≪Mémoire(メモワール):交通乗物 イージス艦(函館港 2011.7.30)≫
北海道温泉探査を終了してフェリーに乗船。海上からの函館港をたのしむ。
今日の発見はイージス艦だ。これは海上自衛隊所属ミサイル護衛艦あたご。
母港は京都府舞鶴港。函館港には函館ドッグがあり何か修理で寄港と想像。
記録:イージス艦あたご7,700t(max10,000)、長165ⅿ 幅21ⅿ 30㌩以上、乗員
300人、艦載機一機、5インチ砲1、20ミリ砲2、魚雷2、ミサイル2、4連装2
ここ湯河原温泉も自然景観が残されていた。日本中央部にありながらマイナス
イオンが降り注ぐ滝に多くの温泉観光客が訪れていた。温泉地にこうした散策
ルートが欠かせない。この滝の下流:千歳川沿に温泉旅館街が形成されている。
文学:湯河原温泉は多くの文人が立ち寄り、投宿、湯治をした温泉地。その中
朝日新聞の連載小説半ばで亡くなった夏目漱石が思い浮かぶ。漱石晩年
の作品「明暗」の一文の中の「・・・お午(ひる)から滝の方へ散歩においで
になりませんか・・・』の滝がこの「不動の滝」である、と言われている。
記録:落差15m、藤木川水系、滝左に身代わり不動尊、右に出世大黒尊が祀。
参照#多くの文人・墨客著名人が逗留した湯河原温泉の老舗旅館「上野屋」湯殿
映像:老舗旅館[上野屋」の自家源泉貸切「洗心の湯」湯船
日本の中央部にある湯河原温泉は首都圏にありながら、景観、湯質とも
名湯の条件を備えている。今日紹介の湯河原温泉老舗「上野屋」の浴室
には、清涼な温泉が淀みなく注がれていた。まさに、日本の名湯である。
【Data】含石膏ー食塩泉 82.8℃ PH7.7 源泉:湯河原町 第22号泉
参考:本物の名湯ベスト100-44湯河原温泉(講談社新書版:石川理夫著)
源頼朝が伊豆に幽閉後源氏を再興したのは有名な話だが、その若き日の頼朝
を支えた地元郷士の一人が伊豆土肥公とされる。ここ湯河原温泉一帯がその
勢力下であった。地元民にも慕われる土肥公夫婦像がJR湯河原駅前に建立。
映像:湯河原温泉 ホテルあかね…眼下に湯河原温泉の全景が広がる(2011.5.22)。
湯河原温泉は熱海温泉と箱根温泉に挟まれて、良質で環境に恵まれながらもなかなか
メジャーになれない温泉地。今回はそこが日本温泉地域学会の総会&研究発表会会場。
西伊豆で一足早い温泉地入りを果たした筆者はこのホテルあかねで温泉仲間と合流す。
【Data】含石膏ー食塩泉 60.9℃ PH8.5 源泉:湯河原町町営温泉
伊豆半島西海岸、駿河湾を望む岬に伝説。男女が鐘を鳴らし、愛を確認しながら
廻ったとする廻り岬・・・その後恋人岬と名称を変え、今では恋人達が訪れる観
光地となった。ラブコールベル(愛の鐘)と呼ばれる鐘が設置されており、この
鐘を3回鳴らすと、恋愛が成就すると言われている。ここは愛のパワースポット。
雲見温泉の入江突端に立った。ここは想い出岬と名付けられている。
駿河湾が一望できる。3.11東日本大震災を考えるとこの眺望もま
た、切ないものがある。晴れた日は遥かかなたに富士山が顔をだす。
解説:3.11東日本大震災後、同じ海辺に面する伊豆半島の人々は
毎日、津波が押し寄せる報道画像で、精神的不安を起こし精
神科に通う人が増えたと証言を耳にした。ここは南海トラフ。
映像:駿河湾を望む場所に足湯が設置。入浴できるくらいの広さだ。
西伊豆。駿河湾を遠望するする足湯。恐らく夕陽がきれいに映えるだろう。
雲見温泉投宿の早朝、散策した海岸は静かに迎えてくれた。数週間前には
恐ろしい破壊現場三陸の海岸に居た。海は平和と恐怖の二面で対峙する。
映像:低料金ながら、お宿の女将の心づくしの料理が座卓に広がる。
西伊豆:雲見温泉に宿る。今日は温泉民宿。雲見温泉では殆ど民宿が多い。
民宿の喜びはやはり、磯料理だろう。民宿の小さな宴会場では若い男女の
健康的な矯正が響き久し振りの賑わいの中一人部屋でおいしい料理を食す。
🔵磯料理の中で、圧巻:鯵のおつくり
参照#雲見温泉民宿の樽風呂
映像:吉奈温泉東俯や 離れー大正館芳泉
西伊豆へ抜ける途中、天城山中に入る。遭遇したのが、吉奈温泉。
端正な旅館構がこの温泉地が人気が高いのが推測されるのである。
「子宝の湯」として知られ、天城山山中吉奈川沿いの山里にある。
由緒:徳川家康の側室お万の方が子宝祈願で2児を授かった事から
全国的に有名になったとされる
【Data】単純温泉 PH9.9 55℃ 源泉:吉奈1号、3号、4号混合
伊豆長岡温泉古奈地区の開湯は約1300年前とされ、源頼朝も入浴したとされる。
伊東温泉からレンタカーを手配し、伊豆長岡市に向う。そして、伊豆半島でも
歴史的な温泉地が古奈温泉である。今日はそこの公共日帰り入浴施設を味わう。
【Data】単純温泉 59.9℃ PH9.0 源泉:伊豆長岡温泉第一、第二貯湯槽混合泉
伊豆半島温泉探査初日の出発点:JR伊東温泉駅に到着。ここで駅レンタカーを手配し、
伊豆長岡温泉に直行。取り敢えずの温泉探査地は伊豆長岡温泉として、周辺を探る。