Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

四十余年前の北海道の旅 6【曖昧な記憶】

2021年08月06日 | 

四十余年前の北海道の旅のアルバムには、写真と共にその日の行程を書いた紙も貼ってあります。

そのメモを見ていて、私の記憶が曖昧だなぁと思うことがありました。

 

スキーです。

北海道で、確かにスキーはしました。

私は、それが旭川辺りではなく、旅の最後の最後、札幌近郊でスキーをしたように思っていたのです。

 

スキーウエアを持っていなかったのですが、ほんの少しの時間だけ滑るつもりでしたから、「ズボンはジーパンのままでいいや!」とスキーだけをレンタルして、滑りました。

しかし、北海道の雪は信州の雪のようにフワフワではなく、カチカチに凍っていて、慣れないアイスバーンにジーパンがしっとりと濡れちゃいました。

こけて痛かったことは覚えていますが、濡れたジーパンをどうやって乾かしたのか、乾かさずに冷たさに耐えたのか、記憶がありません。

その後も機嫌よく旅を続けたようですから、ノープロブレムだったのでしょう。

 

 

 

このネクタイピンはこの旅で買ったものだと思います。

記憶というのは消えていくものです。

それは救われることでもあり、寂しいことでもあり・・・。


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四十余年前の北海道の旅 5【これはどこ?】

2021年08月05日 | 

四十余年前の北海道の旅の写真を見ていて、「この結氷しているのはどこかな?」と思って調べてみました。

 

 

のぼりべつクマ牧場の次のページに貼ってありますので、「登別クマ牧場 湖」で検索しました。

クッタラ湖であることことがすぐにわかりました。

インターネットとはなんと便利なものなのでしょう。

 

 

倶多楽湖(くったらこ)は、北海道白老郡白老町にあるカルデラ湖で、

湖面標高 海抜264m

水深  168m

周囲 8㎞

だそうです。

きれいなまん丸の湖です。

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「美幌峠」で撮った写真もありました。

でも、美幌峠がどこにあるのか曖昧なまま生きてきました。

この機会に「阿寒湖」「摩周湖」を、更に「屈斜路湖」「洞爺湖」「支笏湖」も地図で確認しました。

スッキリしました。

アルバムを見返してよかった~。

 

 

 


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四十余年前の北海道の旅 4【印象に残っていること】

2021年08月04日 | 

四十余年前の北海道の旅で、一番印象に残っているのは、摩周湖の水を飲んだことです。

 

早起きして、YHに泊まった人たちと一緒に摩周湖へ朝日を見に行きました。

 

3時40分 起床
4時15分 愛とロマン摩周湖YH出発     

 

摩周湖で出会った地元のおじさんが、私たちを湖面まで案内してくださったおかげで、摩周湖の湖面に下り立ち、湖水を飲むことができました。

 

摩周湖に立つ若者7人とおじさん  

思いも依らぬことでした。

これがこの旅一番の思い出になっています。

 

7時 愛とロマン摩周湖YH着

3時間弱の早朝散策だったようです。

 

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その他、登別のクマが立っているのも驚きでした。

   

トドワラの荒涼とした雪景色も印象に残っています。

   

 

 

 


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四十余年前の北海道の旅 3【ベスト写真】

2021年08月03日 | 

四十余年前の3月末に行った北海道旅行。

 

アルバムの中の写真、ベスト1は、

流氷の美しさ  

もっと青かった印象があります。

 

ベスト2は、この海。

  

流氷の海の向こうに、かすかに利尻島が見えていました。

いつか利尻島へ行きたいと強く思ったことを思い出します。

そして、何十年か後に利尻と礼文を訪ねました。

リシリヒナゲシは私の好きな淡い黄色でした。

 

ベスト3は、函館の夕日の写真。

私はロープウェイで日没前に山頂へ上がりました。

函館山から見ると、北斗市方面の山並みに日が沈んでいきました。

      

 

     

 

日没後、私のカメラでは山頂からの夜景はいまいちきれいに撮れませんでした。

本当はもっときれいだったのに。

     

 

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この北海道の旅でご一緒した数人からは、その後写真や絵ハガキをいただきました。

