映像:北海道登別温泉 老舗第一滝本館 大浴場
登別の温泉力は素晴らしい。同じ空間で多様な泉質をいとも簡単に味わえる至福。
温泉マニアであれば、一度は入浴したいと思う大浴場は1500坪の広さで魅了する。
シッカリした湯管理も又特筆するところ。まさにここは温泉天国と言えるだろう。
【Data】:芒硝泉 96.5℃ pH2.2 源泉:1号甲泉
無色透明の温泉で、「きずの湯」「中風の湯」と呼称し、高血圧症や
動脈硬化症、外傷、慢性皮膚病に効果的とされる。
映像:北海道登別温泉 老舗第一滝本館 大浴場
登別温泉を代表する泉質の湯船だ。泉質の特徴から名付けたのか『美肌
の湯』と掲示される。壁のイラストも又登別を代表するキャラクターの
鬼だ。この施設そのものが、登別温泉を代表すると言っても良いだろう。
【Data】酸性硫化水素泉 72.5℃ pH2.3 源泉: 1号乙泉
末梢毛細血管を拡張し、血流を改善。肌をなめらかにする
映像:駅舎はないが、保存されたラッセル車にコスモスが寄り掛かる。
愛の国から幸福駅にやってきた。どうしてもここに寄りたかった。
しかし、来て観てビックリ。あの小さな駅舎はどこにもないのだ。
丁度、古くなった駅舎を復元する最中だった。11月に復元された。
参照:復元前の幸福駅
映像:「愛の国から幸福へ」と歌もできた程の観光スポットだった愛国駅
北海道と言ったらやはり広大な大地を走るSLだろう。しかし
今では、SLどころか鉄路さえ無くなってしまった町が多数だ。
国有鉄道の古き良き時代の駅舎が、十勝平野に保存されている。
経路:釧路市から白糠海岸を経て国道38から内陸部(池田~音更)に向か
う、途中池田町清美温泉に入湯後、この日は道の駅「音更」就寝。
早朝、道東自動車道経由帯広広尾自動車道幸福インター経由到着。
映像:国道38号線の釧路と白糠のちょうど間に道の駅「しらぬか恋問」の恋問海岸
釧路市から太平洋岸を今日の野営地を求め西走する。途中、景勝海岸の『恋問海岸』で
で小休止。ここも恋人達のヒーリングスポット。思わず大海原に向かって叫びたくなる
「愛してる!」・・・それは恋人がいてもいなくても構わない。人は皆ひとりボッチだ。
💗恋問海岸はまさしく恋人たちの聖地だった。明け方目の前に若い恋人たちが現れ
人目も気にせず熱い抱擁を交わし時間が止まった。僕はその光景を眩しく感じた。
旅の最東端釧路漁港にやってきた。この港に来るたびに霧の幣舞橋を想う。いつだったか、
霧に紛れ橋の袂で抱き合う男女に心を奪われた。そんな思い出の港は今日は晴れだ。夕刻
が迫る中幣舞橋周辺を散策。失意のどん底の石川啄木が一時勤めた新聞社も目の前にある。
昨年の幣舞橋 霧の幣舞橋
サルボ展望台から釧路湿原展望台へ移動する。屈斜路湖を源とする釧路川は
途中釧路湿原を潤して釧路港へ流れる。昨年は霧で見えなかったが今年はご
覧の通り建物がくっきりと観察できた。建物をよく見るとアイヌの翁頭部型。
映像:国道39号線を挟み左が塘路湖、右がエオルト、ボンド、マクントー、サルルン沼の湖沼群
2013年秋。屈斜路周辺の探査を終了した。今年も又、走り回る旅だった。
帰路は屈斜路湖を水源とする釧路川を辿り、釧路を経由することとした。
一帯は湿原地帯、その内の一つが『サルボ湿原』である展墓台から臨む
映像:学会前日の懇親会で挨拶の石川会長。来賓は大分県地域振興局長、竹田市長。
日本温泉地域学会大分大会(長者原温泉郷)が、去る11月17日、18日に開催された。
九州、大分県と言えば、別府温泉、湯布院温泉、九重温泉郷、そして長者原温泉郷
等を抱える「おんせん県」である。大分県地域振興局が大会誘致支援。どこかの県と
