「こんにちわッ、テディちゃでス!
ちょーようゥッ!」
「がるる!ぐるるるがるぐる!」(←訳:虎です!重陽の節句です!)
こんにちは、ネーさです。
秋が来たなぁ~♪と実感できる今日9月9日は、重陽の節句!
皆さま方の長寿を祈りながら、
本日の読書タイムでは大作にして労作!を御紹介いたしますよ。
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/a5/85657ec8c62fbca3d48e74c97f7c129a.jpg)
―― サリンジャー ――
著者はケネス・スラウェンスキーさん、原著は2010年に、日本語版は2013年8月に発行されました。
英語原題は『 J.D.Salinger : A Life Raised High 』、
『生涯91年の真実』と日本語副題が付されています。
米国の作家サリンジャーさん、といったら、
もう、あらためて説明の必要もないくらいの――
「ゆうめいィ~さッかさんッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:マスコミ嫌いの!)
ええ、そうですね。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、
『ナイン・ストーリーズ』、『フラニーとゾーイー』など、
20世紀文学の古典と評される大ベストセラーを著した作家さんであり、
そして……
インタビューを嫌い、
マスメディアを嫌い、
隠遁生活を送った人物としても知られています。
「まるでェ~」
「がる!」(←訳:仙人!)
そう、さながら《森の仙人さま》なイメージが根付いているサリンジャーさん。
この御本は、著者・スラウェンスキーさんが7年の月日を費やして書き上げた
サリンジャーさんの評伝です。
もちろんのこと、
自伝ではなく、遺族公認の伝記でもありません。
が、注ぎ込まれた労力と情熱は半端じゃないわね。
ファンの立場からサリンジャーさんの生涯を
調べて調べて調べまくった、って感じかしら。
「はらんッばんじょうゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:意外でした!)
隠遁者サリンジャーさん、
寡作のひとサリンジャーさん……
そんな虚報しか見聞きしてこなかった私たちに明かされるのは、
波乱に満ちたサリンジャーさんの前半生と、
もがき、苦しみ、それでも闘ってきた後半生、
ふたつの対照的なドラマです。
第二次大戦下、
従軍したサリンジャーさんが体験することになるのは、
米軍のノルマンディー上陸作戦。
また、彼の部隊は、
パリ解放、
ダッハウをはじめとする強制収容所の解放の最前線にも
駆り出されたのでした。
目にせざるを得なかった、戦争の最悪の貌……。
悪夢を超える現実の中、
しかし、戦地でサリンジャーさんは書いていました。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の原稿を。
「せんじょうゥでッ!」
「がるぐるるぐる?」(←訳:戦場だからこそ?)
混沌の戦地で、PTSDを病んで入院した病院のベッドで、
やがては、やっと帰還を果たした自分のアパートで。
彼は書きます。
書いて、
そしてやっとの思いで発表して、
彼の手に転がり込んできたものは――
御本の後半部分は、
視方によっては、戦争よりも残酷で、
つらく、痛々しくものに感じられます。
「くるしィでスゥ~…」
「がるるるるぐるる~…」(←訳:読んでると悲しい~…)
J.D.サリンジャーさん(1919~2010)。
サリンジャーさんを愛し、
何を聴かされようと彼への敬愛を失わないでいられる。
そんな活字マニアさんのみ、
この御本を手に取ってください。
ちょーようゥッ!」
「がるる!ぐるるるがるぐる!」(←訳:虎です!重陽の節句です!)
こんにちは、ネーさです。
秋が来たなぁ~♪と実感できる今日9月9日は、重陽の節句!
皆さま方の長寿を祈りながら、
本日の読書タイムでは大作にして労作!を御紹介いたしますよ。
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/a5/85657ec8c62fbca3d48e74c97f7c129a.jpg)
―― サリンジャー ――
著者はケネス・スラウェンスキーさん、原著は2010年に、日本語版は2013年8月に発行されました。
英語原題は『 J.D.Salinger : A Life Raised High 』、
『生涯91年の真実』と日本語副題が付されています。
米国の作家サリンジャーさん、といったら、
もう、あらためて説明の必要もないくらいの――
「ゆうめいィ~さッかさんッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:マスコミ嫌いの!)
ええ、そうですね。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、
『ナイン・ストーリーズ』、『フラニーとゾーイー』など、
20世紀文学の古典と評される大ベストセラーを著した作家さんであり、
そして……
インタビューを嫌い、
マスメディアを嫌い、
隠遁生活を送った人物としても知られています。
「まるでェ~」
「がる!」(←訳:仙人!)
そう、さながら《森の仙人さま》なイメージが根付いているサリンジャーさん。
この御本は、著者・スラウェンスキーさんが7年の月日を費やして書き上げた
サリンジャーさんの評伝です。
もちろんのこと、
自伝ではなく、遺族公認の伝記でもありません。
が、注ぎ込まれた労力と情熱は半端じゃないわね。
ファンの立場からサリンジャーさんの生涯を
調べて調べて調べまくった、って感じかしら。
「はらんッばんじょうゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:意外でした!)
隠遁者サリンジャーさん、
寡作のひとサリンジャーさん……
そんな虚報しか見聞きしてこなかった私たちに明かされるのは、
波乱に満ちたサリンジャーさんの前半生と、
もがき、苦しみ、それでも闘ってきた後半生、
ふたつの対照的なドラマです。
第二次大戦下、
従軍したサリンジャーさんが体験することになるのは、
米軍のノルマンディー上陸作戦。
また、彼の部隊は、
パリ解放、
ダッハウをはじめとする強制収容所の解放の最前線にも
駆り出されたのでした。
目にせざるを得なかった、戦争の最悪の貌……。
悪夢を超える現実の中、
しかし、戦地でサリンジャーさんは書いていました。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の原稿を。
「せんじょうゥでッ!」
「がるぐるるぐる?」(←訳:戦場だからこそ?)
混沌の戦地で、PTSDを病んで入院した病院のベッドで、
やがては、やっと帰還を果たした自分のアパートで。
彼は書きます。
書いて、
そしてやっとの思いで発表して、
彼の手に転がり込んできたものは――
御本の後半部分は、
視方によっては、戦争よりも残酷で、
つらく、痛々しくものに感じられます。
「くるしィでスゥ~…」
「がるるるるぐるる~…」(←訳:読んでると悲しい~…)
J.D.サリンジャーさん(1919~2010)。
サリンジャーさんを愛し、
何を聴かされようと彼への敬愛を失わないでいられる。
そんな活字マニアさんのみ、
この御本を手に取ってください。