Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

ETCセットアップ店

2012-02-14 20:29:47 | 雑記帳


ETCはセットアップしないことには使用出来ましぇん。

特に新品は必須の作業であります。

すでに使用しているETCに関しては、そのままでも使用できますが、車両を入れ替えたら
再セットアップが原則です。

我々ショップでは、ユーザー様の乗り換えで結構頻繁に作業を強いられます。

ここで問題なのは、いわゆるセットアップ店というショップに委任しなければなら
ないことです。



正直なところ、いちいちセットアップ店まで出向かなければならないので面倒です。

ETCが出始めたところ、元締めのORSEにセットアップ店になりたいと相談しました。

しかし、かなり面倒で、かてGETしたディーラーナンバー以上の難関で、まさに頭貝割れ大根状態でした

よって、Drは完璧に挫折した経緯がありました

セットアップが出来るショップと言えば、ディーラー、大手カー用品店、大手電装店
くらいです。

つまり、結構敷居が高いということダス。

たぶん、Drのショップ程度の規模では殆ど無いと思われます。

ところが、妙案が判明しました!。

整備商工組合が窓口でORSEを通さずにセットアップ店が出来るようです。

この天下り団体に先ず加入する必要があり、やむなく組合員(純構成員w)
になりました。

その上納金会費は比較的にお財布には優しい額で、ORSE直接と比較すると桁が違います。

しかし、それだけでは済みません。



預かられちゃいました

その他諸々のコストが発生しますが、月に何台かセットアップをすれば元は取れます。

本日は書類を揃えて提出しただけで、審査等があり約一ヶ月ほど待つ必要があります。

晴れてセットアップ店に登録されたら、また報告します。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1800エンジン ファインチューン +アルファ

2012-02-12 19:27:58 | PF氏の部屋

塗装屋行きのDUETTO

売約済みの我がDUETTOは作業が進行しております。

ボディは塗装屋に任せるのですが、エンジンはPF氏に一任しております。

PF氏より作業工程の画像とコメントが届きましたのでアップします。

メカに興味の無い方はスルーして貰って結構です。

以下、


今回のDrからの指令は、1800エンジンのライトチューンをかねての、OHである。

定番のファインチューンより、もう少し手を入れてもOKとのことである。


早速、受け取った1800エンジンをバラして、点検。

もともとはアルフェッタ系に積まれていた1800エンジンであるが、105系に載せるため、クランクシャフトのリヤー側に、T/M取り付けのためのパイロットB/Cの穴加工がされている。(この加工は、クランクシャフト単体でないとできないので、すでに一度O/Hされているはず。)


ヘッドを下ろし、オイルパンを外して、クランクシャフトを見ると、この年代のクランクらしく、OILのメクラ栓が、飛び出しかけている。(この年代特有で、1800,2000とも本来なら欠陥品といってもよいくらい大量に発生している)




メタルは3番が焼けており、クランクの曲がりが心配である。


クランクをよく見ると、前任者がO/Hした時に、すでに4番のメクラ栓が飛びかけていたらしく、ポンチでのカシメ痕がある。また、クランクはダイナミックバランスをとってあるようで、重量調整のために削った痕がある。(普通は、ドリルで穴あけしていることが多い)


削り跡 たぶんダイナミックバランスをとったものと思われる。


オイル穴メクラ栓の横のポンチ痕に注意。多分、前回すでに抜けかけていたのだろう。


曲がり測定では、ダイアルゲージの読みで11弱もあり、完全にアウト。もとより3番メタルが焼けているので、アンダーサイズ加工は必須。ジャーナル研磨し、メクラ栓をネジきり加工し、ダイナミックバランスを取り直せばいいのだが。気に入らないのは、一度熱が入って曲がった経歴のあるクランクだということだ。


