去る 晩春の候、個人様より買取のご依頼をいただきました。
お車は、
レアー車種ながら過去にもDr.のプロジェクトで登場した2代目ジュリエッタ
それに奇しくも?似たシチュエーションで
なんでも数十年納屋で眠っているとか。
通常のご依頼であれば直ぐにでも積載車で伺うのですが、
まずはご挨拶と現場の下見のため、単身で訪問しました。
チラリ
チリの下の塗装は非常に綺麗な予感。
四輪ともウマがかけられており、
乗りっぱなしで放置されていたわけでなく
長期間大切に保管するためにこのガレージに入れられたと見受けられます。
書類があることは幸いでした。
1983年登録 2.0L 最終型84ジュリエッタの前のモデルのようです。
お客様と折衝、それと搬出作業の段取り等を打ち合わせし、
このガレージを後にしました。
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後日、この日ぼために新調したレスキューアイテムを引っ提げ 現場に参りました。
ご覧の通り、前後のクリアランスがほとんどありません。
きっとドリフトで入庫されたのでしょう。
・・いや、流石にそれは無いとしたら
後からガレージを建てたとしか思えません。
前回のお打ち合わせ時、ガレージの一部を解体することを提案しましたが
それはNG(笑)
角度的に牽引車も難しく、斜面になっているのもハードルであります(汗)
・・しかし、できない理由ではなく、どうやったらできるのかを考えるのです。キリッ
しかも今日は百戦錬磨のデスKメカがいるのですから!←丸投げか?
二人で試行錯誤しながらなんとかこの状態へ
ドーリーは本来フラットな地面を想定していますので、
このような数センチの段差でも亀状態に
油圧ジャッキで補助しながら少しずつ進めますが
ジャッキがひっくり返って、斜面をずり落ちてきたジュリエッタの下敷きになりそうになったり・・苦
そしてロックした車輪にはスキーが大活躍
(正式名称を失念し、この日スキーと命名されました)
ここまできたらこっちのもんデス もう逃がしませんよ~
約2時間の格闘の結果
116ジュリエッタを救出?捕獲?できました。
お譲りいただいたお客様につきましては、改めて御礼を申し上げます。
なんでも、最初は近くのショップさん数件に相談したそうですが
内容を知ってか知らずか、良い反応はなかったそうで、
その後お声がけいただいたのがホリイトレーディングだったようです。
ありがとうございました!
後日ホームに連れ帰ったこのジュリエッタをレポートします