Memoir 有馬温泉 公衆浴場銀の湯:2007.2.12 (映像by公式HP)
有馬温泉は豊臣秀吉がこよなく愛した温泉場。秀吉にあやかって、金の湯、銀の湯
の二つの公衆浴場がある。勿論、公営なのだが、金の湯は濃厚源泉を直で味わえる
が銀の湯は温度が足りないので、勿論加温・循環・消毒でやや無理がある公的施設。
しかし金&銀の二つの公衆浴場を味わう事で有馬温泉の温泉力を体感するのも良い。
【Data】単純放射能泉 29.4℃ PH7.01 源泉:ラジウム泉源
単純二酸化炭素泉 18.6℃ PH4.66 源泉:炭酸泉源
※銀の湯は上記ラジウム泉源と炭酸泉源の混合泉である。
参照#①「銀の湯」とペアで味わいたい有馬本温泉「金の湯」
②有馬温泉街に設置された太閤殿下「豊臣秀吉」の像
Memoir:嵐山温泉 駅の足湯 京福電鉄嵐山駅(嵐電) 【京都花灯路2010.01.27】
(映像:ゆず湯の提供をしている足湯景観 by 嵐電HPより)
京都花灯路を楽しむ。嵯峨野、嵐山。未だ中国人など東南アジア系の観光客が少ない
時期だったので、の~んびりゆっくり京都観光を享受できた時代だった。交通もバス
や電車でのお出掛け。そんな時、嵐山駅で思いがけなく出会ったのが『駅の足湯』だ。
【Data】 単純温泉 35.9℃ ph8.01 源泉 :嵐山温泉
(本ブログ初掲載入湯源泉:1,181湯目)
浴感:電鉄が経営の足湯は有料(タオル付200円)、京都で意外に足湯が味わえるとい
う温泉探査家にレアな一湯。湯に浸かりながら着物姿のカップルを眺める風流
参照#①京都・花灯路(嵯峨野・嵐山2010年) ②嵐山温泉(豆腐懐石・入浴)
奈良県で温泉らしい温泉に入湯。曽爾高原温泉お亀の湯。流石
公設の立派な施設だ。低温の温泉が多い中ここは42.5℃で湧出
量も十分。食事もできることから、地域民に人気の施設である。
( ↓ 鎧岩を背景の露天風呂景観・・・公式HPより)
【DATA】重曹泉 46.3℃ PH8.6 150ℓ/ⅿ 源泉:曽爾高原温泉
参照#露天風呂の背景となっている鎧岩(奈良県宇陀郡曽爾村)
いよいよ三重県の温泉地巡り開始。先ずはルート沿いに見つけたのが
香落渓温泉。代表的な施設が青蓮寺湖(ダム湖)の絶景を背景に営業の
青蓮寺レークホテル。露天風呂から青蓮寺湖景観を楽しむ事ができる。
【Data】単純放射泉(冷鉱泉)14.5℃ PH9.5 ラドン(1.98M・e/㎏)
源泉:香落渓(こおちだに)温泉
鑑定:いわゆる伊賀の国の温泉。この地域は高温泉が少ない。如何に
も忍者の郷らしく冷鉱泉に修行宜しく浸かったのだろう。現代
は加温という事で簡単に入れるのだが・・・景観を優先し名湯判定。
映像:建て替えられた共同浴場「株湯」の重厚な浴室湯壺(BY公式HP)
三朝温泉の名物共同浴場が「株湯」である。ここも他の共同浴場同様
建て替えられていた。北陸、山陰の共同浴場は羨ましい程に建て替え
が進んでいる。7年前にひしめく様に入った湯壺は足湯として保存だ。
【Data】単純弱放射泉 45.6℃ PH7.0 ラドン(RN)53.8×10(10乗)CI/kg
源泉:株湯1号2号混合泉
参照#山陰地方 温泉地 探査紀行
映像:河原の湯で寛ぐ山陰温泉探査のメンバー達。この景観どこかで見たことがある
岐阜、下呂温泉の噴泉池だ。飛騨川の橋上からの露天風呂の眺めは似ている。
三朝温泉の露天風呂といえば「河原の湯」。山徳川にかかる三朝橋から眺められる。
前述の三朝音頭のモニュメント脇を川原に下りるとある。三朝温泉も河原から発展
の温泉地と理解できる。河岸の温泉街はこの泉源に沿って形成といって過言でない。
【Data】単純射能泉 60.1℃ PH8.12 ラドン=38.5/10.9/28.9(Me/kg)
源泉:町有源泉(河原の湯)
参照#下呂温泉噴泉地露天風呂
映像:木屋旅館のオンドル部屋。心地よい温もりとホルミスト効果がある
鳥取県・三朝温泉は放射能泉でも有名である。3.11東日本大震災後福島第
一原発事故で放射能風評被害が起こりここでも例外ではなかった。しかし
根本的に日本人の観光スタイルが変わった事が温泉地の衰退を招いている。
【Data】含放射能ー食塩泉 75℃ pH7.3 源泉:(三朝温泉)3号源泉
(自噴泉51.6L/MIN ラドン62.7×10(10乗)Ci/㎏)
解説:三朝温泉の老舗:木屋旅館は6つの源泉を保有して、それぞれの
浴室・用途に使用している。従って本ブログでも全てではないが
それぞれの用途・湯殿を入湯源泉として紹介することとしている。
風評:三朝温泉は世界でもトップクラスのラジウム含有温泉であること
