リニューアル:湯の瀬温泉 (山形県 鶴岡市戸沢:2014.11.09)
早いもので、この温泉を訪湯してから11年となる。名物
ともいえる、屋根付きプールの様な大混浴風呂は健在だ。
映像:湯の瀬温泉の混浴大浴場。女性用の仕切りがあり、奥が女性専用。
【Data】 単純温泉 48℃ pH9.2 源泉:佐藤2号源泉
参照#山形県 温泉地 データ・ベース
(過去の記録:20215.01.21)
山形県鶴岡地方の秘湯:湯の瀬温泉。今回の山形県温泉探査の超目玉だ。
温泉達人会代表I氏の紹介で、宿の女将が待っていた。山間の一軒宿だ。
何よりも驚いたのがご覧の大浴場。まるでドーム型プール。又極湯発見
リニューアル再掲:白山白川温泉郷中宮温泉湯宿くろゆり (石川県:2009.05.26)
山岳山行に目覚めた筆者は「山と温泉」で過去のブログ見直し、更新。
映像:湯宿くろゆりの浴室、白山山麓の自然が温泉と一体化した湯相は素晴らしい。
中宮温泉には「白鳩発見伝説」の故事が伝えられてる。中宮温泉の発祥伝説。
(過去の記録:2009.09.27)
白山山麓に抱かれる!そんな感動の一夜。新岩間温泉が休業で急遽、中宮温泉くろゆり荘
に宿をとる。一寸行き違いで到着した時に予約がない状態だったが宿のスタッフが近所の
旅館にお願いし、なんとか夕食にありつけた。白山の山菜料理とサービスのビールで満足。
【Data】含重曹―食塩泉 61℃ pH6.8 源泉:中宮温泉 130ℓ/m
白鳩の湯:古来、動物が温泉の発見伝説に寄与。ここは白鳩が湯浴みした事から発見故事。
くろゆり荘:以前は村で経営していたが、今は中宮温泉旅館共同組合が運営しているとか。
参照#① 日本百名山 第八十七座・白山(中宮温泉) ② 石川県 温泉地 データ・ベース
リニューアル再掲:姥子温泉 秀明館 (箱根温泉郷・箱根八湯・2010.06.05 撮影)
もう10年以上も前の事、箱根温泉郷を歩き周り漸く辿り着いた温泉場。半日であった
が、長期湯治したような浴感は今も忘れられない。静かにジックリお湯と向き合った。
映像:姥子温泉「秀明館」浴室、森閑とした森の中大岩から染み出す高温泉に体が浄化。
(過去の記録:2010.06.05)
箱根・熱海を温泉探査で、小田原に来た。小田原から箱根山中に入り温泉探査を実施。
目的は大岩から染みだす出湯宿「秀明館」。本施設は立ち寄り湯もしくは貸し部屋のみ
4時間限定の超ミニ湯治体験、素肌に浴衣で湯上り休息、3回位入浴がお勧め入浴だ。
【Data】①単純温泉 42.4℃ pH3.7 源泉:姥子温泉元箱根第20号
②単純温泉 48.4℃ pH3.3 源泉:姥子温泉元箱根第 4号
文学:姥子温泉も文人にゆかりの温泉場であった。有名な夏目漱石の「吾輩は猫である」
文中一文に『・・・僕が昔し姥子の温泉に行って、一人のじじいと相宿になって・・』
姥子温泉が記述されている。漱石は眼疾病で姥子温泉に湯治していたのだそうだ。
参照#夏目漱石(則天去私)探訪紀行
参考:本物の名湯ベスト100‐別格 姥子温泉(講談社現代新書:石川理夫)
学術:日本温泉地域資産NO.57塔之沢温泉の伝統的旅館建築(日本温泉地域学会編)
リニューアル再掲:コタン温泉 露天風呂 (北海道 屈斜路湖畔)
学会友人の石川理夫氏が新装版「死ぬまで一度は
行きたい温泉100選」表紙に露天風呂を掲載の
契機に本ブログ掲載の記事・画像などを一新した。
(過去の記録:2013.11.13)
映像:この日は初冬(10月末)で、白鳥が背面屈斜路湖畔で寛いでいた。
もし温泉DNAがあるとしたら筆者の温泉探査の始まりは
偶然この地で白鳥と一緒に湯浴みしたことから起因する。
まるで夢の様な経験だった。あれからもう二十年余経つ。
【Data】含食塩ー重曹泉 68.3℃ pH7.0 源泉:コタン温泉
参考:本物の名湯ベスト100‐100屈斜路湖畔温泉群(講談社現代新書)
学術:日本温泉地域自然資産No.5(日本温泉地域学会編)
参照#屈斜路湖周辺 温泉探査 紀行
リニューアル再掲:秋田県湯沢市にある野湯 川原毛地獄 大湯滝 (2005.07.18撮影)
(過去の記録:2005.07.18)
泥湯温泉と川原毛地獄山を挟み背中合わせにあるのが、秘湯・野湯の川原毛温泉。もう
言葉ではこの湯快感は現せない。入浴ポイントまでの難路も一度、湯壷に浸かれば何の
その。入浴者(筆者)の満足そうな表情を観て欲しい。温泉って地球の素敵な贈り物!