3番子メタル焼けと、クランク曲がり測定


 ここで、クランクはタフトかけないの?という人がいるかもしれないが、過去にTZのクランクで、タフトかけると見事に曲がり、気に入った値まで完全修正できなかったことがあり、内燃気屋さんと相談の結果、アルファロメオ本来の許容寸法内に抑えたいならタフト加工はしないほうがよいということになり、当方では、タフトはかけない方向で仕事をしている。ただ、その内燃機屋さんは、当方ほど細かい寸法にこだわらないショップ向けには、タフトをかけてプレスでの曲がり修正のできる範囲の値で、出荷しているとのことである。もちろん、当方でも、その程度の寸法で、メタルクリアランス大きめにして、硬い昔ながらのオイル使ってごまかすような仕事でよいなら、お客様の了解の下、タフト加工にも出しますが。)


クランク曲がり測定


許容値の5倍以上のフレがあった。焼けたクランクは当然曲がる。


ヘッドをバラし、カムを見てびっくり!。



12のスタンプがある。あのアウトデルタG2ラリーエンジンに使われているコロンボのカムである。ハイリフトカムを組み込むために、タペットカップの穴の外周の干渉する部分が加工されており、それなりに気を配って組んだようだが、バルブスプリングを外して唖然とした。


逃げ加工と,クラッシュして潰れたバルブシール
バルブの平らな端面が、シムが踊り、丸くなってしまっている。



中途半端な知識でハイリフトカムを組んだ結果である。見事にバルブシールが潰れている。(ある程度エンジンを組みなれたメカニックなら、カムを組み付けて、仮に手回しした感触で、シールとのクラッシュに気づいてもよいはずなのだが、ハイカムと強化バルブスプリングに惑わされたのか、本当に必要なところに気配りすることの無かった証拠である。)


バルブガイドプロジェクトは、ノーマルの数値であった。

当然、リフト12のハイカムは受け付けない。




シール損傷のためのOIL下がり、カムTOPでの異常圧力による、バルブシムとバルブの当たり面の異常磨耗が見られる。よくこれで、カム山の磨耗と、タペットの当たり面のプロペラマークがつかなかったものだ。当然クラッシュによるパワーロスも相当あったはずだし、組み立て後、最初に回した瞬間から異音もしていたはずだ。

バルブシートはかなり削り込んで、下がっているので、これではパワーが出ない。


バルブシートはきっちりとカットされている。ただし、燃焼室のアルミ部分まで、削り込まれているほど、位置が下がっている。ノーマル使用なら薄いシムで、まだ対処できる寸法だが、ファインチューニングとなるとこのシートリングでは、効率が悪い。  


バルブスプリングは、強化品がついていたが、インナーとアウターがセッているような品なので、これも使用できない。こんなところがセっていると、摩擦抵抗で、パワーロスがおきるし、油温上昇の元凶である。


インナーとアウターが、擦れあって落ちてこない。擦れあっていて良いわけがない。パワーロスと、油温上昇の温床である。

バルブスプリング同士が、無駄にこすれて得することなどない。(トリプルといって、インナーとアウターの仕切りの板ばねをつけたままで使用して、こすれることにより、サージングを防止しているという一部のメカもいるが、スプリングテスターで、測定すればわかるとおり、普通は仕切り板をはずしたレートが正規の値である。)


検討の結果、クランクは、当方の手持ちの加工済みクランクを使用し(-10アンダー加工、オイル穴加工、パイロット穴加工、ダイナミックバランス済み)、シリンダーヘッドも、もとのヘッドではバルブシート入れ替えしなければならないので、当方の手持ちの品を使うことにした。カムシャフトも、程度のよい10548カムがあったので、それを組み込む。 ライトチューンなので、軽い圧縮アップと、ポート研磨をし、将来、リフト11mmくらいの軽いスポーツカムを組み込むことをも考慮して、各部寸法を調整加工する。

当然、ピストンバランス、コンロッドの大小端別バランスをとる。 (ロッド全体重量のバランスあわせ程度のやり方では、せっかくクランクのダイナミックバランスを完全にとった意味がない。コンロッド大端部重量はクランクシャフトのカウンターバランスと、釣合っての話なのだ。ゆえに、4本の大端部重量が均一でないと、クランクダイナミックバランスの意味がなくなるのである。)



