これはまるで隠れ家湯だ。小奇麗な湯船に源泉が舞う(循環)
しかし、無人のジモセンモドキ湯。これだから温泉は楽しい
今日も、お気入りの共同浴場を見つけた喜び。地球の恵み💜。
【Data】含食塩‐石膏泉 52.8℃ pH7.9 源泉:浜村温泉
鳥取県の老舗旅館といって良いだろう。「岩井屋」という屋号の温泉旅館の
風情ある、しかも名物の足元湧出の立ち湯。柔らかな湯質に包まれる感触は
山陰の温泉の特徴でもある。日本の東西でこのような名湯を楽しめれる幸せ。
【Data】 含芒硝ー石膏泉 47.6℃ pH7.3 源泉:長寿の湯
参考:本物の名湯ベスト100‐68岩井温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
いつの世も、どの地域でも温泉場は健康への願掛け場であった。健常な人は増々健やかに。
病める者は癒しと快復へと。温泉は健康悲願の場所であった証の一つがこの身代わり地蔵
である。大きな数珠玉一個々に治したい病名を明記して手繰り寄せて健康祈願をするのだ。
日本温泉地域学会のメンバーと温泉地の周辺を調査するのが恒例となって始めてのもの。
土葬葬列に使用した御輿が保管されていた。死者の最後の晴れの舞台は御輿とは驚いた。
映像:古くから白金の湯とも言われる名湯関金温泉の共同浴場の浴室。
鳥取県にやってきた。山陰の春は陽光柔らか。鳥取空港からレンタカーで
周辺の温泉地を巡る。最初は倉吉市関金温泉。古くからの温泉場である。
5軒の温泉旅館と1軒の共同浴場の小さな温泉場(国民保養温泉地指定)。
【Data】単純放射能泉 39.5℃ pH7.8 源泉:関金温泉
ラドン(Rn):194.9×10^-10Ci/kg(53.60ME/kg)
浴感:名湯とはこのように質素で、自然のままの源泉供給の珠玉の一湯だ。
江戸時代の参勤交代に絡む物語。参勤交代とはそもそも当時の江戸(首都)と
大名の国元(地方)を行き来させることにより、大名の勢力を削ぐことが目的
である。それを極端にし悲喜劇を描いたのだが、佐々木蔵之介の演技がヒカル。
感想:舞台となったのが江戸時代中期、磐城平藩支藩の小藩、湯長谷藩である。
東北の小さな藩が江戸幕府の重役達に小ばかにされながらも品格を保ち
創意工夫して立ち向かう姿は今の世でも通じるものでそれが一定の支持
を得た結果が興行収益15.5億円という数字に現れていると感じる次第だ。
記録:第38回日本アカデミー賞:優秀脚本賞(土橋章宏)、優秀監督賞(本木克英)、
主演男優賞(佐々木蔵之介)、第57回ブルーリボン賞(作品)など受賞。
後日:好評を得た結果、2016年に続編:超高速!参勤交代リターンズが封切り。
参照#湯長谷藩は現代のいわき湯本温泉がある地域である。
2014年の弘前城雪燈籠祭のメイン雪像のモデルが保存・公開されている。
弘前市役所敷地内で弘前公園お堀に面している。以前は駐車場の奥に保管
されていたのがこのたび移設・修理したものだ。これも弘前の歴史的景観。
概要:弘前の洋館の殆どを手掛けた堀江佐吉一族の作品。往時の3分の1の
規模で主に公務に使用された空間が保存・公開された形となっている。
指定:国登録有形文化財(平成15年)、弘前市指定「趣のある建物」(平成20年)
施工:堀江佐吉の長男である堀江彦三郎
おいらせ町にある温泉。ディ木崎野・工房あぐりの里で足湯にて提供。
南部地域の平野部でのこの様な強塩泉は珍しい、というか他にはない。
当施設では温泉をイチゴ栽培、熱帯植物(バナナ)栽培に利用している。
泉質:食塩泉(強塩) 48.4℃(塩化物イオン12250㎎) 源泉名:向山東源泉
期待:飴色に濁り鉱物臭も微かに観察できる。入浴が期待できる一湯。
梅雨時の八甲田山中は微妙な天候となる。東風(やませ)気味になると
山頂を境に東南側が霧雨で、北西側は曇りで時には晴れる場合もある。
南東八甲田の名湯猿倉温泉を訪れた。露天風呂の向うは深い霧である。
【Data】 単純硫黄泉 62.9℃ PH6.2 源泉:猿倉温泉四号泉
記録:猿倉温泉は五本の源泉井戸を有して、2本は猿倉温泉が使用し、
残りの三本は奥入瀬渓流温泉に源泉供給している。
映像:早朝、はやくもトド寝の先客。東京から出張のついでに立ち寄った男。
日本の小宿10選に選ばれた青森県平川市(碇ヶ関地区)の古遠部温泉で合宿
温泉療法医津川先生と泉研代表、それにお宿のご主人を交えての温泉談義だ。
このお宿の魅力は、やはり床に溢れる源泉に背中を漬ける背中湯(トド寝)だ。
泉質:(含石膏)食塩泉 42 ℃ PH7.5 800L(毎分)自噴
選定:日本の小宿:旬刊旅行新聞が毎年10館を選定、古遠部は2012年選定。
留意:入浴者の撮影は、ご本人の了承を確認(本館は許可なく撮影禁止です)
下北半島巡礼ぐるりん旅の始まりは、むつ市から始まりむつ市で終わる。
国道279号ハマナスラインを通り、下風呂温泉を通過し、大間に至る。
そして仏ヶ浦を回り、海峡LINEで脇野沢経由し、湯野川投宿、むつ市へ。
何回も通りながら桜咲く景勝地:沈澄池堰堤を訪れるのは初めてである。
沈澄池堰堤:国重要文化財「旧大湊水源地水道施設」として指定。
映像:宿泊した寺島旅館の夕食は素朴なおもてなし料理だった
山深い温泉宿に投宿するとき。旅人が期待するのは静かな温泉場と
土地の滋養が込められた料理だろう。今の時期であれば勿論、旬な
素材と普段食べれない山菜料理など、そして美酒があれば御機嫌さ。