研の名誉会員としても活動に参画して頂いてる。人間の出会いは一寸したきっかけ、
しかしそれが本当に縁があるなら持続する。我々は『温泉』という枯れることの無い
縁で繋がっている。それは泉研メンバー諸君も同様である。石川理夫氏は全国の温泉
地への優しさで溢れている。我々は氏を囲んで温泉談義をするのが目的で活動してい
るのかも知れない。シャイな物腰、丁寧・誠実・親切な対応そしてハートフルな行動
・・・まだまだ学ばねばならないものが沢山ある。これからもよろしくお願いします。
参考#筆者が推薦する温泉評論家石川理夫の代表的な著作一覧
① のんびり100湯(PHP研究書:1993年)
② 湯治で元気になる厳選50湯 (双葉社:1999年)
③ 湯治で元気になる ! (双葉新書:2000年)
➃ 温泉でなぜ人は気持ちよくなるのか (講談社+α文庫:2001年)
⑤ 本物の温泉ここが一番!関東・中部周辺版 (宝島社文庫:2001年)
⑥ 山歩きで楽しむ本物の温泉 (アテネ書房:2002年)
⑦ 心とからだを癒す四国遍路と温泉の旅(宝島社新書:2002年)
⑧ 温泉♨法則 (集英社新書:2003年) ※温泉マニア必携本
⑨ 極上ゆシュラン(双葉社:2003年)
⑩ 温泉巡礼 (PHP研究所:2006年)
⑪ 癒快温泉(関東編)(JAFメディアワークス:2009年)
⑫ 温泉の平和と戦争 (彩流社:2015年):
⑬ 本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:2016年)
⑭ 温泉の日本史・湯けむりの奥に見える豊かな生活文化(中公新書 : 2018年)
⑮ 一生に一度は行きたい温泉100選(宝島社・TJMOOK:2022年)
※他、日本温泉地域学会機関誌「温泉地域研究」に研究発表多数
参照#① 芸術&文学&温泉 探訪紀行
② 石川理夫 近況(日本温泉地域学会黒川温泉大会)
③ 下北半島恐山温泉での温泉探査の入浴体験映像
➃ 東京神田で開催された「温コレカフェ」開催参加
(泉研活動紹介シリーズ)
泉研のふるさと下風呂温泉郷に泉研はこれまでもっとも活動・支援を投下した。
下北半島の海峡沿いの温泉地は華やかではないが、海峡・温泉・最果ての魅力
があった。ふるくからの温泉地の風情が漂う地だ。いで湯の街に下駄が鳴る。
女将の会を中心に役場の熱血係長の支援、そして我々メンバーが加わり『温泉
フォーラム』成功後のワーキングを重ねた。温泉地の人たちの活性化への素朴
な反応、前向きな思いがこの先、小野川温泉視察、湯めぐり実施、果ては幻の
鉄道遺跡保存・足湯へと結実していく。
映像:女将の会、役場、温泉愛好家などを集めて、泉研が下風呂で15年の温泉
フォーラムに続く第二弾のミニ集会を開催。2年前の会員は皆若々しい?
(泉研活動紹介シリーズ〉
神秘の湖、乙女の像、奥入瀬渓流、大町桂月、姫マス・・・日本でも有数の観光地として
賑わった十和田湖畔、しかし、それはバブル絶頂期までの、余り楽しみの無い時代の話。
複雑、多様化した娯楽、バブルの崩壊はこのような著名な観光地に打撃を与える。
何とかしたい一念で温泉を掘った。そして良質の硫酸塩泉が湧出し、十和田湖温泉となっ
たのである。泉研は温泉地の事業者・従業員の必須知識、温泉の素晴らしさ、物語、上手
な付き合い方など旅館関係者を対象に温泉塾をボランティアで開催した。
隊長(泉研代表)、津軽支部長、事業部長という最小メンバーでの対応。
出席者は15名程度、場所は、十和田公園管理事務所2階集会室。
①温泉地にはそれぞれ物語がある。②新生十和田湖温泉は焦らず、地道に新しい物語を
作る。③青森県の全体の温泉地を理解すること。④温泉を誘客の道具として考えない事
などをポイントに講演・講義をした。終了した時は、日が暮れてみぞれも降ってきた。
参加の旦那さんたちは、その場で直ぐに組合?の会議に入った。私達3名は会場後片付
けを遠慮がちに済ませ会場を後にした。いままでの温泉塾とは違い、ここは文字通り寒風
が吹いていた。多分忙しい中、時間を割いた結果の状況と思うが、これから青森、弘前に
雪道を3~4時間も掛けて帰る私達に労い、お礼の一言があって欲しかった。
私達は十和田湖温泉誕生に歓迎の意味を込めて『温泉塾』を出前開講したのだが。