メタル、OHキット、ピストン・ライナーキット、バルブ、バルブスプリング、バルブガイド、バルブリフタ-、ロアーチェーン等、新品使用。

その他、詳細は、お任せとのことで、作業開始である。   



伊藤忠時代からのお付き合いのI社長が譲ってくれた、超音波発生器を使用しての超音波洗浄。  まだ、大きなステンレスがまを流用しての簡易仕様だけど、結構きれいになる。




洗浄液の種類と、温度に左右されるが、漬けているだけできれいになる。

ただし腐食のある品は、要注意。



編集後記

基本的な知識を持たずにチューンドパーツを組み付けた悪例です。
事実このエンジンは焼き付いてしまいました
PF氏のエンジンが壊れないのは基本的な知識に加えて豊富な経験とスキルが
あるからですネ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

-たむらぱん-

2012-02-11 20:18:03 | Drの番外編(秘密)

ゼロ -たむらぱん-


最近は殆ど聞かないFMラジオから流れてた歌が気になりました。

若かれし時はよくあったけど、そんな時は放送局に電話したりして、アーティストや曲名を教えて貰いました。

今はそんなことをしなくても、タイムテーブルでわかります。

果たして、アーティストはたむらぱんと言う聞き覚えのある名前でした。

なんでも、作詞作曲からアレンジやジャケットにWEBデザインまで一人でこなす真の
マルチアーティストだそうです。



ロッテ Fit's CM :: ショッピング篇 犬の散歩篇

聞き慣れたCMは彼女の歌でした。

他にもCMソングやTVのエンディングテーマ等がたくさんあるようです。

Drは早速ダウンロードしてMDに取り込み、車内で毎日聞きました

割と似たようなアップテンポだから飽きるかと思ったら、意外とそうでもなく飽きましぇん。

むしろ、意外と奥深く心に浸みます


ラフ / たむらぱん    代表曲?

個性的かつユニークでDrの的にハマりました。

とりわけ歌唱力は素晴らしく、生とCDが変わらないという評価もあります。



たむらぱんとアルファロメオをこよなく愛すブログ


こんな方を発見しました。

しかも、Drと同じ中年と自己紹介されてますw。

アルファとの共通性があるかは不明ですが、アルファ(イタ車)でたむらぱんを
聞くのは悪くないと思います 












コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何でも売りまっせ~w

2012-02-10 20:46:42 | 成約御礼

何でも買えるAA(業者オークション)      イメージ画像

当ショップは基本的にはイタ車専門店であります。

車販に関しては少なくとも80%はイタ車だと思います。

しかし、不景気風が吹く昨今に、イタ車以外は売りましぇん、な~んて綺麗ごとは御法度ダスw。

よって、頼まれたら何でも売っちゃいます 


ガビ~ン                ショップのイメージが

このトラックは数年前に販売して、お客様の稼業に大活躍しております

今回は偶然にも車検にて入庫しておりました。

お客様の1stカーは、もちろんアルファですが、お仕事を独立開業されるので依頼されました。

Drはお客様の独立開業を、


サポートしまっせ~!


クルマ屋の内情を証せば、決して左団扇で営んでるショップはありましぇん

少なくとも半数(以上?)は自転車操業と思われます

従って、売れる時には何でも売ります精神でないと、ショップは続きましぇんw。

最も、Drの場合は景気の如何に拘わらず何でも売ってました(笑)。


2004y FORDエクスプローラーエディバウアー

アメ車の販売実績は創業以来、数えるほどですが、お客様のニーズに応えるDrであります

AAで探した個体は上々で顧客様に気に入って貰えると自負しております。


泣く子も黙るマークXダス  平成21年式極上車

ご契約を頂いたのは工場長の顧客様で、かなりの年輩の方です。

結構ご予算がありまして、探すのは比較的ラクチンでした。

こちらもAAにて上物を探しました。


H16年式レガシイB4 2.OGTタイプB

Drの友人の息子さんに探してと頼まれ、こちらもAAで探しました。

結構注文がうるさくて予算もシビアなので、見つけるのは難航しました

しかし、何とかピッタシの条件の個体を落札しました。

但し、現車確認してないので程度は自信がありましぇんw。(←無責任モード)


