リニューアル再掲:高友旅館 プール風呂 (顕の湯)東鳴子温泉(2008年12月)
第三湯は前掲したプール風呂。これも又湯治に必要な温めに設定(37℃~38℃)の湯壷。
下段の黒湯と交互に入ると程よい気分。この浴室は混浴なのでご婦人は20時~21時30
分の女性専用タイム。他貸切の湯壺が第四湯( 純重曹泉)としてあるが次のお楽しみ。
【Data】 含土類-重曹泉 74.6℃ PH6.8 源泉:顕の湯
浴感:源泉温度は高いがもともと家族風呂の子供用に設定されていたらしく温い温度
同室下段「黒湯」と交互に入ると心も身体も整う。湯治宿ならではの入り心地。
参照#宮城県 温泉地 探査紀行
映像:岩手県紫波町公営のラ・フランスホテル ゆららの浴室 ( by公式HPより )
久し振りの新しい温泉施設というか、本ブログ開設前に利用している温泉である。
本ブログで初めて登場なので「新しい」と掲げた。昭和の香りがするスライダー
のある総合レジャー施設。この時代、温泉利用の公共施設が各地域起こしで流行。
【Data】単純温泉 39.8℃ PH9.0 ラドン含有 源泉:あずまね温泉
JAFなどの割引制度有 (入浴源泉 1,201湯目)
浴感:PH9.0という源泉の良さは循環・消毒使用では期待すべくもない、しかし
山岳トレッキング後の仕舞湯で体を整えるに絶好の施設である。お薦め湯。
この温泉施設は紫波町の里山、東根山の登山道口にある。山岳トレッキング嗜好
の筆者にはピッタリの温泉となった。下山後車を汚すことなく汗を流せるからだ。
嬉しいことに、山頂の写真を提示すると、ナント700円の入浴料が 550円に割引。
入浴速報:東北推奨湯 岩手山焼走り温泉(岩手山県八幡平市) 2023.09.10
2年と六か月振りの入浴、三回目。今回は文字通り、岩手山トレッキングの仕舞湯
として利用。入浴料金600円、が、JAF割で50円引き。ともかく汗を流した。
(過去の記録)
久し振りの初湯。といっても入湯は二回目、本ブログでは初公開である。この温泉
の特徴は、岩手山が冠にあるように岩手山直下、溶岩流が押し寄せた痕跡が観察で
きる地にある。その意味で天然記念物的施設。残念ながら温度が低いので加熱循環。
【Data】単純温泉 30.8℃ pH7.9 源泉:岩手山焼走り温泉いこいの湯(1,114湯)
評価:加熱循環というとテンションは下がるが、登山後に躰を浄め・癒せる施設は
意外と少ない。そんな中、公共ならではの湯提供(民間は大抵三時以降宿泊
専用となり外来入浴を断る)で安心して入れるのが「推奨湯」の理由である。
現況:大部古い施設だが、流石に公共施設。メンテナンスは完璧だ。こと温泉に関
して、筆者は税金の無駄使いとは言わない。地球の恵み温泉を住民・国民に
提供するのはその国の文化度の高さで、余計な道路などの公共事業とは異質。
ホテル形式の施設にも拘わらず、夕方5時には地域住民が多く利用していた。
参照#同じく山名が冠された近隣の公共温泉「姫神温泉(ユートランド姫神)」
入浴速報: 東八幡平温泉 なかやま荘 (八幡平市自然休養村:2023.08.27)
映像:なかやま荘の大浴場(公式HPより引用)
およそ一年半振り二回目の利用、今日はガッチリ八幡平周遊トレッキングの汗を流す
ために立ち寄った。二回目での浴感は、ひょっとしたら名湯!かもということだった。
(過去の記録)
岩手県八幡平市。筆者拠点基地からおよそ2時間半である。山岳県イーハトーブの北
前線でもある。この街からは岩手山、八幡平、姫神山、七時雨山などの山々に容易に
アタック可能だ。その八幡平市で新たな温泉施設を利用した。登山の大事なケア温泉。
【Data】単純硫黄泉 69.6℃ pH4.4 源泉:八幡平温泉(マグマの湯) (源泉1,135湯目)
記録:温泉は松川地熱発電で利用される地下マグマが源泉由来で、マグマの湯の命名
由縁だろう。しかし自然休養村と名ばかり、現在は地元民の福祉施設的な利用