【Data】含炭酸・鉄―食塩泉 95.5℃ pH1.41 源泉:川原毛温泉
記録:落差20m、雄物川水系湯尻沢
学術:日本温泉地域自然資産NO.22:川原毛地獄の大湯滝 (日本温泉地域学会編)
参照#① 秋田県 温泉地 データ・ベース ② 日本名滝&涼感 探訪紀行 厳選集
Memoir:須川温泉 須川高原温泉 大露天風呂「大日湯」【 2004.08.16】
映像:須川高原温泉大露天風呂「大日湯」(by須川高原温泉公式HP)
もう二十年も前の入浴で全体がウロ覚えだが、奇石大日岩から大量の源泉が
湧出していて、自然の足湯や、入浴した露天風呂「大日湯」は驚きの湯体験
だった。当時山岳をやってなかったが、南西に鳥海山の雄姿、東北に早池峰
山、背後に栗駒山の登山道があり山岳トレッキングの観光基地的存在である。
【Data】酸性・含鉄・石膏ー食塩硫化水素泉 49.9℃ PH2.3 源泉:須川温泉
これまで未公開だったので新たに入湯数を計上(源泉入湯 1,237源泉)
浴感:大量の硫黄源泉と外の大日様のような岩山に圧倒された湯体験だった。
参照#① 岩手県 温泉地 データ・ベース ② 日本百名山 ( 深田久弥 ) 探訪
霊場恐山境内には浄めの湯小屋がある。霊場・地獄めぐりの前には
この浄めの湯で世俗の汚れを洗い落とし、後には体に纏わりついた
霊気を流して娑婆に戻る。その中でも筆者お気に入りの一湯がこれ。
【Data】含石膏・食塩ー硫化水素泉 61.5℃ pH2.71 源泉:恐山5号泉
参考:本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫著)-別格恐山温泉
学術:日本温泉地域・自然文化資産No.8 恐山の温泉霊場と自然湧出泉源地帯
願望:この極上の湯小屋から宿坊の湯殿が遠望できる。筆者は未湯。
此処は酒類禁止だがいつか宿坊に宿泊して味わいたいと思う。
※御法の湯(酸性・含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉 73.2℃ PH2.32)
参照#①花染の湯湯小屋 ②薬師の湯 ③冷抜の湯 ④古滝の湯
⑤下北半島(ジオパーク)温泉データ・ベース
映像:登別温泉は十一種の泉質が味わえる日本最高峰の温泉地。窓の外は地獄谷
筆者が体験した限りでは湯船から温泉地獄が見えるのはこの施設が唯一だ。
今回の温泉探査の最終目的地登別温泉にやってきた。毎回この登別の湯が北海
道温泉探査の最終目的地。今回は、第一滝本館の極上の七つの泉質を紹介する。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 49.6℃ Ph6.3 源泉:20・21号混合泉
湯の成分が皮膚の表面を覆い、毛穴をふさぎ血行を良くし、湯冷
めしにくい「熱の湯」「温だまりの湯」。
記録:登別温泉で味わえる11の泉質
①硫黄泉 ②食塩泉 ③明礬泉 ④ラジウム泉 ⑤緑礬泉 ⑥芒硝泉
⑦酸性泉 ⑧石膏泉 ⑨苦味泉 ⑩鉄泉 ⑪重曹泉
※第一滝本館の自家源泉
源泉:1号甲泉 (含芒硝)食塩泉{酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)}
PH2.2 96.5℃
源泉:1号乙泉 酸性硫化水素泉{酸性・含硫黄-(ナトリウム)-硫酸塩泉(硫化水素型)}
PH2.3 72.5℃
源泉:7号泉(含土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉}
PH7.4 50.8℃
源泉:14号泉 酸性緑礬泉{線酸性・含硫黄・鉄-硫酸塩泉(硫化水素型)} PH2.7 59.3℃
源泉:19号泉(含塩化土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム-塩化物泉} PH6.8 56.4℃