以上、普段はAA嫌いでツッパてますが、いざという時はAA頼みに変身しちゃいます

全国数十カ所のAAより、ご依頼のおクルマを、

アナタ向け向けズル剥けで探しまっせ~!(笑)。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1300峡角ヘッド改エンジン制作 その2(ピストン選択)

2012-02-09 19:39:11 | PF氏の部屋

左はノーマル1,800 ρ=9.4、真ん中は75ターボ(当然80°ヘッド用) 右がアルファーGTV2.0TB用


 狭角ヘッドを組み込むエンジンは、どのブロックをベースにするのか。 排気量はどうする。
1750GTAMに倣うなら、アメリカ仕様の551エンジンを加工し4連ライナーにして、ということになるが、元のエンジンの素性とエンジン制作価格と後々のメンテを考慮して、1750のブロックを使い、ノーマルのままのライナー方式で行くことにした。


ここでなぜ2000ブロックにしないのかというと。
2000のエンジンは、それまでのエンジンとパーツを共用し、1750のカムを流用しながら(すなわち、ヘッドの燃焼室のバルブ位置のピッチはそのまま)ブロックピッチだけ変更している。
見ればわかるが、、1800までの半球型ではなく、多球型にして、バルブの位置のずれを補正しているが、そのオフセット量が、1番と4番、2番と3番のグループ別の燃焼室形状となっている。 これは火炎伝播距離、燃焼室に対するポート位置が、同じエンジン内で2種類あるということになり、要するにもはや本当の4気筒エンジンではなく、360クランク2気筒X2という設計である。(結果として2000は生まれついて振動の多いエンジンになった)

2000のブロックに、AMヘッドを乗せても、2気筒X2のエンジンというハンデからは逃れられない。かといって、本物のGTAMのように、4連サイアミーズブロックまで用意できないので、将来のメンテを考えて、1800のノーマルボアーで行くことにした。(本当は、ライナーの寸法管理がいい加減なので、0.5でも1mmでもオーバーサイズのピストンを作って、ボーリングしたかったのだが、オーナーがよその工場でボアアップしたライナーがよく割れているとの情報から、ボアアップは、あまりして欲しくないと言われ断念し、80ミリボアーピストンを探すことにした。


左はノーマル1,800 ρ=9.4、真ん中は75ターボ(当然80°ヘッド用) 右がアルファーGTV2.0TB用


幸いにも、1800エンジンには、75のターボという低圧縮モデルがあり、そのピストンが使えないかと手に入れたが、思った以上に、山があり、使用不可能だった。
ならば、アルファGTV(Type916)のTBが、80ボアーだというので、そのピストンを手に入れてみた。


左はノーマル1,800 ρ=9.4、真ん中は75ターボ(当然80°ヘッド用) 右がアルファーGTV2.0TB用


形状的には、ツインスパークの鍛造ピストンとよく似た感じのTOPで、これなら使えそうだがコンプレッションハイトが2mmほど高いので、少しハイトを落とさねばならないが、ターボ用ピストンで、ヘッド肉厚もあるので、リセスを掘って、ハイトを下げても十分使えると判断した。なおこのピストンは、オートサーミックタイプが多いロメオの純正の中で、異例のモノメタルであるのも、このピストンを選んだ理由である。