送っていただいた写真のベスト1は、この太陽の写真。

きっと夕日です。

もう一枚は、大沼公園からの駒ヶ岳。

きれいな山です。

この写真は、いつか私もここに行ってみたいと思わせてくれます。

大沼公園へ行く旅の計画を立て始めたこともあるのですが、実現できなくて、残念ながらまだ行けていません。

 

 

 


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四十余年前の北海道の旅 2【時の流れ】

2021年08月02日 | 

四十余年前の北海道の旅の写真を見ていて、「明らかに時が流れたんだな…」と思うのは、国鉄がJRになり、降り立った駅が今はもう廃駅になり、消え去ったという事実。

 

■昭和58年発行の地図帳 

          

 

「青函連絡船航路」と、「海底トンネル予定線」があります。

    

 

湧別駅や常呂駅があります。

 

標津駅や標茶駅があります。

 

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■平成15年発行の地図帳

  

 

「青函トンネル」があります。青函連絡船航路は跡形もなく消えました。

 

オホーツク海の線路が消えました。

※常呂駅(ところえき)は、湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃駅となりました。

※沙留駅(さるるえき)、紋別駅(もんべつえき)は、名寄本線の廃線に伴い、1989年(平成元年)5月1日に廃駅となりました。

 

ついでに、旅したところ(網走、斜里、摩周湖、美幌峠、阿寒湖、尾岱沼、野付、落石岬)の位置を改めて地図で確認しました。その中で気がついたのですが、標茶駅から根室標津駅へ行く路線も消えていますね。

※標津線(しべつせん)は、1989年(平成元年)4月に廃止されました。

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かつての私の旅をそのまま再現することは不可能だということです。

何だか寂しくなりました。

隔世の感があります。

 

私の感傷的な気分はさておき、廃線や廃駅はその後人々に幸せをもたらしたのでしょうか。


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四十余年前の北海道の旅 1

2021年08月01日 | 

大学生の頃、3月末の北海道へ旅をしました。

その旅のアルバムが押し入れから出てきました。


初めての一人旅は、13泊14日でした。
本当はもう少し旅を続けたかったのですが、旅の後に予定がありましたので、早めの帰宅となりました。

ユースホステルが10泊、民宿が1泊、夜行列車が2泊。

函館から登別、札幌、稚内、旭川、紋別、網走、斜里、摩周湖、尾岱沼、浜中、釧路、札幌。

毎日、朝早く起きて、列車に揺られ、バスに揺られ、たくさん歩きました。

いわゆる「カニ族」です。

   網走にて

時刻表を手に、その日の宿はその日の朝に電話で予約。
オフシーズンだから、どの宿も空室あり。

のんびりした旅でした。怖いものなど何もなかった。

あの頃の私は元気でした。
今の私には、あのような荷物を背負って旅を続けることはできません。
どうしてあんな大きな荷物を持って広大な北海道を周れたのか不思議にさえ思われます。


白くてきれいな北海道でした!!

大自然の中に人はほとんどいなくて、ただただ広がる雪景色。
海には流氷。
凍てついた湖。

 

旅の途中で出会った人のほとんどは一人旅でした。

でも、いろんな所でたくさんの人と出会い、一緒に観光したり、相乗りしたり、ヒッチハイクしたり…。

一人ですが、一人ではない旅でした。

 

 

懐かしい写真にしばらく見入りました。

あれから四十余年の年月が流れました。

摩周湖を湖面まで案内してくださったおじさん、稚内の公園をタローと共に散歩してくださったおじさん、旅先で出会った若者たち。
お顔をはっきりとは思い出せませんが、みなさんお元気でしょうか。

若者だった人たちは、私のようにアルバムを広げて、私と同じような思いでしばし青春時代に心を戻すのでしょうか。

 

 

 

 

 


この機会にと思って、北海道の旅の写真をスキャンしました。
それは、楽しいひと時でした。
夢中になり過ぎると暑さを感じないようです。
途中で、「これは熱中症になるのでは・・・」と気づき、急いでエアコンのスイッチを入れました。

 

スキャンを終えた今、次は、想い出を少しずつブログにまとめていこうかなと思っています。

このアルバムも近いうちに処分するつもりですので、その前に。


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