「こんにちわァ、テディちゃでス!
むゥ? おはながァ、むずむずゥ?」
「がるる!ぐるぐるがる!」(←訳:虎です!喉がヘンです!)
こんにちは、ネーさです。
どうやら秋の花粉シーズンが到来したようですね。
すちゃっ!とマスクを装着して、
さあ、読書で花粉を追い払っちゃえ!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/24/f1fecbdd37859ad8eb73738bf2dfb66f.jpg)
―― 丘の上の修道院 ル・コルビュジエ 最後の風景 ――
著者は笵毅舜(ニコラス・ファン)さん、原著は2011年に、日本語版は2013年6月に発行されました。
原題は『THE CONVENT ON THE HILL LE CORBUSSIER'S LAST VISION』です。
前回記事では、
20世紀美術の巨匠ダリさんの展覧会を御紹介いたしました。
こちらの御本は、
20世紀建築界の巨匠ル・コルビュジエさんの作品をテーマとする写真集です。
「うむむゥ! しゅうどういんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:本物の修道院だ!)
ル・コルビュジエさんこと、
シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ・グリさん。
1887年スイスで生まれ、
フランスを中心に活動したル・コルビュジエさんは
1965年、南フランスで海水浴中に心臓発作を起こし、
還らぬひととなりました。
既に内外で名を成していたル・コルビュジエさんの功績に、
フランス政府は国葬をもって応えようとしましたが、
その手配の最中、
一枚のメモが見つかったのです。
そこには、
寿命の尽きる日が来たら、
遺体をラ・トゥーレット修道院の教会堂に
一晩留め置いてほしい
という願いが記されていました。
「おそうしきィ、でスかァ~…」
「がるるぐるる……」(←訳:悲しいお別れ……)
しかし。
この遺言には矛盾がありました。
ル・コルビュジエさんは、かねてから、
自分は無神論者であると名言していたのです。
無神論者でありながら、
なぜ、
この世で過ごす最後の一夜に
修道院という場所を選んだのでしょう?
いえ、その疑問より以前に、
無神論者であるル・コルビュジエさんが
どうしてまた、
修道院――つまり宗教施設を造ることになったのか?
「むむむむゥ~??」
「ぐるる!」(←訳:謎です!)
著者・ファンさんは
ラ・トゥーレット修道院に長期滞在する機会を得ました。
『薔薇の名前』で修道士・バスカビルのウイリアムが
秘密を解いてゆくように、
ファンさんはレンズを通し、
偉大な建築家の真意に思いを馳せます。
この修道院の、成り立ちとは?
そこに、答えはあるのだろうか……?
「どこかにィ?」
「がるるるる?」(←訳:答えはある?)
フランスのリヨン郊外、
ドメニコ会の僧侶たちが守る、
丘の上のラ・トゥーレット修道院への旅。
魂を削るかのような著者・ファンさんの洞察、
訳者・田村広子さんの丁寧な訳文で、
活字マニアの皆さまもぜひ、
丘の上への旅を!
むゥ? おはながァ、むずむずゥ?」
「がるる!ぐるぐるがる!」(←訳:虎です!喉がヘンです!)
こんにちは、ネーさです。
どうやら秋の花粉シーズンが到来したようですね。
すちゃっ!とマスクを装着して、
さあ、読書で花粉を追い払っちゃえ!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/24/f1fecbdd37859ad8eb73738bf2dfb66f.jpg)
―― 丘の上の修道院 ル・コルビュジエ 最後の風景 ――
著者は笵毅舜(ニコラス・ファン)さん、原著は2011年に、日本語版は2013年6月に発行されました。
原題は『THE CONVENT ON THE HILL LE CORBUSSIER'S LAST VISION』です。
前回記事では、
20世紀美術の巨匠ダリさんの展覧会を御紹介いたしました。
こちらの御本は、
20世紀建築界の巨匠ル・コルビュジエさんの作品をテーマとする写真集です。
「うむむゥ! しゅうどういんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:本物の修道院だ!)
ル・コルビュジエさんこと、
シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ・グリさん。
1887年スイスで生まれ、
フランスを中心に活動したル・コルビュジエさんは
1965年、南フランスで海水浴中に心臓発作を起こし、
還らぬひととなりました。
既に内外で名を成していたル・コルビュジエさんの功績に、
フランス政府は国葬をもって応えようとしましたが、
その手配の最中、
一枚のメモが見つかったのです。
そこには、
寿命の尽きる日が来たら、
遺体をラ・トゥーレット修道院の教会堂に
一晩留め置いてほしい
という願いが記されていました。
「おそうしきィ、でスかァ~…」
「がるるぐるる……」(←訳:悲しいお別れ……)
しかし。
この遺言には矛盾がありました。
ル・コルビュジエさんは、かねてから、
自分は無神論者であると名言していたのです。
無神論者でありながら、
なぜ、
この世で過ごす最後の一夜に
修道院という場所を選んだのでしょう?
いえ、その疑問より以前に、
無神論者であるル・コルビュジエさんが
どうしてまた、
修道院――つまり宗教施設を造ることになったのか?
「むむむむゥ~??」
「ぐるる!」(←訳:謎です!)
著者・ファンさんは
ラ・トゥーレット修道院に長期滞在する機会を得ました。
『薔薇の名前』で修道士・バスカビルのウイリアムが
秘密を解いてゆくように、
ファンさんはレンズを通し、
偉大な建築家の真意に思いを馳せます。
この修道院の、成り立ちとは?
そこに、答えはあるのだろうか……?
「どこかにィ?」
「がるるるる?」(←訳:答えはある?)
フランスのリヨン郊外、
ドメニコ会の僧侶たちが守る、
丘の上のラ・トゥーレット修道院への旅。
魂を削るかのような著者・ファンさんの洞察、
訳者・田村広子さんの丁寧な訳文で、
活字マニアの皆さまもぜひ、
丘の上への旅を!