ヴェノーリアの75T/S用鍛造ハイコンピストンと比較


左がヴェノーリアの75用 右がGTV2.0TB用


ピンを挿しこめば、ハイトの違いがよくわかる。ハイトは2mmほど違うが、TOP高さはほぼ同じ。これなら加工すれば使える



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

並行車のラジオはこうするアイフルw

2012-02-08 20:56:33 | 雑記帳

日本では無い周波数          パンダ100HP本国オーディオ

並行輸入車だからと言って、今やどこがどう変わる訳でもありましぇん。

基本は世界統一スペックですから、困ることも無いわけです。

しかし、全く困らないかというと語弊があるんです

ラジオの周波数が日本バンドと合いましぇん


αステーションは聞ける

ECと日本では随分と周波数がズレてます。

ラジオが規格品なら、国産品に交換すれば事なきを得るのですが、問題は
メーカー純正の規格外ラジオです。

正規ディーラー車なら中身を日本バンドに仕様変更して輸入します。

しかし、メーカーと無縁な並行輸入車は当然そのままで輸入します。


苦肉の策

世の中よくできたもので、周波数変換器(FMコンバーター)を中継させると、日本
バンドも聞けちゃいます。

但し、欠点はディスプレイ表示は変わらずにECバンドのままです。

最も、プリセットしておけば実用上は問題ないですネ。


最良の策?

FMコンバーターは出来の悪いものもあり、感度が落ちる場合もあります。

それなりに、コストも発生しますから、本当は付けたくないところダス。

丸ごと2DINナビにでも交換出来ればBESTかと思います。

パンダは2DIN規格でブラケットも市販されてますから救われます。


難儀なジュリエッタw

1DINよりもデザインの自由度は高いと言え困ります。

すでに、正規物は専用パネルASSY交換型2DINナビを出して来ました。



こちらは右H仕様しか無いという噂で、専用パネルのみの販売はしないそうです。

しかも、お値段はかなりお財布に優しくはないようです


本国純正ナビ

デザインではやはりこれが綺麗です。

何とか、国産品がこんな風にモディファイ出来たら良いと画策中ダス 









コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1300峡角ヘッド改エンジン制作 その1(ポート加工)

2012-02-07 19:54:24 | PF氏の部屋

エンジンはどうするアイフル?              パッチもんと違いまっせ~

最初にお断りしておきますが、DrはこのGTAに関しては直接関与はしておりましぇんw。

ただ過去の経緯からは、全く関与してないこともありません。(←どっちやネン)

本来ならブログネタとしては不適切と言えなくもないのですが、その他一名様が首を長~くしてお待ちであります。

よって、ビルダーのPF氏による製作記を一任しました。

いわば、特別友情アップダス

早く次のクルマ買って下さいや~←下心モードw

以下・・・



もともとは、75T/Sエンジンを1300GTA/Jに搭載する話だったのが。
パッチモン好きと公言していた方が、いつの間にやら、できるだけ本物使わないとカッコ悪いと心変わりし、ついにリプロ品ながら、新品半加工シリンダーヘッドを持ち込んできて、シートリング、バルブガイド、IN/EXのバルブもピストンも、特注で作れとのこと。もちろんキャブ仕様で、デュアルイグニッションデスビも、本物マレりーを持ち込んできた。


その昔、訳あって、かのヴィスコンティから、新品未加工のGTAMヘッドを手に入れ(当時はまだ手に入った)、いつかはこれを使ってフルチューンエンジンをと思いながら、あまりに貴重な本物ヘッドに手を出すことはできず、資金繰りに困り始めたころに、YAHOOオークションで安値で放出した私にとって、あまり気の進まない仕事であった。
とりあえず、このヘッドに見合う、状態の良い1750エンジンのブロックが手に入るかどうかが問題であったが、当方在庫の3基のエンジンを次々ばらし、底の腐りの全くない1台をみつけ、作業を開始してみることにした。

作業開始といっても、まずは各部寸法を見ながら、使うパーツ、加工方法、作業手順の構想を練ることから始まる。
まずは、ピストンが手に入らなくては。
カムはどうする。

どんなエンジンに仕上げたいのか、何度もオーナーの話を聞いて、このくらいのカムなら、町でも乗りこなせるだろうと言ったら、なんと早速、コロンボのそのカムを手に入れて、工場に送ってきた。
カムが決まれば、自然と圧縮比は決まってくる。
ピストンは、既製品加工するか、特注の鍛造にするか。

