テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

どこもかしこも、名場面!

2013-09-24 21:41:25 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 やッたでスねッ、はんざわなおきィさんッ!」
「がるる!ぐるがるるぅ!」(←訳:虎です!記録樹立だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 原作者の池井戸潤さん、高視聴率獲得おめでとうございます!
 このドラマで池井戸さんの作品を知った、という御方は
 『空飛ぶタイヤ』や『民王』も読んでみてくださいね~♪
 では、あらためて、
 本日の読書タイムの始まり始まり~!

  



 
            ―― 名画で読み解く『世界史』 ――



 監修は祝田秀全(いわた・しゅうぜん)さん、2013年8月に発行されました。
 『111の名画でたどる人類5000年のドラマ』と副題が付されています。

 前々回記事では『真珠の世界史』、
 前回記事では『ボルジア家風雲録』と、
 歴史絡みの作品を御紹介してまいりましたが、
 三度目の正直ならぬ三冊目の正直!
 この御本に教えていただこうではありませんか、
 歴史の何たるかを!

「ふァいィ~、にがてェだけどォ~」
「ぐるっるぅるる!」(←訳:頑張っちゃおう!)

 そう、一口に歴史……といっても、
 実体は色々よね。
 幕末なら任せて!新撰組マニアなの!てな御方、
 室町・戦国の知識ならだれにも負けません!
 私はルネッサンス専門!
 僕は英国史やってます!な御方もおられるでしょう。

 けれども、世界の歴史全体の流れを把むのは、
 なかなかに難しいものです。
 教科書をひもといても……

「こだいしィ、ややこしィ!」
「がーるるっるぐるぐるるるぅ!」(←訳:ローマ史って入り組んでるぅ!)

 ややこしくても入り組んでいても、
 その混沌をスパっと切り裂き、
 一筋の光を投げかけてくれるのは
 《視覚》――すなわち《絵》!

 いつ何が、どんなことが起こったのか、
 《絵》で見れば、一目瞭然。

 《絵》を目印に進んでゆけば、
 世界史の航路が見えてくるんですよ。

 たとえば、この御本の表紙を飾っているのは、
 ドラクロワさん作『民衆を導く自由の女神』。
 フランス革命を視覚化しきった、
 決定的な一幅、でしょ♪

「テディちゃ、これェ、しッてまスゥ!」
「ぐるるるがっるるぐる!」(←訳:図鑑にも載ってる名作!)

 ラファエッロさん作『アテネの聖堂』では古代ギリシアを、
 壁画『アレクサンドロス・モザイク』ではアレクサンドロス王の遠征を、
 といった具合に、
 年代順に重要な出来事が絵画で並べられてゆくと、
 ストレスゼロの分かりやすさ!

 私ネーさ、
 あらっ?これってこの時代の出来事だったの?
 これとこれは平行に進行してたんだ?
 と、多くの勘違いや記憶違いを正されました。

「ネーさッ、かんちがいィ、おおすぎィ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:トロすぎるぅ!)

 えへん、
 また、この御本で注目していただきたいところは、
 ヨーロッパ社会の歴史のみならず、
 イスラム圏の拡大、
 破壊される中南米文化、
 中国歴代王朝の興亡などにも
 しっかり目が向けられている点です。

 ブルボン家の王さまや
 スペイン海戦もいいんですけど、
 インドやトルコの細密画って美しいんですよ~♪♪

「せかいィじゅうゥのォ~れきしィだからッ」
「ぐるがるるるぅぐる!」(絵もバラエティ豊か!)

 年代のことなど考えず、
 ページを彩る絵画を眺めているだけでもわくわくする
 《歴史画》満載の一冊は、
 学生さんより
 社会人さんの方が楽しめるかもしれませんね。
 本屋さんで見かけたら、
 ぜひ手に取ってみてくださいな♪

「びなんびじょもォ~♪」
「がるぐるるぅ!」(←訳:大勢いますぅ!)


コメント
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