家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

紫電改のタカ

2018-02-11 11:41:00 | Weblog
「紫電改のタカ」という漫画本を買った。

実家の隣が貸本屋ということもあって子供の頃は、よく漫画を読んでいた。

そのころ読んだ記憶が最近よみがえったので再び読みたくなったのだ。

井上和彦著の「撃墜王は生きている」を読んだからだ。

日本の戦闘機パイロットたちには日本の戦闘機に合わせた戦い方があることを知った。

圧倒的な物量の多さを利用して戦いを挑む米軍に対して少ない弾数だが威力の強い弾で、いかに相手の弱点を突くかということに職人的になっていくのは日本人として当然のことなのだろう。

で、その物量に対して技であったり勇気や忠誠心を基本として勝つことに感動を覚えた。

読み進むと「あれ?この戦法どこかで読んだことがあるな」と思い始め、それが「紫電改のタカ」だと思い出したのである。

4冊セットで¥2800送料なしを購入した。

ほどなく届き早速本を開いてみた。

ちばてつやの描く端正な顔立ちの主人公が私の記憶の深い部分に入り込む。

ところどころで、やはり涙が出てくる。

子供の頃も涙が出たことをうっすら思い出す。

これがまんざら嘘ではないと今度は知識を持って読み進む。

昔は「週間少年マガジン」で読んだから次週が待ち遠しかったり時々は読み忘れたりしたのだろうなと自分自身のことながら想像した。

はっきり覚えている場面と全く記憶にない場面もある。

最終的に私の英雄は特攻隊として出陣してしまう。

残念さと感謝の念が湧いて涙となって現れた。

子供の頃とは違う感覚で読むことができて面白かった。

旅客機で離陸するとき掌に冷や汗が出る。

寝返りしただけで目が回る。

そんな適性のない私が「すごい」といっても価値はないが、スポーツとして空中で何回転もできる人を「すごいなぁ」と思うように、それが殺し合いだとしても立派に戦い抜いた人たちを尊敬する。

その一瞬が訪れるまでジッと耐える。

恐怖を乗り越えている冷静さ。

その瞬間に寸分の狂いもなく仕事ができる。

それらは尊崇に値する。

少年の時の自分と変わらず熱いものを感じた。