源泉:20・21号混合泉(含塩化土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム-塩化物泉}
PH6.3 49.6℃
源泉:22号泉(含塩化土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム-塩化物泉} PH6.8 65.2℃
参考:本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫著)‐6位登別温泉
学術:日本温泉地域自然資産No.1-登別温泉地獄谷(日本温泉地域学会編)
情報速報:じゃらん絶景日帰り温泉ランキング一位(2023年11月ネット調査結果)
ちなみに、二位 赤沢日帰り温泉館(静岡県)、三位 鶴の湯温泉(秋田県)。
【Data】:含鉄・塩土類ー強塩泉 51.7℃ PH6.16 源泉:下黄金岬源泉
(過去の記録:2018.07.23)
入浴速報:白神山地西海岸の渚に湧く絶景露天風呂 不老ふ死温泉2018.06.28
JR東日本「大人の休日」倶楽部の切符で長野の温泉仲間がやって来た。目的の
ひとつが西海岸の不老ふ死温泉。あいにくの雨模様だが、無事入湯を果たした。
(過去の記録:2015.10.23)
温泉達人が選んだ2015年青森県ベスト10ー6 不老ふ死温泉の絶景野天風呂
青森県の名湯(泉質・景観・秘湯度)として知られる不老ふ死温泉は今や東北
日本の名湯・秘湯として人気が高まり、土日は予約が取りづらい施設となった。
今回はインタビューを含め、温泉達人が一番力を入れて取材した場所となった。
参照#白神山地(世界自然遺産)温泉紀行
映像:十勝岳を背景に筆者をパチリ。温泉写真の極上パワースポット。
Renewal再掲:十勝岳温泉 凌雲閣(上富良野 2007.08.23)
十勝岳温泉凌雲閣のもう一つの源泉が、このオレンジ色の源泉だ。
最初に優しいお湯に入って、体を温めてから露天風呂に注がれる
この湯に入るのがいいだろう。早朝は光があふれて気持ちがいい
【Data】含芒硝ー石膏泉 53.0℃ pH6.2 源泉:凌雲閣2号井
参照#大雪山系*周辺温泉紀行(北海道温泉データ・ベース)
Renewal:再掲 温泉津温泉 泉薬湯(公衆浴場)
山陰の湊町温泉津。開湯1300年の重みも去ることながら昨年世界遺産に指定
された、石見銀山の積出港としての説明が分かり良い。石見銀山と共に栄えた
出湯の里はひっそり往時の面影を残している。共同浴場「泉薬湯」は大正ロマン
の佇まい。外からの番台が、特徴的。湯守おばさん、調度品がノスタルジック。
【Data】含土類ー食塩泉 49.2℃ pH7.2 源泉:ゆのつ元湯源泉 28.8 ℓ/m
参考#本物の名湯ベスト100-15温泉津温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術#日本温泉地域文化資産NO.93「元湯」共同浴場と歴史的町並み日本温泉地域学会)
石見銀山:戦国時代~江戸時代にかけて日本最大の銀山。温泉津一帯は銀山と
共に栄えたといってよい。日本を代表する鉱山遺跡として1969年に国
指定史跡、2007年ユネスコ世界遺産登録決定。同年、日本の地質百選。
記録:筆者が誘致した「日本温泉地域学会浅虫大会」に泉薬師・長命館の湯主
伊藤氏も参加。 ご夫婦で来青し夜遅くまで温泉談義した事が懐かしい。
映像:野沢温泉 清風館昭和レトロ湯殿
北信越(野沢温泉村)温泉探査 紀行2023.06.04
いよいよ最終目的地の野沢温泉村。今日、ここで日本温泉地域学会第37回
総会・研究発表大会が開催された。50名近い宿泊者は温泉地内の温泉施設
にそれぞれ分宿。筆者と温泉メイトは「いで湯の宿清風館」に荷を解いた。
【Data】 単純硫黄泉 76.8.℃ PH7.9 源泉:大釜混合泉
