孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

パキスタンへ行ってきます

2014-04-11 22:32:27 | アフガン・パキスタン

(アメリカ無人機攻撃への抗議として、上空からも見えるようにつくられた、攻撃で亡くなった少女の巨大ポスター “flickr”より Eupalinos Ugajin https://www.flickr.com/photos/eupalinos/13710982254/in/photolist-mMWRBw-mTAnkL

テロ地獄
今、関西空港にいます。
これからパキスタンに向かいます。いつものように物見遊山の一人旅です。

もっとも、エミレーツ航空ですので、パキスタンを通り越してドバイまで行って、イスラマバードに戻るというコース。
しかも、行き帰りともにドバイで十数時間待ち。

ただ、親切なエミレーツ航空は無料でホテル・食事を用意してくれるそうです。
さすがに裕福な国は太っ腹です。

パキスタンと言えば“テロ地獄”
いつも海外旅行時に「治安は大丈夫?」と訊かれて、「危ない所に行かなければ大丈夫ですよ」と答えているのですが、今回はちょっと不安。

****パキスタンで列車爆発、16人死亡 武装勢力が犯行声明****
パキスタン南西部バルチスタン州で8日、駅に停車中の列車が爆発、炎上した。
AP通信によると、少なくとも16人が死亡、35人がけがをした。同州の分離独立を目指す武装勢力が犯行声明を出しており、当局は爆破テロ事件とみている。

APによると、列車は西部クエッタを出発し、首都イスラマバード近郊のラワルピンディに向かう途中だった。バルチスタン州シビ駅に停車中、客の乗降が終わった後に列車内で爆発が起きた。

地元武装勢力は、今回の爆破は軍の弾圧に対する報復と説明。今後もテロ攻撃を続けると警告した。【4月9日 朝日】
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****市場で爆発、19人死亡=パキスタン****
パキスタンの首都イスラマバードにある青果市場で9日、爆弾がさく裂し、買い物客ら少なくとも19人が死亡、数十人が負傷した。武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)は声明で関与を否定した。【4月9日 時事】 
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文字どおりの“連日のテロ”です。
しかも、イスラマバード、ラワルピンディは今回の旅行の訪問地です。

テロも怖いが、警察も・・・・
テロ以外で最近話題になっているのは、“生後9カ月の男児が殺人未遂容疑で逮捕された”という事件。

****殺人未遂事件の「容疑者」は生後9カ月 パキスタン****
パキスタン東部パンジャブ州の州都ラホールで生後9カ月の男児が殺人未遂容疑で逮捕されたとの報道を受け、当局への非難が集中している。

ラホールの警察幹部によると、男児の家族がガス料金を滞納していたことが事件の発端となった。警官らが支払いを促すため、2月1日にこの家を訪問したところ、男児の父親や十代の息子らが抵抗してれんがを投げ付け、一部の警官に重傷を負わせたという。

当時在宅していた家族が投石や殺人未遂の罪に問われた。幼い男児まで対象となってしまった経緯は明らかでない。

男児は今月2日、祖父に抱かれて出廷した。指紋を取られ、大きな声をあげて泣く姿が報じられた。
警察によると、州当局はメディアの報道を受け、担当警官を停職処分にするよう警察に指示したという。【4月6日 CNN】
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この事件が起きたラホールも、今回旅行のもうひとつの訪問地です。
テロも怖いけど、警察とかかわりあうのも怖そう。

普段の旅行では安宿しか使わないのですが、さすがに今回は“保険”だと思い、まともなホテルを予約しました。
遺跡観光でひとりになるのも不安なので、現地ガイドも頼みました。

それなりに気をつけるつもりです。
周囲からは「なんでそんな所へ行くの?」とも訊かれますが。

まあ、日本も外国から見れば、放射能汚染水がダダ漏れの危ない国とも見られるのかも。
そんなもので、現地では、外で騒ぐほどのこともないのかも・・・・、とは言うもののパキスタンのテロはやっぱり・・・・

戦争の現実感なき攻撃
パキスタン北西部は隣国アフガニスタンのタリバンなどイスラム過激派の“避難場所”“人員・物資補給基地”となっているため、アメリカによる無人機攻撃が頻繁に行われています。

ただ、民間人が巻き添えになったり、そもそも誤爆だったりすることもあって、パキスタン国内には無人機攻撃に対する強い批判があります。

また、アメリカ国内の操縦者がゲーム感覚でも実行できることもあって、法律的・道義的問題の有無も議論されています。

****無人機に告ぐ 少女の巨大ポスター出現 パキスタン*****
パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州に少女の巨大なポスターが出現した。

少女の両親は無人機攻撃で死亡したとされ、同国のアーティスト集団が、米国内の基地にいる無人機操縦士に「共感」を抱かせようとする試みとして始めた。【4月9日 朝日】
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無人機攻撃の話はいろいろありますが、搭乗時刻が迫っていますので、今日はここまで。





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