が原発事故でラジウムに対する誤った風評が遠く離れた温泉地で
ありながら、温泉観光地としての魅力を半減することとなった。
しかし。東北の温泉地同様、風評被害の補償は何もないのが現実。
三朝温泉:木屋旅館に内湯がいくつかある。夫々老舗旅館の趣だ。
その中の一つがこの河瀬の湯だ。外からの採光空間の湯で形状も
楕円形の湯殿にこの旅館の持つお湯への心遣いが感じられるのだ。
【Data】含放射能ー食塩泉 75℃ PH7.3 源泉:河鹿の湯
解説:木屋旅館は6つの源泉を保有して、それぞれの浴室・用途
に使用している。従って本ブログでも全てではないがそれ
ぞれの用途・湯殿を入湯源泉として紹介する事としている。
映像:木屋旅館の床底深くに静かに湧出する、ラジウム泉で身体を癒す。
三朝温泉木屋旅館を今宵の宿としたのには理由がある。同行の温泉友人
が選んだ。温泉の大家である彼は、当然踏破済みであるけれど是非とも
再訪し直近の温泉力を確かめたいのが本音。その名湯湯壺がこれなのだ。
【Data】含放射能ー食塩泉 75℃ PH7.3 ラドン62.7×10(10乗)Ci/㎏
解説:三朝温泉の老舗:木屋旅館は6つの源泉を保有して、それぞれの
浴室・用途に使用している。従って本ブログでも全てではないが
それぞれの用途・湯殿を入湯源泉として紹介することとしている。
浜村温泉はJR山陰線浜村駅前に広がる温泉地である。浜村駅前には
ご当地ソング『貝殻節』のモニュメント下に足湯が設置されている。
地元のご婦人が、野良仕事の合間に足湯を楽しむ温泉と鉄道駅の街。
【Data】含塩化土類ー芒硝泉 52.8℃ PH7.7 源泉:浜村温泉
浜村温泉はJR浜村駅周辺に存在する。その中で、名湯に値する共同浴場が
線路沿いを鳥取側の住宅地にある。表示が『温泉共同浴場』とストレートだ。
浜村温泉の温泉力が十分に伝わる一湯。ここもラドン含有の清澄な湯である。
【Data】含食塩ー芒硝泉 52.8℃ ph7.9 源泉:浜村温泉 集中管理配湯所
映像:市内末広温泉町にある共同浴場。駅から10分、街中温泉の楽しさ。
今日は同行の温泉カリスマ集団の都合で一旦鳥取市内に戻る。しかした
だではすまない。道中、偶然『旅の手帖』編集者と出遭う。それはこの
街中名湯日の丸温泉だ。これも巡り合い。これだから旅はやめられない。
【Data】含食塩ー芒硝(ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉)46.0℃ PH6.6
ラドン3.4×10(-10乗)CVkg 源泉:日乃丸温泉
浴感:山陰の温泉は別府・湯布院ほど派手ではない。北東北・北海道程
秘境秘湯でもない。しかし、ラドンを含む芒硝・石膏泉を中心と
した出湯は温泉を楽しむ愛好者なら、是非味わって欲しいものだ。
これはまるで隠れ家湯だ。小奇麗な湯船に源泉が舞う(循環)
しかし、無人のジモセンモドキ湯。これだから温泉は楽しい
今日も、お気入りの共同浴場を見つけた喜び。地球の恵み💜。
【Data】含食塩‐石膏泉 52.8℃ pH7.9 源泉:浜村温泉
映像:季節限定で一般に開放される川湯温泉(大塔川)の仙人風呂(by 公式HP)
湯の峰温泉から20キロも離れていない大塔川沿いにある川湯温泉。川岸を掘ると温泉が湧く。
寒くなるこの時期には濃い泉源の周辺を堰き止めて自然の温泉プールを作る。周辺に灯篭や
脱衣場を整備して季節限定の『仙人風呂』として一般に開放している。今年もシーズン入り。
【Data】含食塩ー芒硝泉 72℃ ph7.2 源泉:川湯温泉
参考:本物の名湯ベスト100-99川湯温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
映像:金の湯(右浴槽)、銀の湯(左浴槽)が隣り合って楽しめれるお宿「康貴」の湯殿。
有馬温泉での入浴の醍醐味は赤茶けた極湯(これを「金の湯」という)と透明の放射泉
(これを「銀の湯」という)の交互浴が醍醐味、そして最後に上がり湯(仕上げ)に銀の
湯に入るのが「通」。幸い、お宿「康貴」は二つがあり、銀泉の湯元でもある。金銀の幸。
久し振りの有馬温泉。金の湯、銀の湯を味わえる全国数少ない温泉地、特に歴史的には
日本書紀、万葉集記載、そして豊臣秀吉・ねね夫婦の愛好など日本三古泉としても著名
温泉ブームのルーツでもある。今日はその温泉地でも小生が好む温泉宿「康貴」を紹介。
【Data】金泉:含鉄ー食塩泉 94.8℃ PH6.12 源泉:有明2号
銀泉:単純放射能冷鉱泉 18.2℃ PH7.35 源泉:炭酸泉源
記録:源泉の一つ、有明2号はほゞこの湯屋の敷地内にあるピュアな温泉宿。