家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

陳昌鉉氏

2007-11-14 12:16:16 | Weblog
弦楽器製作家の陳昌鉉氏の講演会に行ってきた。

有名なイタリアの弦楽器製作家アントニオ・ストラディバリを例に出されて分かり易く話をしていいただけた。

後半陳昌鉉氏製作のバイオリンを使った演奏が行われた。

ちょっとがっかりした。

「鼻が詰まっているし喉に痰がからんでいる」そう感じられたのだ。

バイオリンを持ち替えて演奏があった。

今度は低音に深みがあり高音に輝きがあり透明感があった。

しかし名器というほどではない。

演奏を終え演奏者が説明をした。

「初めに弾いたのが2007年製で後が2006年製」

これには驚かされた。

1年で、こんなにも違いが出るものかと。

成長しているのだなと。

ならストラディバリウスは270年以上経っているのだから、このバイオリンも270年後には素晴らしい音色になるに違いない。

この講演会のタイトル「音に夢あり」の意味が少し分かった気がした。