で地元のご老人で混みあい600円の料金にはいささか不満。宿泊施設は閉鎖中。
地元民は200円、外来客は600円(JAF割引10%)、チト高いかな
参照#同じ八幡平温泉(マグマの湯)を源泉とする近隣の公共の湯「八幡平温泉館 森乃湯」
入浴速報:姫神温泉 ユートランド姫神{岩手県盛岡市(旧玉山村)} 2023.07.01
凡そ二年振りの入浴。今回も、姫神山トレッキングの後の入浴。姫神山は三回目。
今日は初めて岩手山を眺める事が出来る浴室だった。姫神山と岩手山それぞれを
眺める浴室が向かい合わせに配置。週替わり、日替わりなのかいずれも絶景風呂。
【Data】単純温泉 39℃ PH8.5 源泉:姫神温泉(めぐみの湯)
浴感:姫神山をトレッキングした四肢は疲労した状態。その筋肉を解きほぐすに
は温泉入浴が最良。湯船から姫神山、岩手山が眺められるこの温泉は景観
故に名湯と言って良いだろう。数時間前あの山頂に居たと思うと癒される。
値引:入浴料600円だが、JAF会員は50円引き。全てが値上る昨今では50円割引
といえども割引は嬉しい。筆者も会員なので、50円引で入浴した次第だ。
(過去の記録)
記録:数十年振りで訪湯した施設の浴室は綺麗・立派に改装されていた。はやり
の窓際集湯溝でお湯を循環する方式はいただけないが開放的で清潔な浴室
と、男女夫々の露天風呂から姫神山、岩手山の眺望は名湯に相応しいもの
参照#① 筆者が露天風呂で名山を鑑賞した絶景風呂「十勝岳温泉」
② 道の駅仮眠時に利用(併設/隣接/近接)する温泉施設
③ 姫神山トレッキング紀行(2020)
入浴速報🌟金田一温泉 カダルテラス 金田一(二戸市)【七時雨Ⅱ山行2022.09.17】
久し振りに最新工法の温泉施設を体験した。これが最新の温泉施設の姿なのだろう。
金田一温泉のシットリまろやかな湯心地を味わえるよう工夫されている。混雑時に
便利な大浴槽(映像上)。血行美肌の人工炭酸泉湯殿(映像右真中)、ジックリ金田一
の名湯を味わえる掛け流し湯殿(映像右下) など、現代の温泉志向に配慮した構成。
【Data】単純温泉 33.7℃ ph7.9 ラドン24.9Bq/kg 源泉:金田一温泉(黎明の湯)
(本ブログ初掲載入浴源泉 1,180湯目)
水浴:筆者の大好きな水風呂が無いと思ったらなんと水シャワーだった。81の孔
を有する四角平板シャワーから冷水が心地よく噴き出す。成程これなら他人
の浸かった水に接することなく、清潔な体温調整ができる。最新式の設備だ。
湯使:湯船の淵に温泉を集約する方式をとっているが、縁は斜めに切られこれまた
再新の工法。時間を区切って新鮮な源泉を放出するが自然と溢れるよう工夫。
露天:露天風呂が無いのが残念だが、露天風呂は衛生管理に様々問題があるのでこ
れはこれで良い。寧ろ露天風呂がありながら管理が行き届かないよりましだ。
しかし、その代わり、露天のテラスがあって椅子で湯冷ましできる最新空間。
開業:今年(令和四年)3月26日にオープン。旧の公営浴場の後継。宿泊、食事、
入浴ができる、プール、デッキ、キッズエリア、公園などの複合施設である。
割引:JAF会員は同伴二名迄一名100円引き、これは大きい、600円で入浴できる。
料金:入浴料700円。山岳トレッキングの一汗流すだけの入浴料金としてはチト
高。この施設をゆっくり味わう料金なら安。どちらを考えるかは利用者次第。
参照#七時雨山Ⅱトレッキング紀行
入浴速報:阿仁前田温泉 クウィンス森吉【 北秋田市小又堂ノ下 2022.09.10】
道の駅や鉄道駅併設の温泉施設はそんなに珍しくないが、ローカル線駅とホテルと
温泉が併設されている施設は、恐らくここクウィンス森吉だけだろう。なんたって
駅正面のアクセス道路はほゞ一車線の田舎道、いきなり駅ビル温泉施設が出現する。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 43.4℃ PH 7.23 源泉:阿仁前田温泉