国内一級の観光地の「おもてなしの心」がどういうものか肌で感じた一日だった。温泉
地としての十和田湖が今後世間にどのくらい受け入れられるのか心配だ平成16年
初冬の十和田湖温泉塾であった。
映像:上中央、熱弁する津軽支部長(泉研活動紹介シリーズ〉 平成16年6月
大鰐温泉塾では、大鰐町長が自らパワーポイントで講義をするほどに行政が力を入れた。
結果、参加者は過去最高50人を超え用意したイスがなくなるほどだった。大鰐町長は
赤湯旅館のご主人でもあり、お医者さんでもある。いわば温泉療養のプロである。町長
の講演は「温泉医学」に関するもので立派であった。この様なトップとのコラボは光栄。
温泉地活性化研究会からは、4名参加 会場は大鰐町中央公民館四回集会室
・代表は全般の運営や温泉塾の主宰
・津軽支部長は自著『私的に素敵』から大鰐町中心に講演。
・事務局長は買出し、会場管理担当
・下北支部長は温泉塾の司会を担当
町長さんと、現在の新築共同浴場『鰐COME』の見通しなど話題になったが泉研が考え
ていた平川河岸の温泉街景観については話題にならず結局は箱物行政となってしまった
のは残念。お客様が浴衣・下駄で歩く街角を再現して欲しかった。箱物は一点集中でお
客は町を歩かない。川岸の風情再現に泉研としてもこれからも協力したい。当日は陸奥
新報文化部次長でもある津軽支部長の個人的ファンも多数参加。晴天・盛況の開催日和。
参照#講演・講師・研究発表一覧
泉研の活動シリーズで紹介。今回は『弘前温泉塾』学園都市弘前での『温泉フォーラム・
温泉塾』は印象的だった。最もキチンと形が整った集まりかもしれない。参加者は30人
前後、これだけでも成功。なによりも嬉しいのは温泉好きのご夫婦、温泉通のおばあち
ゃん、温泉療法医の資格を有するお医者さん<さすが弘前>、学生カップル、若い女性
の二人連れ、温泉事業家、熟年夫婦などなど弘前市内は勿論、遠くは十和田市まで至る。
司会、講師、ゲスト、スタッフ、場所がもっとも充実したこのフォーラム・温泉塾は今
でも受講生から感謝と開催リクエストのお便りがくる。弘前は文化の街、また屹度温泉
ファンの皆さんの為この地で開催したい。今回の参加者の中から以後協力者が輩出した。
(開催内容)
①温泉評論家石川理夫氏の基調講話『いま温泉が危ない』
②東京支部長の『いま温泉に求められて居るものは何か』
③津軽支部長の『温泉と文学 Ⅰ <石坂洋二郎編> 嶽温泉』
④泉研代表『温泉と文学 Ⅱ <青森県内の温泉地と文学>』
温泉塾ではお菓子・お茶で皆で温泉談義となった。平成16年夏の暑い日、弘前市民文化
交流館ホール(JR東日本弘前駅前複合商業ビル5階)での楽しいひと時だった。
私、が3日間、草津温泉にて行政学から温泉観光学まで8っの科目を受講の結果、得た資格である。 全国に100名程認定者がおり、活躍している。この資格は公的なものではないが、小生にとっては大事なもの。尊敬する日本温泉地域学会の山村会長、石川副会長、浜田理事長との交わりの中で温泉に多くのことを学んだのである。
『温泉観光士』の定義
「温泉観光士」とは「美しい日本に点在している観光・保養・温泉地の資産(宝)を発掘、整理分析し、温泉学の基礎知識のもと、観光・保養・温泉地域の活性化・再生・保護・人材育成を担う者」と定義されます。
(泉研活動紹介シリーズ)
本ブログをご覧の皆さん。最近のブログアクセスは堅調に伸びている。ここで我々
の活動を紹介する。私達の活動は勿論温泉好きが根底にあるが、もともと温泉地の
活性化を支援すると言う有志の集まり。その活動の原点ともなるのが下風呂温泉郷
での温泉フォーラムだった。泉研の仲間も懐かしいであろう当時の活動を紹介する。
画面の左が泉研の精神的支え、温泉評論家石川理夫氏である。次に右へ続き、風間
浦村長、女将の会会長、温泉マニア、大学教授、テレビアナウンサーなどなど温泉
好きのゲストが低迷する歴史ある下風呂温泉郷の未来を語った一時だった。
下風呂温泉郷で初めて開催された一大イベント「温泉フォーラム」プロデュースは
筆者を主体の泉研メンバーが担当。これが泉研発足後初めての事業だった。今から
3年前、パネラー衣装、マイク台等皆で考え手作り。開催に至る行程も楽しかった。
泉研(温泉地活性化研究会)規約第2条には次のように明記している。
