今年もまた、お水取りの時期、深夜の東大寺二月堂に行って、修二会の本行を見せてもらった。
修二会は、「十一面観世音菩薩」を本尊とし、国家の安泰と豊楽を祈り、人々に代わって自他の罪とけがれを懺悔するという法要で、今年は1257回目。
奈良時代から途絶えることなく続いているというのがすごいと思う。
堂内の灯りは灯明(とうみょう)だけ。
ゆらゆらと動く灯明の中、練行衆(れんぎょうしゅう)の声や鐘やホラ貝の音が響き渡る。
その空気は厳かそのもの。
私はこの空気が気に入っている。
初夜、神名帳、過去帳、走りの行法、後夜、晨朝‥と続き、午前2時半、童子の持つ小さな松明を道明かりに、練行衆が下堂。
私はそれを見送って帰路についた。
翌日は、今年もまた萬々堂さんの「糊こぼし」を買い求め、母がたててくれる抹茶をいただいた。
「修二会」と「糊こぼし」‥これでやっと春がやってくる。
修二会は、「十一面観世音菩薩」を本尊とし、国家の安泰と豊楽を祈り、人々に代わって自他の罪とけがれを懺悔するという法要で、今年は1257回目。
奈良時代から途絶えることなく続いているというのがすごいと思う。
堂内の灯りは灯明(とうみょう)だけ。
ゆらゆらと動く灯明の中、練行衆(れんぎょうしゅう)の声や鐘やホラ貝の音が響き渡る。
その空気は厳かそのもの。
私はこの空気が気に入っている。
初夜、神名帳、過去帳、走りの行法、後夜、晨朝‥と続き、午前2時半、童子の持つ小さな松明を道明かりに、練行衆が下堂。
私はそれを見送って帰路についた。
翌日は、今年もまた萬々堂さんの「糊こぼし」を買い求め、母がたててくれる抹茶をいただいた。
「修二会」と「糊こぼし」‥これでやっと春がやってくる。