おぼろげながら、ある程度メドがついてきたので、シリンダーヘッドの加工を開始した。




全くの新品ヘッドに、とりあえずダミーガイド付けて、シートリングをセットしたところ。



1300用にあわせたポートは、端だけ仮に加工したもので、内部ポート形状はチューナーの考え次第で拡大加工せよという仕様。
もともとが1300用ヘッドなので1800用にサイズ決定したシートリングとは大幅な段差が。
EXポートも大幅なサイズアップが必要。



加工開始


INマニホールドとの合わせ面は、治具を作って。
インシュレーター側は、陳腐なレプリカではなく本物の純正GTA用にあわせて切削。
EXポート側も、排気量に見合うサイズにアップ。
大幅な、ポートサイズアップは、どれほど時間と気を使うか。
単純な、直線ポートなら、機械加工で、あほでも精度自慢のポート加工ができるが、元の鋳物からスワールポートで、中子の位置がずれて鋳造されているのを、修正しながらのポート研磨は、ヒヤヒヤ物で、自分の今までの経験と勘だけが頼りで、30年以上前にすでに、カットモデルを制作し、ポートの厚さを知って仕事していた2000エンジンのフルチューンのビッグポート加工の5倍以上の時間と、気をすり減らしての仕事である。




加工完了



INポートは、芯をずらしたスワールポートで、SOHCの6Cエンジンと似ている。
エキゾーストは、出口が面と直角なごく普通のタイプなので、EXマニ制作は楽だ。
大幅な、ポート径アップにもかかわらず、どこまでも、スが出てくるほど、粗いつくりの鋳物である。 
圧力テストで、リーク無きことを祈る。!


