先日食べた仕出し屋さんのお弁当の蓋に、万葉仮名の和歌が書いてありました。
読めないけれど、読もうと努めました。
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かすみはれ みどりの
そらも のどけくて
あるかなきかに
あそぶいとゆふ
和漢朗詠集に載っている歌だそうな。(読み人知らず)
「いとゆふ」が「糸遊」で、「陽炎」の別称だとは知らなかったなぁ~!
「いとゆふ」を詠んだ俳句もありました。
糸遊に結びつきたる煙哉 芭蕉 「雪まろげ」
入りかゝる日も糸ゆふの名残かな 芭蕉 「初茄子」
入りかゝる日も糸ゆふの名残かな 芭蕉 「初茄子」
新しい言葉を獲得したとき、私は「次にしりとりをするときにこの言葉を言ってみよう」と思います。
でも、しりとりをする機会は滅多にないので、結局一度も口にすることなく忘れてしまい、消えていきます。
先日ストレッチの教室で、15人が「き」のつく言葉を順番に言って、それに合わせて動くという場面がありました。
しりとりよりも考える時間があります。
2巡しました。
「キリギリス」「木村拓哉」「きびだんご」「きゅうり」「九州」「きりたんぽ」「きゃべつ」などが次々に発せられました。
私が思い付いた「き」で始まる単語は「紀の川」と「金環食」。
「熊野」と「天体」が頭に残っていたようです。