(源泉入湯累積 1,192湯目)
浴感:内湯は、湯屋造りの昭和レトロな風情とともに麻釜温泉公園の直下
にある地の利で野沢温泉では鮮度率が高いと推察され、浴後感良好。
⇧ 湯屋造りの内湯天井(湯気抜き)は荘重な構造物であった。
記録:小宿清風館はゲレンデ近くに弓道場を保有、歴史のある宿と感じた。
推奨:全国の温泉地を巡り、野沢温泉にも足繁く通い、野沢温泉について
基礎を成す「野沢組・湯仲間」を中心に分かりやすく記述している
温泉評論家石川理夫の珠玉の温泉本 「温泉巡礼」(PHP) を参照推奨。
参照#①野沢温泉外湯(十三)めぐり ②北信越(野沢温泉村)温泉探査 紀行
③温泉評論家「石川理夫」
入浴速報:秘湯極湯 元湯水沢温泉(秋田県仙北市田沢湖)(2023.06.30)
秋田県秋田駒ヶ岳の仕舞湯として利用。日帰り入浴施設名湯と再認識
( ⇩ 過去の記録) 【岩手県・秋田県初冬探査紀行 2019.11.10】
九ヶ月りの田沢湖高原水沢温泉。圧倒的な湯量を誇る。湯元でもある。秋田
駒ヶ岳の温泉力を直に感じる温泉を味わえる。日帰りが主なのだが、素泊用
の部屋も用意されている。今回、再訪して改めて年頭の名湯として掲げたい。
【Data】含石膏ー重曹硫化水素泉 57℃ PH6.3 源泉:水沢温泉
(混合泉) 1,850ℓ/分 自然湧出
浴感:やはり圧巻は露天風呂。圧倒的湯量の湯船が二つで眼下には神秘の湖
田沢湖が遠望できる。駒ケ岳の自然に囲まれ深い湯船に白濁泉が満つ。
記録:入浴料600円だが、大人の休日倶楽部の会員は100円引き。全てが値上
の昨今では、割引は嬉しい。筆者も会員だったので100円引で入浴。
参照#①水沢温泉の熱源である秋田駒ヶ岳の景観
②水沢温泉露天風呂から眺められる田沢湖
③乳頭温泉郷(田沢湖高原温泉) 温泉紀行
映像:秘境・平家落人秋山郷小赤沢温泉の一軒宿楽養館の湯殿
【北信越(野沢温泉)温泉探査 紀行 2023 (2023.06.3~5)】
およそ8年振りの訪湯。黄金色(赤茶色)を呈した濃い濁り湯の
小赤沢温泉。秘境中の秘境。飢饉で村が全滅した記録もある土
地柄。もうすぐ先は新潟県。そんなところに出湯が湧いている。
浴感:二回目の訪湯で実感したことは、ともかく赤い。恐らく
筆者が経験し、今なお湯を提供しているところでは一番。
【Data】含食塩ー鉄泉 45.5℃ pH6.5 源泉:小赤沢温泉
参照#北信越(野沢温泉)温泉探査 紀行 2023
リニューアル再掲:カムイワッカ湯の滝入湯 (北海道 知床半島 斜里町:2006.09.06)
もう17年前になる入湯記録。コロナ災禍で北海道訪問の切っ掛けを失い、もう一度入湯
再確認。カムイワッカの湯の滝は現在、基本入浴禁止。滑落事故やヒグマ出没で要注意。
(過去の記録:2006.09.06)
シャトル一番バスでカムイワッカの滝到着。ここも警戒が厳重だった。停車場にガード
マンは聞いた事がない。さらにカムイワッカの滝にはガードマンと知床財団職員を配置。
2~4の滝の崖崩れの警戒。要するに、入浴快適な滝つぼに行けないと言う事だ。残念。
下流一の滝に湯溜りはあるが女性が3名。脱衣場無。しかし決断した。俺はカムイワッカ
に入る為に来たのだ周りの2名の女性に断り脱衣(マナーよね)。念願のカムイワッカ
入湯 カムイワッカは神もしくは悪の水とも訳され硫黄山の強酸泉を恐れ称えたと推量。
浴感:絶え間なく流れる強酸性の湯水。温度30℃ぐらいだが、9月の陽射しでなんとか
入湯気分を味わえた。第一、第二滝ぐらいが入湯適温だが、これで一応満足した。
【Data】 硫黄泉 94.5 ℃ pH1.69 源泉:カムイワッカ湯の滝 湯滝落差20m
学術:日本温泉地域自然資産NO.7知床半島カムイワッカ湯の滝(日本温泉地域学会編)
参照#① カムイワッカの水源・熱源ともなる知床五山縦走登山道・硫黄山
② 知床半島周辺温泉 探査紀行