あとは、内燃機屋さんに持ち込んで、特注のバルブガイド組み付けと、特注のIN/EXバルブを制作するのみである。


続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CAR GRAPHIC

2012-02-05 21:07:02 | 雑記帳

今月号のCG誌

余り大きな声で言えませんが、自動車雑誌を読むことのないDrです。

読まなくなった理由は色々ありますが、最大の理由はクルマ屋だからです?!。

長くなるので又の機会に書きます。

そんなDrがたまたまショールームのテーブルに何気なく置いてあったCG誌を見つけました。

タイムリーにもアルファジュリエッタが表紙で、なにやらアルファの特集のようです。

珍しく、このCGをカバンに詰め込み自宅で読むことにしました 


本格的ロードテスト記事

こちらも余り大きな声で言えませんが、思い切ってジュリエッタを衝動買いして、
自身の足とデモカー兼用にしたら一石二鳥やないかという妄想です。

このCGの特集を読んだら、きっとDrの妄想を後押ししてくれるんじゃないかと!。

もし買うなら、MTよりもTCTにして、その信頼性を試してみるのも悪くないかと思いました。

信頼性が実証されたら、より万人向けのTCTも売れるかもしれないという憶測です。


計測重視ダス

果たして、真剣に読んだ(つもり)のCGロードテストからは、もう一つジュリエッタの評価というのが掴めませんでした。

その理由は数値重視というか、速いか遅いかみたいな印象しか掴み取れません。

ロードテストだから、ある程度やむを得ないとしても、こちらが欲しいのは非現実的な絶対性能ではありましぇん。

もっと五感に訴える印象記が欲しいのです。


続きがありましたw

さすがCGさんは抜かりがないようで、更にページを繰るとBMW116との比較インプレッションが書いてありました。

こちらの方が、より望んでいた記事ですね。

後一歩突っ込んだ記述が欲しいかな~んて、欲を出したのですが、リポーター様の名前を
見て引きました。

お客様のお兄さんでした

Drが夢見たCG編集部員になれらたのですから、敬意を示すしかありましぇん。


そう言えば、若かれし時に片っ端から自動車雑誌を読み漁りました。

クルマ自体を評価するより、記事を書いている評論家のスキルが気になりました。

まさに自動車評論家評論家(意味不明)ダス(笑)。

当時はCGの小林さん以外に、冴えた記事を書く人はほぼ皆無だったと思います。

強いて言うなら山口京一さんは好きでしたが・・。

現在のCGさんのスタッフもさすがに卒のない記事を書かれるようです。

他誌も右に習えではないですが、結構CGに伯仲してるかな~んて思います。



分厚さは45年前とほぼ同じ

話がそれましたが、久しぶりに読んだCG誌の内容は奥深い物でした。

やはり他誌とは違うと思いました。

思えば現在のDrが曲がりなりにも業界でやっていけるのは、CGさんのおかげです。

一日でも早く売る書店を探して、隅から隅まで何時間も読みふけったあの頃は忘れません。

CG誌があったからこそ、現在のDrがあると言っても過言じゃないでしょう

紙媒体が不人気なり、例えCG誌が薄くなっても、その内容は決して衰えてないと
改めてCGの実力を垣間見たDrでありました













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FIAT PANDA 4X4の新車

2012-02-04 22:49:25 | 並行輸入車礼賛

FIAT PANDA 4X4 1.2 4X4 CLIMING      1,890,000円


昨年の9月のフランクフルトショーですでに3台目がデビューしました。

よって、旧モデル(二代目)は受注出来ないのですが、なぜか4X4はまだ買えちゃいます。

現地よりの案内が来ましたので、簡単にご紹介しましょう。








他にも、全くのベーシックモデル(1.2MT)なんかも、何台かあるから買わないかと
いう誘いもあります。

しかし、排気ガステストの問題もありまして、実現は難しいと思います。

この4X4は当分は受注できるようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

155が二台同時入庫w

2012-02-03 21:05:45 | 新着入庫

どちらもいわゆるスポルティーバ

全く同じ赤の155を買い込むというのは芸がありましぇんw。

この二台は少なくとも同じバージョンに見えると思います。


同じに見えます?

よ~く見るとアンテナ位置が違うくらいです。

アロイが黒なのは前期型で後期はグレイMになります。

しかし、


なんと純正レカロ!              向かって右の155


こちらも同じレカロ!             向かって左の155

見た目は同じでもひと味違うやおまへんか

言っておきますが、後付でなくどちらもファクトリーオリジナルです。

記憶を辿ると、この仕様は少数ながらありました。

Drもかって輸入しましたからネ。


Rrも格好良い


一見同じように見えても、この二台は全く中身が違います。

片方が2.0でもう片方が2.5V6なら面白くありません。


2.0Twinspark16V(実走3.3万km)        向かって右の155

かってのベストセラーで並行輸入車です。

レカロ仕様は正規になかったと記憶します。


なんと155Q4!(6.9万km)           向かって左の155

155Q4は珍しいと言えば珍しいのですが、それだけでは、面白くありましぇん。


155Q4に見えますか?

実はこの個体は超レアーな最終型ワイドボディのQ4です。

Drもさすがに販売実績はありません。

というか、ほとんど市場に出回ってなかったと思います。

しかも、正規輸入車です。


Q4の証明                   行き場のなくなったスペア  


以上の二台はひと味違う155です。

こんなレアー物を二台も保有してるショップはありましぇん。

更に、少し前に155赤スポルティーバが入庫してます。

(合計三台ダスw)

おまけに、近日中に全く同じ155赤スポルティーバが下取り入庫します
   

(合計4台ダスww)


この4台は色褪せもなく綺麗な個体です。

世間広しと言えども4台も似たような個体を保有しているショップはありましぇん。

今更155専門店を始めるわけではもちろんありません。

むしろ、似たような155を4台は芸がありましぇんw。


誰か一台買ってくれませんか?←弱気モード


(お財布に優しい価格にしまっせ~w)





 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする