Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

バラの苗木のところに敷いている防草シートを見て‥

2009年03月04日 | 雑文
先日訪れたフラワーセンターのバラの苗木が植えてあるところに防草シートが敷いてあった。



数年前なら目にしていても気がつかなかっただろうが、今は防草シートをしっかり認識している自分がいた。

実家の母が、畑の草取りが大変に思うようになったと言い出したのが数年前。
母が一人で食べる分だけの野菜(キュウリ3本、ピーマン2本、サニーレタス2本、サヤエンドウ少々、ササゲ少々、ネギ、里芋)は、母が楽しみながら作っているのだが、何も植える予定のない地面が広く、私も草取りのために帰省することができず、結局、作物を作らないところに防草シートを敷き詰めることになったのだ。

私の家には年に数回JAさんの新聞折り込みチラシが入る。
その中に時々、防草シートが掲載されている。
1m×30mのものが2970円。1m×50mのものが4870円。2m×30mのものが5000円等。

前回1m×50mを1本求めて、畑に敷いたが、丈夫で、雨も溜まらない。
まだ敷きたいところが残っているので、また同じものをもう1本買い求め、実家に持って帰った。



次に帰省したときは、母の指図の下、頑張って敷き詰めることになるなぁと、バラの苗木たちを見ながら、そんなことを考えていた。
そして、里芋の植え替えをして‥、野菜苗を植えられるように土を耕し(きっとまた母から鍬の使い方の指導を受けながら)肥料を入れて‥、と母はしっかり指図してくれることだろう。
そして‥、

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引っ越された後の,寂しさ

2009年03月04日 | 雑文
ここに住んで15年、何人の人の引っ越しのお手伝いに行っただろう。

手伝いに来るのはいつも女性ばかり。
荷物運びは業者がするから、男の人の力がいらないということだろう。

雑巾やブラシ、バケツ持参で集まるのは、どの引っ越しの時も5人程度。
荷物を搬出した後が、私たちの出番となる。
ワイワイ言いながら、部屋の中のあらゆるところを掃除しまくる。

お昼ご飯を差し入れてくれる人や、終わった後のお茶をポットに入れて持ってきてくれる人がいる場合もある。

すべてが終わったら、みんな外に出て、ドアに鍵をかけ、別れの言葉を交わす。
出て行く人は、大抵ここで涙を流す。
そして、車が見えなくなるまで手を振ってお見送り。(そういえば、この時音楽が流れるという凝った演出の引っ越しもあった。あの時の曲は何だったのかは残念ながら思い出せない。)

その後の残った者のなんと寂しいこと!!
いつも「一番最後にはなりたくないねぇ。」とか「誰も見送ってくれないというのは哀しいよねぇ。」とか話しながらみんな家へ帰って行く。




今回の上の階の人たちの引っ越し先は近いので、掃除等はまた後日‥というパターンの引っ越し。

私が仕事から帰ってきたら、当然のことだけど、トラックはないし、静寂そのもの。
今夜からは足音もお風呂の音も換気扇の音もトイレの水の流れる音も聞こえなくなる。

去られる方が去る方よりも寂しさが大きいといつも思う。
恐怖感や苦痛も辛いが、喪失感の恐ろしさの方が勝るのではないかと私は思っている。

なにはともあれ、今回、前を向いて生きていこうと思い、引っ越していった人たちの、これから始まる新しい家での生活が楽しいものであるよう心から祈ろう!!




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