孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

ドバイ  トランジット観光、とりあえずは「バージュ・ハリファ」へ

2014-04-13 22:11:43 | 中東情勢

(天空を突き刺す「バージュ・ハリファ」)

昨日深夜、正確には今日の早朝、パキスタンにようやく到着。
エミレーツ航空でドバイ乗換ですが、昨日ドバイに朝5時頃着いて、イスラマバード行きは午後9時過ぎということで16時間ほどの待ち。

ただ、エミレーツ航空が無料のホテルを用意してくれますので、前夜の機中泊の疲れをとりながらドバイ観光も楽しめます。さすがに裕福な国の航空会社は違います。機内の食事も最近よく使った中国系などとは雲泥の差です。

当然、ホテルもちゃんとしたところで、朝・昼・夜の食事も無料、空港までの送迎も無料と至れり尽くせりです。

ドバイはもう十数年前、トルコへ向かう飛行機がエンジントラブルをおこし、おもいがけず半日ほどトランジット観光する機会がありましたが、砂漠に無理やりつくった町で、非常に暑いところ・・・といったイメージ。

そんな訳でドバイ観光にはあまり期待もしていませんが、せっかくですから、まずは世界一高い「バージュ・ハリファ」へ。

移動はドバイ・メトロ。1日乗り放題のチケットが16ディルハム(Dh)(約430円)
メトロの乗客は、アラブ系だけでなく、アフリカ系黒人、インド・バングラデシュのような人、華人のようなアジア系と種々雑多。ドバイ経済を支えている人たちでしょう。

カラスのようなニガブとかスカーフといったイスラムファッションの女性は案外少ない感じ。

「バージュ・ハリファ」は828m、160階で、天空に突き刺すような圧倒的な高さです。
もっとも、サウジアラビアが高さ1kmを超えるビルを計画中とのことです。
いささか無意味な高さ競争というか、“バベルの塔”のような感もありますが・・・・。

「バージュ・ハリファ」の展望台は地上442mにある「アット・ザ・トップ」
時間帯ごとの予約が必要で、行ってすぐに上がれる訳ではありません。
もっとも、1万円以上出せばすぐに上がれるチケットもあるようです。
ちなみに、昨日はどの時間帯も売り切れ状態でした。

私は、日本からネット予約していましたが、12日前の段階で、夕暮れ時や夜景など人気の時間帯はすでに売り切れでした。
料金は約3500円と結構なお値段ですが、まあ話のタネということで・・・・

さすがに眺めはいいです。
中心部に林立する高層建築、周辺に広がるフラットな建物、さらにその向こうの何もない荒地、海と奇抜な形の埋立地・・・などが一望できます。

最近はどこでもそうですが、ここも中国人団体客が溢れていました。
空港の免税店で中国人のような女性が多く働いているのも、その関係でしょうか?

「バージュ・ハリファ」はメトロの駅から少し離れており、結構歩きます。動く歩道で接続はされていますが。
「アット・ザ・トップ」へは、隣接するドバイ・モールから入りますが、ちょっとわかりにくく何人かに訪ねてようやく・・・といった感じ。

ドバイ・モールは貧乏人には無縁な高級ショッピングセンターですが、アラブ風の白い衣装の男たちが暇そうにスマホをいじったりしています。
生活のために働く必要もなく、実際暇なのでしょう。

この後、金・銀・宝石店が集中しているゴールド・スークなどにも向かいましたが、それこそ貧乏人には無縁。
ゴールド・スークは本当にその類の店ばかりで、食事ができる店が見当たりません。
ドバイの人は外食しないのでしょか?

空腹と暑さでヘロヘロになったので、予定を早めに切り上げ、メトロでホテルへ戻ります。
メトロの駅からホテルまでの歩きの暑かったこと・・・。
ドバイは外を歩くような街ではありません。

ホテルで昼寝して、午後9時過ぎのフライトでイスラマバードへ。
イスラマバードの空港着が深夜1時半ごろ。
預けた荷物がなかなか出てこない・・・などで、ラワルピンディのホテルで床についたのは3時ころになりました。

そして、今日は朝8時半スタートで、ガンダーラ美術のタキシラ遺跡へむかいました。
そのあたりの話はまた後日。



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