(源泉 1,178湯目)
浴感:公共の湯に在りがちな『循環・消毒』の味気ないものと思いきや、映像左側
半円形の湯殿は源泉掛け流しであった。混んでくると汚れが懸念される湯量
だが、この日は十分源泉を味わう事が出来た。トレッキング後の貴重な一湯。
参照#森吉山Ⅱ山行紀行
Memoir:フロンティアの湯 安比高原【岩手県八幡平市安比高原 2006.11.25】
安比高原スキー場で滑った後、お世話になったのがフロンティアの湯。奇妙な名
だがどうやら、高村光太郎の詩の一節の、フランテイアから名付けられたらしい。
高村光太郎は東京生まれだが、妻智恵子の故郷岩手県に隠棲するなど関係が深い。
【Data】 含食塩ー重曹泉(ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉) 47.5.℃ pH7.6
源泉:豊畑温泉(フロンティアの湯 )(源泉入湯計上 1,142湯目)
推察:温泉施設のロビーには高村光太郎の『開拓に寄す』の詩が掲げられていた。
この施設の経営者がこの中に記されたフロンティアの精神に共鳴し、施設
名にしたと推察できる。かつて、この地域一帯は開拓民農地の里であった。
高村光太郎「開拓に寄す」抜粋
『・・トラクターもブルドウザも、そんな気のきいたものは他国の話、神代に
かへつた神々が鍬をふるつて無から有(う)を生む奇蹟を行じ、二万町歩
の曠土(あかつち)が人の命の糧(かて)となるや大豆や大根やキヤベツ
の畑となつた。さういふ歴史がここにある。
て静かにつよい、くろがね色の逞ましい魂の抱くものこそ人のいふフラン
テイアの精神、切りひらきの決意、ぎりぎりの一念、白刃上(はくじんじ
やう)を走るものだ。開拓の精神を失ふ時、人類は腐り、開拓の精神を持
つ時、人類は生きる。精神の熱土に活を与へるもの、開拓の外にない。・・』
参照#高村光太郎(無垢の愛)探訪紀行
映像:雪をイメージしたのだろうか、白い十和田石がふんだんに使われた湯殿
なんと15年振りの入浴。10年以上利用していないと温泉施設がどうなってるか
心配になるが、本日訪問して健在なのに安堵した。しかも適量掛け流しの湯使い
は変わらない。今日は地元の里山:鳳凰山をトレッキングした後の仕舞湯に利用。
浴感:大館で石膏泉の掛流しを味わえる唯一の施設かも知れない。鉱物試掘で湧
出した温泉は綺麗な石膏泉だ。適温の掛流しの湯使いは時間を忘れさせる。
【Data】含芒硝ー石膏泉 49℃ PH7.9 湧出量 43L/分(動力) 源泉:雪沢温泉
(2007年の記録:入湯三回目)
なんとも冬に相応しい名の温泉だ。秋田県大館市樹海ドームから小坂町へ抜ける
雪沢渓谷沿いにある一軒宿。雪が美しく映える渓谷、雪沢とはうまく表現した物。
露天風呂からの眺めは格別。『ピリリとパンチの効いた、神経痛、・・・・』とある。
入浴速報:大湯温泉 大湯温泉保養センター湯都里(秋田県鹿角市)2021.10.09
映像:浴室の奥中央の湯筒から源泉が掛流しされていた(循環併用)
秋田県の山岳トレッキングの後、軽く汗を流す為に立ち寄った施設。十和田湖経由
なので途中の大湯温泉郷が便利だ。下山後は入浴時間が遅くなり、民間旅館の日帰
りは宿泊客専用に切り替わるので公共の湯が頼り。今回、道の駅から歩いて一分だ。
【DATA】 食塩泉 62.0℃ pH8.0 入湯二回目 源泉:大湯中岱7番源泉&13番源泉
浴感:委託管理先が社会福祉協議会と言う事もあり、また近年リニュアルした事も
併せて、綺麗な施設。山登りで汗だくになった者にはありがたい一湯である。
参考#本物の名湯ベスト100(石川理夫著:講談社現代新書)で63位選定
参考#大湯温泉郷の嘗て利用した共同浴場 ①荒瀬共同浴場 ②上の湯浴場
参照#①山岳/溪谷トレッキング紀行 2021 ②道の駅仮眠時に利用する温泉施設
入浴速報:八幡平温泉館 森乃湯 【山岳トレッキング 畚岳(八幡平) 2021.09.19】
映像:浴室左奥に寝湯、右窓の外に露天風呂が確認できる
凡そ一か月ぶり2回目の利用。今日は裏岩手山連峰の三ツ石山トレッキング後の仕舞湯
として利用。三ツ石山の登山道入口は松川温泉なのだがコロナ災禍でなるべく密を避け
旅行客が少ない温泉として、さらに盛岡寄りのこの温泉を利用することにしたのである。
【DATA】単純硫黄泉 68℃ PH5.6 源泉:八幡平温泉(マグマの湯)(源泉入湯1,131湯目)
浴感:今回も公共の湯を利用。毎回触れる事だが。公共の湯は徹底したコロナ対策を
施している(検温‣手指消毒・換気・ソーシャル・ディスダンス)などで安心。
それに、森乃湯は源泉を大量に掛け流しであり、サラサラの源泉を楽しめれる。
参照#山岳/渓谷トレッキング 2021
Memoir:南郷夢温泉 共林荘(南郷温泉 秋田県横手市山内南郷) 2005.05.22
2005年5月22日に訪湯。この施設は今日現在、元気に営業している。八年前
の記憶もしっかり残っていた。時間によってやや色が変化するという硫黄泉
独特の湯景観 (湯の色) と、鼻孔を擽る微硫黄臭(ややアブラ臭)が堪らなかった。
【Data】単純硫黄泉 47.2度 PH8.5 源泉:南郷温泉2号井 1,129湯
記録:これまでの温泉探査データ整理で埋もれていた入浴温泉地を紹介した。
入浴速報:七座山トレッキング後入浴ゆとりあ藤里健康保養館(2014.4.26)
映像:10年振りに味わうユトリア藤里の、ノンビリ寝湯の湯船
白神山地の南側に位置する秋田県藤里地域。白神の岳岱が間近に迫る。
地域の古くからの温泉郷である。温泉旅館が一軒、日帰り施設が二つ。
藤里町の開発公社が運営するホテル・保養施設のある小さな温泉郷だ。
【Data】 含芒硝―食塩泉 32.5℃ PH8.7 源泉:滝の沢温泉
浴感:普通にみられる循環型(貯湯)の温泉施設なのだが、上手な湯
使いなのかマッタリできる。特に圧注浴が心地よく感じられた。
参照#近くにある紀行家菅江真澄が訪れ、詠んだ「峨瓏の滝」歌碑
≪ 入浴速報:あきた芸術村・温泉ゆぽぽの大浴場(映像はHP引用) ≫
【宮城・岩手・秋田温泉探査 完 2020.10 .07】
北東北温泉探査、もしくは武家屋敷の街角館から北上する時に立ち寄る温泉施設。
劇団わらび座が運営するエンターテイメントリゾート施設の付帯施設だが、温泉
探査人には温泉がメインだ。湯上りの後、田沢湖ビールを一杯飲む楽しみもある。
【Data】芒硝泉35.3℃ PH7.6 源泉:わらび温泉(入湯済だがブログ初公開1,112湯)
浴感:運営主体が劇団わらび座というユニークさ、源泉が黄金色の芒硝泉という
クオリティと、源泉を寝湯に掛け流ししている湯使いは納得の名湯である。
また秋田県第一号の地ビール工房や、食堂、木工工房など娯楽施設が充実。
参照#北東北(宮城・岩手・秋田)温泉探査2020 紀行
画像:浴室に信号機のある珍しいほっとゆだ駅舎温泉浴室 (photo By HPより)
電車が近づくとランプが灯る(45分前は青、30分前は黄、15分前は赤)
【宮城・岩手・秋田温泉探査 202010.07】
湯田温泉峡の看板施設がJR北上線ほっとゆだ駅に併設温泉施設『 ほっとゆだ 』
残念ながら、今回は施設の不具合で入浴できなかった。湯田温泉峡のなかの川尻
温泉が引き込まれている。西和賀町では合併後沢山の公的温泉施設の管理で苦慮。
2020年町は「ほっとゆだ」と「沢内バーデン」除く8施設を売却決定。買い手は無い。
【Data】 含食塩・石膏ー芒硝泉 64.1℃ PH7.5 源泉:川尻温泉(駅前の湯)
(入浴済であるが、本ブログ初掲載なので入湯源泉数1,111目に計上)
参照#鉄道駅併設(隣接)の温泉一覧
参考:湯田温泉峡の構成温泉地数(含源泉)
湯本、湯川、巣郷、大沓、薬師、志賀来、沢内高原、川尻、槻沢、錦秋湖、
垰山、左草、真昼、見立の各温泉