テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

真似したいような、したくないような?

2013-09-29 21:44:13 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァ~! だいにんきィ~!」
「がるる!ぐるぐるがるるぐるるる!」(←訳:虎です!売り切れなんてスゴいね!)

 こんにちは、ネーさです。
 現在発売中の『an an』最新号は
 福山雅治さんの表紙&特集で売り切れ店続出!だそうよ。
 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは
 福山さんとはやや異なるタイプながらも
 けっこうなハンサム……なのに
 突拍子もないことを始めちゃった或る男性さんの手記です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
           ―― ぼくはお金を使わずに生きることにした ――



 著者はマーク・ボイルさん、原著は2010年に、日本語版は2012年6月に発行されました。
 英語原題は『THE MONEYLESS MAN A Year of Freeconomic Living』、
 既にメディア等でボイルさんのニュースを
 お聞き及びの方々もおられるでしょうが……

「びッくりィなァ、けつだんッ!」
「ぐぅるるるぅーがるる!」(←訳:チャレンジャーだねえ!)

 題名に偽りなし。
 著者・ボイルさんが決断したのは

 《お金を使わずに生きること》。

「ほんきィなのかなッ??」
「がるるるっ?」(←訳:出来るのっ?)

 アイルランドに生まれ、
 大学卒業後は渡英して
 オーガニック食品会社の運営にたずさわっていたというボイルさん、
 お仕事は順調だったようですが、
 御本人の弁によれば

  《ぼくは疲れた》

 のだそうです。
 おカネがすべてを動かす生活を送ることに。

 そして、決めました。

 お金と決別しよう。
 お金を使わず、生きてゆこう。

「むむむゥ~、むずかしそうッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:壁が高いよ!)

 高い家賃を払う生活から、
 古びたトレーラーハウスへ(トイレなし、バスシャワーなし)。
 食料は山野で採集したり、
 物々交換したり。
 自作のストーブで調理をして、
 ロウソクの灯りで読書。
 車は使わず、徒歩、もしくは自転車で移動(ごくたまにヒッチハイク)。

「うわあああァ~…」
「がるるるゥ~…」

 可能なのか?
 と誰しもが危ぶむ《カネなし生活》。
 ボイルさん自身、最初は四苦八苦し、
 やがてはコツを体得して、
 困難を克服してゆきます。
 いえ、克服しているように見えますが……

 実際には、
 “ツッコミどころ満載”過ぎる、といいましょうか、
 ギリギリだなあ~と心配になってしまう暮らしです。

 病気になったらどうするの?
 (幸いにもボイルさん、丈夫な質であるようです)
 衣服は既製品?
 インターネットは使っているの?
 結局は経済社会と隔絶したわけじゃないのね?

 
 そう批判する人もいますが、
 寒くても、
 つらい思いをしても
 ただもう《カネなし生活》を敢行!

「やめないィのでスねェ~…」
「ぐるるがるぐるぐる?」(←訳:意外に快適なのかな?)

 たっぷり論議を呼びそうな、
 《カネなし生活》実践記。

 おカネを使わずにヒトは生きてゆけるのか?
 という大命題に興味津々の活字マニアさんは
 ぜひ覗き見しちゃってください、ボイルさんのマネーレス暮らし!

「むむゥ~、これはァ~…」
「がるぐるるるるっ?」(←訳:真似できなそうっ?)
 


 
 
コメント
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