大違いである。本当に他の県の対応をみていると、青森県も温泉県なのに情けない。
記録:日本温泉地域学会星生温泉第22回大会(理事会・総会・研究発表)が開催された。
開催地:大分県九重町長者原温泉郷星生温泉 九重星生ホテル
時 間:平成25年11月18日(月) 9:00 ~ 14:30 後、解散。
〇 自由論題:座長・・・池永 正人 氏(長崎国際大学) 9:00~10:00
♨ 温泉地に於ける地域資源の活用とその考察 ー神奈川県秦野市鶴巻温泉
を例にー ・・・ 宇田川 大介(東海大学大学院)
♨ 「スタンプラリー・湯らり天草温泉めぐり」 にみる天草の温泉と食を
活用した観光振興の取り組みについて ・・・ 新田 時也(東海大学)
・杉田 みつ子(天草きのこファーム)・上原 一亮(上天草市役所)
♨ 温泉観光実践士養成講座の意義 ・・・ 浦 達雄(大阪観光大学)
〇 自由論題:座長・・・中山 昭則( 別 府 大 学 ) 10:00~11:10
♨ 加賀温泉郷に見る温泉地再生 ・・・ 井上 晶子(立教大学研究所)
♨ 加賀温泉郷における総湯を中心としたまちづくりについて
・・・ 内田 彩 (大 阪 観 光 大学)
♨ 温泉は生物資源の宝庫である ・・・ 杉森賢司・中村真樹( 東 邦 大 学 )
〇 シンポジウム 大分県の温泉利用とヘルスツーリズム
13:00~14:30
♨ コ-ディネーター ・・・ 浜田 眞之( 国際温泉研究院 )
♨ パネリスト ・・・ 斉藤 雅樹(大分県産業科学技術センター)
・・・ 滝口 定義(大分県西部振興局長)
・・・ 林 寿徳(竹田市商工観光課長)
参照# 日本温泉地域学会 大会記録集
温泉を探求する立場では温泉の正しい活用等の理解も必須だ。
この地熱発電所は温泉地を乱す事なくクリーンな電力を創造。
八丁原地熱発電所は日本のトップリーダー的存在の発電所だ。
解説:八丁原発電所は出力11万kW、日本一の地熱発電所1
号機(蒸気弁6本)と2号機(7本)で20万世帯分創出。
湖畔のお土産物屋さんに設置されて、温泉卵を販売している。
屈斜路湖近辺で飲泉は此処だけだ。その意味で貴重な湯体験
お土産屋さんでは軽い食事、木彫などのお土産が物色出来る。
【Data】重曹泉 61.0℃ PH6.4 20ℓ/m 源泉:小池の湯
参照#屈斜路湖周辺 温泉探訪紀行
和琴半島に別れを告げて帰る途中の癒しの温泉スポット
小さな民宿旅館だが、温泉は木々に囲まれ小鳥が湯浴び
に来る。ゆるりと時間が流れる。此処も又筆者のお好み。
【Data】単純温泉 52.2℃、pH 8.4 源泉:三香1号井
屈斜路湖和琴半島の東側中央にひっそりと湧く温泉朝早く、老夫婦がこの温泉を楽しんで
帰っていった。湖畔にポツンと建つ湯小屋、勿論混浴。足元湧出の貴重な温泉。ジックリ
味わいたい一湯である。筆者の知る限り小さな温泉場は北海道で此処が北限かも知れない。
【DATA】単純温泉 52.5℃ PH6.2 源泉:和琴共同浴場
参考:本物の名湯ベスト100‐100屈斜路湖畔温泉群(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産NO.5屈斜路湖畔自然湧出泉群(日本温泉地域学会編)
映像:湖岸は掘ると温泉が湧出する全国でも珍しい天然温泉だ。
2013年北海道温泉探査の最終目的は阿寒国立公園屈斜路湖砂湯。
ここ数年、通い続ける。温泉研究者には絶好の避暑地でもある。
此処での楽しみは水辺の砂を掘り自分だけのオリジナルな湯船。
【Data】重曹泉 59.2 ℃ PH6.6 源泉:砂湯温泉(筆者命名)