映像は公式サイトより転用(設備撮影禁により)
名山名湯を辿りとうとう夜になってしまった。此処はニセコアンヌプリ(標1308.2m)麓
日本三百名山のひとつで北海道では羊蹄山の次に好きな山。ニセコ連山の最高峰である。
西側にはイワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリの山々、北側にはワイスホルンがある。
初夏のトレッキングは格別!ゴールデンウィークは未だスキー・スノーシューが出来る
愛車は貪欲に温泉の香りを察知、夜7時アポ無しの宿泊。勿論飯ナシ、ビールと余った
おかずのサービス!山男の宿。皆喜んで珍客を歓迎した。酔いが回り露天風呂で乾杯
【Data】単純硫黄泉(硫化水素型) 56.8℃ PH3.9 源泉:雪秩父(硫黄泉)
参考:本施設は現在、月美の宿 紅葉音として営業している。
北海道は秘湯、珍湯の宝庫。今日は「幻の温泉」を紹介。渡島半島東南端の恵山岬。
ここに湧くのが「水無海浜温泉」。なぜ幻かというと満潮時には入れない。干潮時で
は熱すぎて丁度温度が良いのは限られた時期、時間帯なのである。夏なら多少冷たく
ても海水浴のノリで入浴可。筆者は満潮時に入浴、温泉の湧出し口にしがみつき入る。
【Data】含芒硝ー食塩泉 45℃ PH7.1 源泉:水無海浜温泉
映像:蔦温泉の久安の湯。昔湯治混浴湯であったが今は時間制で男女交代制
大町桂月は酒と温泉をこよなく愛しついにこの宿の住人となってしまった。
浴槽直下から沸々湧く温泉は天下の名湯である。吉田拓郎の名曲「旅の宿」
の詩は、作詞家:岡本おさみがこの宿の格別情景月夜を詩に現わしたもの。
【Data】含芒硝ー重曹泉 46.9度 pH7.3 源泉:旧源泉(足元湧出)
参考:本物の名湯ベスト100-59 蔦温泉(講談社現代新書:石川理夫)
学術:日本温泉地域文化資産NO.11伝統的旅館建築と泉源浴舎(日本温泉地域学会編)
記録:桂月の名は高知県出身の彼が名勝桂浜の月をそのまま名前とした。
八甲田山は南に奥入瀬・十和田湖を擁している。どちらが玄関か奥座敷かは読者が
判すべきであるが、むつ湾から八甲田を抜けるルートだと奥座敷ともいえる。大町
桂月は高知出身の文士であったがこの地、特に「蔦温泉」を愛しこの地で終焉した。
碑文:大町桂月の辞世の歌ともいえる。蔦温泉を愛した桂月らしい短歌である。
極楽へ こゆる峠の ひとやすみ 蔦のいで湯に 身をばきよめて
十和田湖を世間に紹介したことから「湖水の父」とも慕われた。温泉の前に墓がある。
弘前は城下町である。お城北門の東側の一角(若党町)に今も往時の様子が忍ばれる
街並みがある。その中の一軒。旧伊東家住宅。代々藩医を務めた伊東家の居宅として、
建てられた。医者としての居宅だが、中級武士の居宅に良く似た構造・特徴を有する。
孔雀にも劣らぬメイク、衣装を纏った鳥、それはオシドリ、すごいの
はこの鳥、野鳥で空を飛び回ってるということだ。弘前城はまた野鳥
の天国でもある。数えたら、この白神の砦に40種以上が飛来・生息。
啼き声:オスは「ピューイ ピューイ」 メスは「キュッ キュッ」
温泉のあと、岩木山神社に寄る。この神社は小生の生まれた所で、遊び場でもあった。
庭園は昔のままだった。そして流れる小川に懐かしい花を発見。摘んでは投げていた
花。しかし今日良く観てみるとなんと可憐で綺麗なことか!幼き記憶がよみがえる花。
分 類:キク類・ツツジ目・サクラソウ(科・属・種)
薬 効:利尿・去痰(根茎:サポニン、生薬名:オウソウコン)
花言葉:初恋、純潔、富貴、少年時代、青春、可憐、神秘な心、うぬぼれ、素朴、勝
者の寛容、永遠の愛、青春の喜びと悲しみ、貪欲、希望、かわいい、少女の
愛、若者、自然の美しさを失わない ピンク:長続きする愛情 白色:初恋
参 照#思い出の花「サクラソウ」が咲いていた岩木山神社社務所客殿庭園
💛 ここまで辿り着きお疲れ様です。 この花が筆者のルーツ花です。
今日は嶽温泉に入ろうと岩木山麓を走る。途中、石坂洋二郎の文学碑がある。この高原
では実際『草を刈る娘」の映画のロケが行われたのだ。 今から40年も前の話である。
吉永さゆりが18才の時だった。この高原からは眼下に世界遺産白神の青い山脈も絶景だ。
碑文:碑には映画「青い山脈」の主題歌が記されている。
『♬若くあかるい歌声に 雪崩は消える花も咲く
青い山脈雪割桜 空のはて今日のわれらの夢を呼ぶ…♬』
物資はいまより少ない時代、この様な青春賛歌を皆歌っていた。さて今の若者の夢は何?
