映像:網張温泉 仙女の湯。左⇦男性、右⇨女性。簾しかしきりがない。
平成18年は実りのある年だった。よき職場、よき仲間に支えられ感謝である。
そういう年の最後を飾る温泉はその名も高貴な『仙女の湯』。今も火山活動
をしている岩手山中に湧く名湯網張温泉。 この露天風呂はほぼ混浴である。
【Data】 単純硫黄泉 76.7℃ pH4.1 源泉:網張温泉(元湯新湯)
0.981×10の10乗キュリー・ラドン(0.270マッヘ)
廃業:2014年3月で廃業(2013年10月27日で営業終了)
目屋地区から岩木山麓へ抜ける。嶽温泉郷のなかで唯一といってよい野天風呂が
ある。母屋から雪を掻き分け入るのが又醍醐味だ。入り口は男女に分かれて居る
がお湯は混浴なので注意。硫黄泉の温めの湯に浸かり裏岩木山を眺めるのも一興!
【Data】含土類ー酸性硫化水素泉 46.9℃ PH2.22
源泉:嶽温泉旅館組合4~5号集湯槽
記録:嶽温泉郷で唯一、岩木山を見上げる露天風呂であった。
西目屋から岩木山へ向かう。岩木山麓にポツンとある。部落の中の一軒家。
この温泉の特徴は山のいで湯、あったか、つるり。部落の方々の憩いの場。
施設名「観光案内休憩施設大白温泉」とあるのは公的資金導入の窮余の策?
【Data】単純温泉 50.4℃ pH8.2(弱アルカリ性) 源泉:白沢温泉
映像:消失直前の獅子の口から勢いよく源泉投入の様子( 2006.4焼失)
西目屋から弘前方面に下る。東目屋地区にある温泉。狛犬の湯口から源泉ドバドバ
と流れる感動的なシーンはもう見れない。一昨年火事で大浴場が消失、目屋地区の
名湯として県外にもファンが多かったのだが、今日現在再建の目処が立っていない。
【Data】食塩泉 61.0℃ pH 7.8 377L/ⅿ 微石油臭 源泉:国吉温泉
映像:白神山地入域部分に存在した津軽ダムに水没した温泉施設(平成16年3月31日閉鎖)
白神山地の入り口美山湖(目屋ダム)沿いの温泉。一昨年まで営業していたが閉鎖となった。
住宅も殆ど移転、ここは水没する。確かに岩木川は暴れ川、大雨のつど氾濫、目屋ダムが
出来て治水されたが貯水能力がなくなり『津軽ダム』の建設となる、だが景観が失われた。
自然か人間かどちらを保護すべきかは明白、しかし他に知恵はないのだろうか?一度失わ
れた物は二度と戻らない。世界遺産の入り口に巨大ダム建設という自然と治水のジレンマ。
【Data】含塩化土類ー食塩泉微石油臭の塩味 60.5℃ pH 8.02 源泉:美山湖温泉
桃園空港→成田空港→羽田空港と乗り継ぎもう夕方。青森空港までは時間がある。
第一空港ビル4階、発着が見える席に陣取り夕食をとりながら暮れ行く飛行場で
分刻みに離陸する光景をボンヤリ眺める。一本の滑走路から全国へ繋がる空の道。
(台湾物語 完)
映像;地下鉄新北投駅に飾られたサンタクロース
結局、川湯温泉から、北投温泉に戻って来た。日もとっぷり暮れお腹が空いた。
なんと『吉野屋』の看板!日本でも喰えない『牛丼』が喰えるかも。期待通り。
吉野屋の牛丼が見事に台湾で品質維持されていた。懐かしく、美味しく完食!
台湾で最後の夕食。牛丼を食べる。どんなに豪華な食事も、この味に敵わない。
家族連れそして学生が多かった。しかも牛丼よりスナックセット類のオーダー。
外食が中心の台湾にはこのような外食産業が良く似合うしかも衛生度100%。
行義路三駅でバス降車。渓谷の一番奥地。日本の演歌が流れ、和食がメニュー。台湾の
温泉地は料理付きだ。温泉だけ味わうという事は出来ない。郊外の温泉地一体誰が来る?
不安は的中した。400元(約1500円)を払っていざ入浴!あやしい若い衆が奥の大露天
風呂でダルそうに入浴していた。
イヤ~な雰囲気。入浴して気が付いた、刺青だ!かなり具合が悪い。約1名がジーとこ
ちらを観察、これは逃げるが勝ち。湯に浸かりすぐ上がる。日本ならまだしも、外国で
裸で宿には帰れない。慌てて写真も取れない。料理も言葉も分からず面倒くさいからつ
いお寿司といい、生ものを口にしてしまった・・・一人旅、十分用心しなければいけない。
【DATA】硫黄泉、43℃(湯口肌計測)PH2. 5 源泉:紗帽山温泉
映像:バスを降りる親切なご老人
瀧乃湯で温まり、汗を冷ますには歩くしかない。温泉街を登りきり噴気地帯へ抜ける。
今日は平日なので人影もまばら、名湯温泉地の要件にも入るのが『地獄』北投温泉も
例外なく地獄があった。アジアでも一級の温泉地であるのが一目瞭然。よく観ると噴
気地帯に足湯が整備されて居た。硫黄ガスが心配であるが市民の憩いの地なのだろう。
【Data】青硫黄(酸性緑色硫黄泉類(現地表記)) 65~100℃ PH1.2~1.6 源泉:地熱谷
温泉博物館の道路向かいにある共同浴場、ついにあこがれの北投温泉に入湯。
正面番台に70元[凡2百50円]払って男湯に入る、全く日本の共同浴場と同じ。
中は床より低いところに湯船が二槽あり奥の浴槽に源泉が引き込まれていた。
浴槽と対峙して脱衣場があり浴槽から見える。これがポイントだ。見知らぬ
処では荷物から目が離せない、まして海外では。お湯は適度に熱くマッタリ
し幽かな硫黄臭、本物の温泉。日本の多くの名湯の条件それが備わっている。
【DATA】青黄泉(台湾表示)酸性緑礬泉(含ラジウム)PH1.2 42.5℃(注口肌計測) 源泉:地熱谷
温泉博物館には浴槽が大小3つある。その中でも家族風呂っぽい日本式浴槽で美娘
(ミーニャン)に出会った。女性3人でこの博物館を見学していたのだ。彼女はモデル
の役を引き受けてくれた。求めに応じて浴槽に入りポーズを決めてくれた。健康美。