お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

石坂洋次郎(小さな完成よりも・・・横手城址)

2005年05月22日 |   ✑文学逍遥 紀行

春の奥羽路を南下して横手に至る。横手と言えば冬の風物詩かまくらを思い起すが
季節がら街中は何処にでもある景観だ。そこで、横手公園(横手城址)を目指した。
お城は復元(他のお城を手本に)されたもので弘前城程の広さもないが、弘前出身
の文学者(当時売れっ子作家)石坂洋次郎の文学碑が一隅にあった。暫し碑文を見る。

碑文:石坂洋次郎作品「若い人」より

     『小さな完成よりもあなたの孕んでいる
      未完成の方がはるかに大きなものがあ
      ることを忘れてはならないと思う・・・』

所感:石坂洋次郎は筆者同様弘前市の出身で弘前高校の卒業である。その点に親
   しみをもつのだが、どうも作風については明るくて、かろやかで、深く沈
   んでいた筆者には馴染めないものだったが、「温泉と文学」という研究テー
   マを得てからは見方が変わった。そして、吉永小百合が「草を刈る乙女」
   ロケで来た時に父が案内した記憶もあり徐々に作品を辿るようになった。
   (注:草を刈る乙女は石坂洋次郎の青春小説を映画化、嶽温泉が出てくる)

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横手城址(羽後国佐竹藩戸村氏)

2005年05月22日 |  🏰城郭史跡探訪

メモワール:Histoire(イストワール)・横手城(2005.5.22)

春の横手路花の季節。横手市のシンボルは横手公園。周辺は冬の風物詩「かまくら」の
主会場となるが今はツツジが眩しく模造天守を彩る。弘前出身石坂洋二郎文学碑がある。

城郭:山城  城主:小野寺~戸村氏(佐竹氏縁戚) 遺構:郭・土塁・掘
石高:戸村氏は6,000石(横手一帯の石高およそ5万3千石と推定)
模造天守天守閣をもたない。が、岡崎城を模造して1965年創建。

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観音岩温泉家族風呂 (熊本県)

2005年05月07日 |   ♨ 九州四国 推奨.

杖立川を下っていったとき対岸に立派な家族風呂群屋を目撃。九州では家族風呂の
利用が普通に行われている。東北ではまだまだ普及していない時期だったので驚き
であった。恐るおそる千円を払い塔屋に入ったら、見事な樫木の源泉風呂であった。

【Data】単純温泉 46.7℃ PH8.32 295ℓ/m 源泉杖立温泉(観音岩温泉)

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松前城址(渡島国松前藩)

2005年05月04日 |  🏰城郭史跡探訪

≪ メモワール・Histoire(イストワール):松前城 2005.5.4 

北海道で唯一の江戸時代のお城。小さいながらも松前藩は
北海道の資源を一手に引き受ける立場にありそれが先住民
を抑圧する結果ともなった。現在のお城は復元されたもの。

城郭:平山城 城主:松前氏 遺構:本丸御門、御殿玄関、堀、土塁
石高:松前藩3万石格(幕末) 家紋:丸に武田菱(まるにたけだびし)
指定:国史跡、日本百名城(指定3番)

参考:石高一万石で米を産しない松前藩はロシア等外国の
   守りとし特例で城建築が認められたが昭和24年焼失。
祝い北海道新幹線開通2016.3.26!屹度松前城址も賑う。

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