閉湯速報:田町温泉は2012年2月末を以て廃業となっていた。
(過去の記録:2006.08.30)
映像:カランも何もない質素な湯船に源泉が芳香を放ち溢れていた。お湯が躰に沁みる。
内牧温泉郷の楽しみは共同浴場めぐり。阿蘇の湯、おふろやさん、入船、新穂湯、薬師
温泉、田町温泉、宝湯、七福温泉、大阿蘇、一番風呂の10の共同浴場湯が町内に点在。
火の国ならではの出湯の里。今日は裏通りの生活湯である田町温泉を楽しむ。筆者好み。
【Data】含石膏-苦味芒硝泉 34.5℃ PH7.5 32L/m 源泉:田町温泉組合第2号源泉
文学:夏目漱石は旧制五高教授時代に阿蘇内輪の集落の内牧温泉郷に旅し、佳作を成す。
『・・・圭さんは臍を洗うのをやめて、湯槽の縁(ふち)へ肘をかけて漫然と、硝子越しに
外を眺めている。碌さんは首だけ湯に漬つかって、相手の臍から上を見上げた。』
鑑定:泉温が35℃と低いのだが、湯壷では適温だった。マッタリいい湯。不思議な温泉。
映像:晴れた金木町の中心部にある太宰治記念館「尾森県五所川原市:斜陽館」
青森県西北部の地吹雪ツアーが始まるころの冬景色が懐かしい。筆者は実際に
3年間金木町に居住していた。ある休日晴れた日近郊の街に出かけようと金木
の町を一歩外にでたら、其処は白魔の空間だった。町中の青空が異常に見えた。
参照#太宰治(含羞と失意の作家)探訪紀行
映像:障がい者支援施設:えいぷりる「おらほの野菜カフェ」内の講演前の様子
2012年2月青森県西北地方は未曾有の地吹雪で連日交通障害・事故が起きていた。
そんな中、親交のある津軽地吹雪会の代表:角田周氏が組織している津軽地域の
観光コンシェルジェ組織めごネットに招かれて温泉観光講話をすることになった。
映像:津軽の名物焼き物:鳩笛土淵川の側に今でも窯元が。
VIPルームの玄関(ドア内)には鳩笛が置かれていた。
ここ南津軽が弘前の文化圏であることを感じさせられた。
筆者の実家近くに下川原焼きの名物『鳩笛』焼元がある。
映像:読売新聞コラム「時の筆語り」最終原稿(2012.2.18)
平成24年正月から24年2月にかけて、読売新聞青森地方版に「時の筆語り」のコラム
を担当する事となった。合計で4回の連載。題目は勿論温泉についてである。青森県
は太平洋、日本海、むつ湾、津軽海峡の特異な環境下、有数の温泉県である事を執筆。
記録:おもな内容 (テーマ(取材)と文末)
①湯の里あおもり 海辺に広がる3つの源泉(下風呂温泉郷を取材・掲載)(2012.1.28)
「・・・井上靖もつかったという同じ湯で小説「海峡」の一説をつぶやく」
②湯の里あおもり 温泉が育んだ食文化 (大鰐温泉郷を取材・掲載) (2012.2.04)
「・・・共同浴場を巡る複数の散策コースを紹介したマッップでもあれば」
③湯の里あおもり 共同浴場囲む宿泊施設 (黒石温泉郷を取材掲載) (2012.2.11)
「・・・黒石温泉郷は訪れる度に、どこか懐かしさをかんじさせてくれる」
④湯の里あおもり 地域の宝でおもてなし (浅虫温泉郷を取材・掲載) (2012.2.18)
「・・・「温泉は地球の素敵な贈り物」。あらためて、そう実感したのである」
ホテルの〇〇8号室に荷を解いた。講演会・懇親会を終えて
自室で寛ぐ、冷蔵庫を開けてビックリした。真っ赤なりんご
が待っていた。ホテルアップルランドの最高のおもてなしだ。
参照#おもてなしの仕上げは、おもてなしのお見送り
みちのく深沢温泉から外へでると陸上自衛隊の雪上車が・・・
そういえば、このような厳冬期に「八甲田山死の雪中行軍」
事件が起きた。この雪上車も今日は訓練で東八甲田に来た。
記録:毎年厳冬期になると「みちのく深沢温泉」の宿泊棟
を拠点に雪中訓練が行われる。この雪上車は兵站運
搬などの後方支援用につかわれる。
参照 # 八甲田雪中行軍を描いた映画「八甲田山」