戦後の日本に夢と希望をもたらした青春映画「青い山脈」は青森県出身の作家石坂洋二郎
の小説「青い山脈」が原作である。この青い山脈こそ、石坂洋二郎が岩木山麓嶽高原から
眺めた白神山地なのである。・・・もう一度、青春の夢を原点に還り、見なければならない。
留萌を過ぎ、羽幌町を北上中、オロロン鳥を発見。カモメ、海鵜に混じり1羽。
この鳥かつて4万羽もいたが今では近くの天売島に19羽を確認するに過ぎ
ない。油汚染、プラスチック汚染などが、オロロン鳥の食糧を奪い天敵を増加
させた。激減の最たる原因は人為的なことと言わざるを得ない。豊かな資源
を我々は自ら失いつつある、深く反省をしなければならない。
啼声:「オロロン~」もしくは「ウルル~ン」
観察:画面左端の一羽がオロロン鳥、あとはカモメ2羽、海鳥12羽
ちょうど昨年の今あたり、北海道の最北端の地を走っていた。北の大地では今でも
伝統?的な農業が行われている。黙々と大地を耕す農夫はまるでミレーの晩秋・落
穂拾いの様に印象深い。感動的なのはこれが日本の農業として継続されている事だ。
北海道は感動がまだたくさん残っている。温泉も素晴らしい!今年も青森のねぶた
が終わった頃に、ツーリングしようと思う。今年は最東端知床半島!がまっている。
観感:myカメラが切り取った風景は、まるでミレーの絵画の様だ。北の大地風物詩。
ヤット依頼原稿が上がった、後は陸奥新報社の来月締め切りのみ!また夜明けの珈琲だ。
こんな眠れない夜はNHKラジオ深夜便を聞きながらの執筆だ。ラジオといえば、会員諸
君に小生のRAB生放送『夢ラジオ』の出演風景を見せていませんでしたね!このブログ
即公開できるのが便利、公開します。30分の出演だったけど結局2時間ぐらいかかったか?
♪京都大原三千院~♪京都駅から大原の里は遠かった。バスで一時間(580円)
帰りの飛行機を気にしながらの遠出だった。三条河原から鴨川、高野川と進み
狭い山道を辿り紫蘇畑が終着。三千院まではさらに徒歩5分。境内には杉苔が
活き活きし、紫陽花の莟に勝っていた。そして、境内のあちこちに石仏がある。
想い:慈愛に満ちたその顔は大切な人の面影だった。京の優しさが身に沁みる。
本日、ホテル青森にて泉研代表による講演会、対象は市内のロータリー倶楽部。演題
は「日本温泉地域資産について」会場は錦鶏の間。昼食をはさんで一時間。恐山、蔦
、温湯、酸ヶ湯の温泉文化を解説、併せて北海道の温泉資産と世界遺産を紹介した。
去年の今頃北海道温泉探査だった。登別温泉から室蘭に。室蘭で目の覚める景色
に出会う。『地球岬』海も空もただただ果てなくて!ただ地球の真ん中にひとり
立つ。・・・この鐘を鳴らすのは誰!人生、苦しみ、悲しみが襲うその時この岬
に来て叫んでご覧。溢れんばかりの希望と喜びの源を胸、一杯に吸込んで帰ろう。
参照#チキュウ岬灯台(室蘭市)