泉研は、青森県内外の温泉地の発展、継続、保存を目的とし、主に次の活動をする。
①地域における温泉文化・温泉資源を保護、育成に努める。
②温泉による健康、癒しのあり方を考える。
③温泉地域における活性化事業の企画、実施をする。
④歴史・風土・景観などの温泉地特有の資源の発掘・再生・保存に努める。
⑤温泉関連の諸問題について自己研鑽を図り、調査・研究を励行する。
⑥日本温泉地域学会認定『温泉観光士』に準拠し、温泉地域の人材育成に努める。
温泉を楽しみながら常に『温泉地』の保護が頭を離れない。それだけ温泉地の現実は
厳しい状況下にある。地球の恵み温泉が温泉地の経済活動と密接な事に起因している。
参照#本フォーラムで基調講演をする日本で唯一の温泉評論家石川理夫氏
≪ Memoir:RABラジオ八郎・ひでき・真理ちゃんの『花咲かラジオ』出演2006.8.22 ≫
このころは講演会、新聞、ラジオ、テレビに温泉研究家として多忙を極めた時期だった。
それも、東京電力の友人の社会貢献という活動のおかげと言っていいだろう。アルバム
を整理してたら未公開の一場面が出て来た。ラジオの電波で温泉の魅力を発信した瞬間。
参照#同じくラジオ出演で温泉啓発 ①RAB夢ラジオ ②FMアップルウェーブ
天空を突き刺す奇岩白岩の列。恐山と対なす奇勝である。視界は海に開け後方の絶壁
は恐山へつながる地獄山道だ。恐山が地獄山なら此の地は浄土の浜だ。まさに仏の浦。
この岩礁の奇観・奇勝を青森県の観光の祖とも思われる大町桂月が歌に現わしている。
『神のわざ 鬼の手づくり 佛宇陀 人の世ならぬ 処なりけり』
( 大町桂月 )
下北半島を代表する景勝地、映画のロケが敢行された。三国連太郎が扮する殺人犯が
遭難し、上陸したのが此処。昭和の名映画『飢餓海峡』を鮮明にした場所なのである。
参照#大町桂月(酔仙人)探訪紀行
映像:最新鋭のイカ釣り船{下風呂漁港にて 2015.05.13}
津軽海峡のもう一つの風物詩が『いさり火』。下風呂温泉郷の
宿から夜には煌々と灯が見える。旅情を誘うもの。実際のイカ
釣り船はご覧の通り。なかなか実物を見る機会がないのでは?
津軽海峡といえば「大間のマグロ」で有名。嘗て緒方拳主演【魚影の群れ】で映画化。
大間町を代表するキーワードでもある。大間岬には「マグロ御殿」が何軒か確認できる。
一匹数千万円マグロとの格闘はご覧の俊敏そうな漁船で行われる。海の男の闘いその
ものがロマンとして見られるが、実際は過酷。一年で一匹も釣れない漁師も居るのだ。
参照#①大間マグロ水揚げ ②大間マグロ丼 ③巻き網網漁船(八戸港館鼻岸壁)
下風呂温泉で極上の温泉を味わい、気分良く大間崎に向かう。北辺の海岸線は
急な潮目に洗われ本州でも自然身溢れる景観を呈している。その証左に岩のり、
昆布、うに、あわびなど海辺の漁も盛んである。勿論海峡ど真ん中は天然マグ
ロ、イカ、平目、カレイ、マダイ、サクラマス、ソイ、アイナメ、ホッケなど
青森県を代表する漁場だ。筆者はこの海峡を巡り、北へと北へと想いは膨らむ。
盛夏、夏祭り、思い出、納涼、浴衣、艶姿、流し踊り、小店通り、城下町🏯
木造の建物、蝋燭の灯篭、三味と謡曲、木綿の衣装、集う健やかなひとびと
黒石よされは400年も前からこの形で行われて来た。近隣在郷から老若男女
が集い、程よい疲れで終わり、火照った体は涼風のもと家路につく夏盆物語。
映像は踊りの合間の立姿、何とも清楚で初々しい。盆踊りはこうして男女の
新たな出会いを生む。深く被った笠に乙女の輝きが眩しい。日本三大流踊り
のひとつ黒石よされ踊りはこうして、去りゆく夏を惜しむ日本の伝統行事だ。
黒石温泉郷を抱える黒石市には日本の三大流し踊り「黒石よされ」がある。
今日が2日目で最終日国により重要伝統的建造物群保存地区、「日本の道百
選」にも選定されている「中町こみせ通り」で繰り広げられる踊りはなんと
も懐かしい。踊りの輪が自然と出来る♪エチャホー、エチャホー♪(掛言葉)。
三大流踊り・・・郡上八幡盆踊り(岐阜県郡上八幡町) 阿波踊り(徳島県徳島市)、
黒石よされ
薬研温泉にもミツバチ(ブンブン)族がいた。午前7時起床旅立ちである。
小雨の中の出発準備、彼らはおそらく大間を越え北海道へ渡るのだろう。
小生も9月に北海道ツーリングを企画している。北の大地であおうぜ